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2021.12.03

ドックドッグ企画「犬との幸せエピソード特集」

「犬の幸せは人の幸せ」って本当?犬も人も大切なのは、思いやりの心

夫と私、そして私と一緒に嫁いだミニチュアダックスフンド(メス)のクララ11才。我が家は2人と1頭でのんびりと暮らしています。犬にとっての幸せはどんなことで、私たち人間にとっての幸せは何なのか。一緒に過ごす年数が長くなればなるほど、いて当たり前になってしまいます。
今回は、膝の上でスヤスヤと眠る愛犬を愛でながら、我が家でのエピソードとともに犬と飼い主=家族の幸せとはなんなのかを質問にお答えする形で綴りたいと思います。

#犬との幸せエピソード

後藤 なな/ドッグライター

わが家の愛犬紹介

犬との幸せ 体験談 後藤 なな/ドッグライター

クララはミニチュアダックスフンドの11才、女の子です。生後1ヶ月で我が家にやってきました。
性格は、甘えん坊で食いしん坊で好奇心旺盛なお転婆娘。それでいて人見知りで犬見知りでもある、内弁慶な箱入り娘なんです。

甘えん坊のルーツは大家族

クララはミニチュアダックスを6頭飼っているご家庭で生まれた5頭兄弟のうちの1頭です。生まれたときから「ひとりぼっち」を知らない大家族。人間がお出かけしても、犬の家族が多い環境に生まれました。

我が家に来たのは生後1ヶ月のとき。離乳食を食べるようになったころでした。当時、我が家には先輩犬のミニチュアシュナウザー(メス)がいて、我が家に来てからも「ひとりぼっち」になることはなく、シュナウザーをママのように慕って甘えたい放題。兄弟が多くいた生家より、ママを独占している気分になれていたように思います。

シュナウザーが老衰で亡くなり、それからしばらくして筆者である私が結婚。クララも一緒に嫁ぐことになりました。お留守番も「ひとりぼっち」じゃない。そんな環境で育ったクララ。気がつけば超超超がつく甘えん坊になったのです。

自分のこと、人だと思ってる?

筆者である私の結婚により、夫婦と1頭の生活がスタートしました。主人は犬を飼うことが子供の頃からの夢だったそうで、それはそれはベタベタにかわいがってくれています。

今までは私とクララの関係だけでしたが、主人とクララの関係を客観視することができる生活となり、日に日に主人とクララの行動が似てきていることを実感する毎日。一緒にお昼寝をしていたり、ソファに座ってTVを鑑賞していたり。私が家事をしていてふと視線を感じ、目をやると、主人とクララが同じ表情でこちらを見ているときは思わず笑ってしまいます。

私も一息つこうとソファに行っても私の座る場所はない。そろそろ寝ようかとベッドに行くと私の枕に頭をちゃんと使って、お布団までかけて寝てる始末。ある日クララを抱っこして鏡の前に立ち、「ねぇクーちゃん見てごらん。クーちゃんは犬なんだよ?」とお話したときの哀愁漂うクララの表情はまるで「え?嘘でしょ?そんなはずないよ。」と言っているようでした。

愛犬が「幸せそう」な瞬間ってどんな瞬間?

犬との幸せ 体験談 後藤 なな/ドッグライター

犬はだいたい10数年で生涯を終えます。どうしても擬人化してしまいがちで、愛犬にとっての幸せがどんなものなのかを見失うこともあるような気がします。
我が家のクララが幸せそうなときはどんな時か。短い生涯、なるべく楽しく、なるべく幸せな犬生を送らせてあげたいと考えながらクララの日常生活に目を向けて見た時、とても小さく些細なことがクララにとっては大きな幸せかもしれないと思わされたのです。

犬に顔色がある?顔に出やすいタイプの犬

子供のときから犬と一緒の生活を送ってきた私は、犬の表情から機嫌や感情を読み取ることができるようになりました。犬って本当に表情が豊かだと思うんです。それも1頭1頭、みんな違う。

我が家のクララは、歴代飼ってきたワンコたちの中でも特にわかりやすく表現してくれます。クララは飼い主の膝の上でのんびりすることも大好きですが、ドライブも大好き。車酔い等もしない子なので、長距離ドライブもへっちゃらです。逆に苦手なのは、ほかのワンちゃんがたくさんいる環境。混んでいるドッグラン等に行くと、ベンチの下や遊具の影に隠れてしまいます。

私たちが思うクララにとっての幸せは、家でもお出かけでもとにかく私たちと行動をともにすること。ただそれだけでいいのです。

塵も積もれば山となる

この記事を執筆するにあたって、主人と私で「クーちゃんにとっての幸せってなんだろう」という会話をしました。ご飯を食べているとき?なんか違う。お散歩してる時?うーん。私たちが一緒にいる空間で安心して寝ている時と、抱っこされているときかも!という結論に至ったのです。

どこか擬人化して考えてしまい、一緒に旅行をしてるときとか、お出かけをしているときを想像していましたが、クララにとっての幸せは私たちと何気ない日常をともに過ごすこと。安心していられること。決して特別なことではないような気がします。

共働きであるため、クララだけでお留守番をしなくてはならない生活になり、分離不安の症状も見られるようになって、獣医さんに相談したこともありました。最近は症状も落ち着き、朝から私たちが帰るまで、必死に寂しさと戦っているのだと思います。だからこそ、みんな揃って過ごす日常は私たちにとって日常でも、クララにとっては特別な1日に感じているのだろうと思います。

飼い主として「幸せ」を感じる瞬間は?

犬との幸せ 体験談 後藤 なな/ドッグライター

日常生活においてふと「犬を飼っていてよかった」と思う瞬間は、愛犬家さんなら誰しも感じたことのある感情ではないでしょうか。我が家も「クララがいなかったらこうはなってなかったな~」と思うことがよくあります。

暖かく豊かな心をそっと運んでくる

一緒に過ごせば過ごすほど、行動も主人に似てきていると前述しましたが、そんな愛犬の行動でついつい私たちも笑顔になる瞬間が多くあります。眠そうな表情のクララがトボトボ歩いて、ゴロリと横になり、大きなため息を付いた時やソファに座って視線をTVに向けている時。「あーこの子は私たちと生活をしているんだ」と感じたとき、小さな幸せを感じます。

クララの話をしているときや、クララの行動を見守っているとき。私たちはいつも笑顔です。もしもうちにクララがいなかったら・・・今みたいに穏やかな気持で過ごすことができていたのかと考えると、想像もつきません。

犬の幸せは人にとっても幸せ

結局のところ、クララが幸せそうにしていることが私たちにとっての幸せでもあるのだと思うのです。

クララが幸せそうに寝ている顔を見ることや私か主人に抱っこされて、得意そうで満足そうな表情を浮かべている時などにものすごい幸せを感じるのです。

こうして記事を執筆している現在も、クララは私の膝にアゴをのせて幸せそうな顔でスヤスヤと眠っています。かわいい愛犬が自分の膝の上で安心しきっているこの現状に、幸せを感じないわけがない。「この飼い主と出会えてよかった!」と思っていてもらえたら、私たちにとって、それ以上の幸せはありません。

これからの「犬をとりまく社会」どうなっていってほしい?

犬との幸せ 体験談 後藤 なな/ドッグライター

もともとは犬の社会と人間の社会があったのだろうと思いますが、現代はどこか人間の社会で犬が暮らしているように見えます。
その社会は犬にとって幸せに暮らせる社会なのだろうか。その鍵を握るのは他の誰でもない。私たち人間ではないでしょうか。

人によって生まれる、かわいそうな犬

冒頭に記述したクララの先輩犬であるミニチュアシュナウザーは、保健所に収容された保護犬でした。

複数回出産した跡がみられることから、おそらく繁殖犬だったのではないかと職員の方から言われました。犬が自分から保健所に行くことがあるでしょうか。ないです。絶対にないです。

人間が作った人間にとって都合の良い社会で生きる犬たちは、良い飼い主に恵まれ、ゆっくりと眠る場所や栄養価の高いご飯、そして何より安心できる飼い主と出会うことで犬にとっての人間の社会というものが、幸せな社会になっていくのではないでしょうか。

凡事徹底で犬も人も暮らしやすい社会に

犬にとっての社会がより良い社会になっていくためには、人間の努力が必要不可欠です。

それは決して難しいことではありません。自分が飼った愛犬が年をとって息を引き取るその瞬間まで、ありったけの愛情を注ぐ、それだけです。多頭飼育崩壊や殺処分等、全て人間が作ってしまった犬にとってネガティブな社会だと思います。

犬が暮らしやすい社会にしていくために、人間は適切なしつけを行うこと、犬が生活しやすい空間を提供すること。そのような当たり前とも言えることを凡事徹底する人ばかりになれば、犬を取り巻く社会も変化していくのではないでしょうか。

犬と人、どちらも幸せな毎日を過ごすために大切なこと

犬との幸せ 体験談 後藤 なな/ドッグライター

人間の幸せと犬の幸せは、必ずしもイコールの関係ではないと思います。それでも、人間が癒しを求めて犬を飼育する以上は、人間は犬を幸せにしなくてはなりません。犬は愛情をかければかけた分、必ず癒しや愛情を人間に返してくれる動物だと思います。人が人と生きていくのと同様に、犬と人間の生活の中で大切なのは、「思いやりの心」。心に人間も動物も境目はないのではないでしょうか。

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  • 更新日:

    2021.12.03

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