
犬が紅茶を飲んでしまうと中毒症状を引き起こす恐れがあるので、絶対に与えてはいけません。ストレートだけでなく、ミルクティーやレモンティーであっても、犬にとって有害なことに変わりなく、飲ませるのはNGです。
また、紅茶の葉を大量に食べて命を落としてしまったという事例もあります。愛犬の届かないところに保管するようにしましょう。

犬に紅茶を与えてはいけない理由は、以下の2つです。
紅茶には中毒を引き起こす原因となるカフェインが含まれているので、犬に飲ませてはいけません。カフェインには中枢神経興奮作用があり、犬がカフェインを過剰に摂取すると、さまざまな中毒症状を引き起こします。
一般的に、犬の体重1kgあたり約20mgのカフェインを摂取すると症状が現れ始め、カフェイン120~200mgが致死量といわれています。紅茶には100mlあたり約30mgのカフェインが含まれているので、例えば体重3kgの犬の場合、紅茶200ml(約ティーカップ1杯)を飲むと症状が出る恐れがあるということです。
ただし、犬はカフェインに対する感受性が高いうえに個体差があるため、上記の量以下でも症状が現れることがあります。
尿路結石症の原因となるシュウ酸が多く含まれているため、犬に紅茶を与えてはいけません。尿路結石症は、尿の通り道に結石ができることで痛みや血尿、排尿困難などさまざまな症状を引き起こす病気です。結石はシュウ酸を過剰に摂取するとできやすいので、あえて紅茶を犬に与える必要はありません。

愛犬が紅茶を飲んでしまったときには、焦らず適切に対処する必要があります。
愛犬が紅茶や茶葉を口にしてしまったときは、摂取した量にかかわらず速やかに動物病院へ連絡しましょう。いつ・どのくらい・何の種類の紅茶を飲んだのかをできるだけ詳しく伝え、獣医師の指示に従って対応してください。
夜間の場合は、救急対応している動物病院へ連絡しましょう。様子を見ても大丈夫だろうと自己判断をしたり、無理に吐かせようとしたりすると愛犬の体調が悪化する恐れがあります。獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。
愛犬が紅茶を飲んでしまって、すでに何らかの症状が見られる場合は、可能であれば愛犬の様子を動画に撮っておきましょう。
異変が起きた愛犬の姿を見てパニックになってしまうかもしれませんが、愛犬の状態を撮影しておけば、症状を詳しく伝えられ診察の参考になります。

犬が紅茶を飲んでしまった場合、飲んでから1~2時間程度経ってから中毒症状が起こることが多いといわれています。以下の症状が出たら速やかに動物病院を受診しましょう。
カフェイン中毒の初期症状は、以下が挙げられます。紅茶を摂取してから時間が経つほど重症化するリスクが上がるので、何らかの症状が見られた際は早めに対処しましょう。
中度の場合は循環器などに影響が出て、頻脈や不整脈などの症状が見られます。
症状が進行し重度になると、痙攣やてんかん発作を誘発することがあります。これらの症状が見られる場合は、危険な状態で緊急性が高いので、すぐに動物病院に連絡し獣医師の指示を仰ぎましょう。

カフェインに対する感受性は、それぞれの犬によって異なります。間違って愛犬が紅茶を飲んでしまった際は、速やかに動物病院へ連絡して適切に対処しましょう。
また、紅茶のティーバッグをいたずらして口にしてしまうようなことも考えられます。愛犬が誤飲しないように日頃から注意しましょう。