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ベージュの毛のポメパグが草むらの上に立っている
犬種図鑑
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2021.12.13

ポメパグってどんな犬?個性豊かなビジュアルと愛らしい性格が人気

みなさんは「ポメパグ」をご存じですか?その名の通り、ポメラニアンとパグのミックス犬です。似ても似つかない両犬種を親に持つポメパグ、どんなコなのかちょっと興味ありませんか?
今回は、ポメパグの個性的な外見はもちろん、特徴や性格、しつけ方法などを詳しく掘り下げてご紹介したいと思います。ちょっと珍しい犬種に興味のある方は必見ですよ!

文:Qt/家庭犬トレーナー

ポメパグの両親犬|何と何のミックス?

茶色の毛のポメラニアンとクリーム色の毛のパグが草むらを一緒に走っている

チワックスやマルプーなど、人気犬種を両親に持つミックス犬の人気が高まっています。ポメパグもそんなミックス犬の仲間で、愛嬌のある外見とフレンドリーな性格がかわいいと人気です。

両親犬

ここからは、ポメパグの両親であるポメラニアンとパグについて簡単にご紹介します。

ポメラニアン

誰が見ても、どの角度から見ても、安定感のあるかわいらしさで人々を魅了するポメラニアン。フサフサの毛皮や真ん中にキュッと集中した小顔、チョコチョコとリズミカルに歩く姿など、どこを切り取っても王道をゆくかわいさは、まさにアイドル犬!

また、好奇心旺盛で活発な性格もみんなに愛される要因になっています。

パグ

シワシワのおでこ、ペチャンコのお鼻、大きく笑ったお口、そこからちょっとのぞいているベロ。「愛嬌のある」という言葉がピッタリのパグは、性格もおおらかでフレンドリー。まさにムードメーカー的な存在です。

小型犬に多い神経質さもないので、愛犬と明るく楽しく暮らしたいという方にはぴったりの犬種です。

名前のルーツ

両親犬であるポメラニアンとパグを組み合わせて「ポメパグ」と呼ばれています。ただ、固有の犬種ではなくミックス犬のため、呼び名は正確には決められていません。そのため、並びを逆にした「パグポメ」と呼ばれることもあります。

活躍の歴史

ポメパグの歴史はまだ浅く、誕生したのは近年のことです。そして、まだ正式な犬種として認められていないので、ジャパンケネルクラブなどへも登録されておらず、データもそれほど揃っていないというのが現状です。

ミックス犬の人気がさらに拡大し、犬種として固定化されるのにはまだ時間がかかるかもしれませんね。

ポメパグの外見の特徴

ポメラニアンとパグという、そもそもまったく似ていない2犬種から生まれるコなので、どこがどちらに似るのかでまったく違った外見になるというのも、ミックス犬ならではの楽しみと言えるでしょう。

ただ傾向としては、パグの特徴的な鼻ぺちゃと顔の黒さが受け継がれることが多い印象です。また、たれ耳か立ち耳かによっても大きく印象が変わってきます。

体重・体高

ミックス犬は、成犬時の大きさにも幅があり、なかなか平均値を出すのが難しいところもありますが、一般的に両親の中間くらいの大きさになるため、2.2kg~7.2kgくらいが目安になります。体高は、20cm~33cmほどで、ちょっと大きめの小型犬サイズと言えるでしょう。

ココがチャームポイント!

ポメパグのチャームポイントはもちろん、そのオンリーワンの強烈な個性。それぞれが違う特徴を持ち、パグっぽくもあり、ポメのようでもある、ユーモラスな外見は見れば見るほど愛おしくなっていくことでしょう。

被毛の特徴

パグはツルっとしたスムースコートで、一方のポメラニアンはフワフワで毛量の多い被毛が特徴です。そのためポメパグは、その中間ともいえる短めのフワっとした被毛のコが多いようです。

コートタイプ

パグもポメラニアンもどちらもダブルコートの犬種なので、ポメパグも同じくダブルコートになります。どちらも抜け毛の多い犬種として知られているので、ポメパグも抜け毛の多さは覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。

代表毛色

ポメパグの毛色は、パグの代表的な毛色であるフォーン(薄茶色)をベースに、顔の部分もパグのような黒というカラーリングが一般的ですが、ポメラニアンの毛色は実に多種多様なため、どんな色のコがうまれるかは実際のところ分かりません。

一緒にうまれた兄弟でも色が違うことも珍しくないので、それぞれの個性を楽しみましょう。

お手入れ方法と注意点

先述した通り、ポメパグは抜け毛の多い犬種のため、こまめなブラッシングが欠かせません。パグのように短い被毛であったとしても、日常的に抜け毛は出るので、ラバーブラシやスリッカーなどで取り除いてあげてください。

また、シャンプーも月に1度はするようにして、皮膚トラブルを防ぎましょう。

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ポメパグの性格の特徴

ポメラニアンとパグ、どちらに似ても、好奇心旺盛で活発な性格になるでしょう。また、両犬種とも遊び好きなので、一緒に遊ぶ時間をできるだけ多く作ってあげるようにして、愛犬とのコミュニケーションを楽しめるのもポメパグの魅力の1つです。

明るく活発

パグもポメラニアンも、いつもニコニコ笑っているというイメージがありますよね。その子どもであるポメパグも、両親の明るい性格を引き継ぎます。また、好奇心旺盛で、飼い主さんに従順なところも共通しているので、しつけやトレーニングはゲーム感覚で楽しく行いましょう。

賢く勇敢

性格がポメラニアンに似た場合には、警戒心の強さや勇敢さを引き継ぐこともあります。小さな物音に反応したり、インターホンの音に吠えたり、番犬になろうとがんばってしまうことも。それを望んでいない場合には、早い段階で吠えないしつけをしましょう。

ポメパグは賢い犬種なので、物覚えもよく、しっかり教えればそれにちゃんとこたえてくれるはずです。

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こんなしつけが必要

ここからは、ポメパグのしつけのコツと注意点についてご紹介します。

しっかりとコミュニケーションをとろう

ポメラニアンもパグも、甘えん坊で寂しがり屋なところがあるため、できるだけ留守番の時間を短くし、一緒に過ごす時間を確保してあげることが大切です。あまり構ってあげないと、愛犬との絆もあやふやになってしまい、問題行動を引き起こしやすくなってしまいます。

一日10分でもいいので、愛犬と思いっきり遊んであげる時間を作りましょう。

無駄吠えさせないトレーニングをしよう

パグに似た場合はおっとりと穏やかで無駄吠えもあまりしませんが、一方のポメラニアンは、スピッツ系統の犬種ということもあり、それを引き継いだ場合にはポメパグであっても、吠えやすいコになってしまう可能性があります。

警戒心や心細さから吠えてしまうことがほとんどなので、愛犬がどういうタイミングで、何に対して吠えているかをよく観察し、吠えなくても大丈夫なことを根気強く教えてあげましょう。まずはオヤツを使って、吠える対象から気をそらす練習から始めてみるのがおすすめです。

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ポメパグの平均寿命と気をつけたい病気

ここからは、ポメパグの平均寿命やかかりやすい病気など、健康面で気をつけるべき注意点をご紹介します。

平均寿命

ポメパグはまだ歴史の浅い犬種なので、寿命に関してのデータもあまり多くありません。平均寿命の目安は他の小型犬と同様に、12年~15年ほどが一般的と言われています。

気をつけたい病気

どんな病気にかかりやすいのかを知っておくことで、あらかじめ予防対策ができたり、早期発見が可能になったり、愛犬の健康寿命をのばすことにもつながります。ぜひポメパグを家に迎える前に病気の知識を蓄えておきましょう。

軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)

パグのような鼻ぺちゃの短頭種に多いのが、軟口蓋過長症です。ポメパグもパグに似た顔つきの場合には、この病気に気をつけましょう。

先天的な病気で、症状としては、寝ている時に大きないびきをかいたり、興奮するとゼーゼーと息苦しそうにしていたり、日常生活で呼吸が苦しそうに見えたらこの病気を疑ってみてください。

外科手術によって治療しますが、若いうちの方が効果的と言われているため、早めの処置がおすすめです。

皮膚炎

パグのように顔にシワのあるコは、その部分に汚れがたまりやすく、お手入れをしないと菌が繁殖して皮膚炎になってしまうことも。もちろん、こまめなシャンプーをしてあげるのが好ましいのですが、忙しい時には濡れタオルで拭いてあげるだけでも十分です。

ただ、濡れたまま放置してしまうと、菌の繁殖につながってしまうので、しっかりと乾かしてあげることが大切です。

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ポメパグは愛情深く好奇心旺盛な犬種

茶色の毛のポメラニアンとクリーム色の毛のパグがラグの上で並んで伏せをしている

パッと見ると「何犬?」と興味をそそられる個性的なビジュアルのポメパグ。そして、その愛嬌のある見た目以上に愛おしいのは、私たち飼い主へ注いでくれる惜しみない愛情です。
また、好奇心旺盛で、いろいろなことに興味を示してくれるので、愛犬と一緒に遊んだり、お出かけしたり、アクティブに行動する楽しみも増えますね。
ほかのどの犬にも似ていないオンリーワンのポメパグの魅力的な個性を尊重し、愛犬に負けない愛情を注いであげましょう。

参考文献
  • 更新日:

    2021.12.13

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ライター・専門家プロフィール
  • Qt
  • 家庭犬トレーナー
  • 動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。 シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。