煮ても焼いても、そして生でも美味しく食べることができるかぶ。丸くて白い根の部分と葉のどちらも食べられることが特徴の野菜です。
また、根の部分と葉では、栄養価に違いがあるため、両方を食べることがおすすめです。
特に、つい捨ててしまいがちな葉は緑黄色野菜に分類され、根の部分よりも栄養価が高いため、犬に与えるときは葉も忘れずに調理してあげましょう。
かぶには、白い球状の他に赤、紫色などさまざまな色や大きさがあります。日本書紀にも記録されているほど古くから日本人に親しまれている野菜がかぶです。
全国各地それぞれの土地で発展したことから、地域ごとにさまざまな品種が栽培されていますが、ここでは一般的な白い球状のかぶの栄養素についてご紹介します。
かぶには、消化酵素であるアミラーゼが含まれています。アミラーゼは、デンプンを分解し消化を助ける働きがある栄養素で、大根にも多く含まれていることで知られています。
かぶには、不溶性と水溶性の2種類の食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内細菌のバランスを整える作用があります。
かぶに含まれている食物繊維はデトックス効果が高いことでも知られ、古くから胃腸の不調時にはすりおろしのかぶが食されています。
体内の余分な水分を排出する働きがあるカリウムがかぶには含まれています。カリウムは、犬にとって必須のミネラルの一つで、細胞が正常に働くために欠かせない栄養素です。
緑黄色野菜に分類されるかぶの葉には、βカロチンやビタミンCが豊富に含まれています。中でもβカロチンは、犬の皮膚や粘膜の維持に欠かせない栄養素。
さらに、高い抗酸化作用から免疫力アップにも役立つとされています。
かぶの葉には、カルシウムが100gあたり250mgとたっぷり含まれています。カルシウムは犬にとって必要不可欠な栄養素です。
また、かぶの葉にはリンもたっぷり含まれているので、カルシウムとリンをバランスよく摂取する必要がある犬にとって有効な食材と言えます。
造血のビタミンとも呼ばれる葉酸がかぶの葉には豊富に含まれています。葉酸は、細胞の生産や再生を助け、鉄とともに赤血球を作るのに欠かせない成分です。
犬にとっても栄養豊富なかぶですが、アブラナ科の野菜であるため、体質によっては、食べさせない方がいい場合やアレルギー症状を発症する可能性もあるため注意が必要です。
かぶに含まれている辛味成分がイソチオシアネートです。犬にアブラナ科の野菜を与える時には注意が必要と言われるのは、このイソチオシアネートが含まれていることから。
この成分は、大量に与えると胃腸に刺激を与えてしまう可能性があるため、与える際にはごく少量からにして様子を見ることがおすすめです。
かぶに限らず、アブラナ科の野菜には甲状腺ホルモンの分泌を妨げる成分であるゴイトロゲンが含まれています。
また、健康な犬でも大量に摂取することで、甲状腺機能低下症を発症することがわかっているため、与えすぎには注意が必要です。
かぶの根の部分は、生でも食べられるますが、消化吸収のためには加熱調理をしてあげることがおすすめです。かぶは、薬膳では胃腸を温め、咳を鎮める作用があるとされています。ここでは、犬にも美味しいかぶのレシピをご紹介します。
体を温めるかぶと鶏肉を使った寒い日に最適なレシピです。かぶの葉も一緒に柔らかく煮て、栄養豊富なスープを作りましょう。
材料
作り方
かぶを柔らかく煮て作る、胃腸にやさしいレシピです。
材料
作り方
栄養価が高くまた短時間の調理で柔らかくなるかぶは、犬ご飯にトッピングするのに最適な食材です。体を温める作用のほかに、胃腸の調子を整えてくれる栄養素も含まれているので、寒い季節にお腹の調子が悪くなるコにはぴったりの食材と言えます。
また、下痢をした時やお腹の調子が悪い時には、かぶをすりおろしてスープで煮てあげることで、水分補給にもなるお腹に優しい一品ができます。
ぜひ、かぶを上手に使って犬ご飯にトッピングしてあげてくださいね。