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犬種図鑑
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2021.12.17

チワズーってどんな犬種?オンリーワンの個性と飼いやすさが魅力

クリクリの潤んだ瞳と、ちょっと鼻ぺちゃで愛嬌のある顔立ちがキュートなチワズー。様々な種類のミックス犬がいる中でも、人気の組み合わせと言えるでしょう。
今回は、チワズーの性格や特徴、また、お手入れ方法や気をつけたい病気などを詳しくご紹介します。チワズーをこれから迎えたいとお考えの方や、チワズーのことをもっと知りたい!という方はぜひご覧ください。

文:Qt/家庭犬トレーナー

チワズーの両親犬|何と何のミックス?

白と茶色の毛のチワワと白と茶色の毛のシーズーが並んでいる

チワズーは人気犬種同士のミックス犬です。チワズーという名前を初めて聞いたという方でも、その名からきっと両親犬を想像できるのではないでしょうか。

両親犬

チワズーの両親は、ご想像のとおり「チワワ」「シーズー」です。どちらも人気の小型犬ですね。ちなみに、お父さんとお母さんはどちらの犬種でも構いません。

チワワ

片手で抱っこができるほどのコンパクトサイズと、活発で明るい性格のチワワは、人気犬種ランキングでは常に上位にランクインするほどの人気犬種です。

大きくて潤んだ瞳と、か細い手足、成犬になっても子犬のようなかわいらしさを持ち、守ってあげたい!という衝動にかられますよね。

シーズー

おっとりと穏やかな性格のシーズーは、初めて犬を飼う方でも飼いやすい犬種として知られています。気づけばいつもそっとそばにいてくれるような存在で、家族みんなの心を和ませてくれます。

また、シルクのような被毛はずっと触っていたくなるような手触りで、癒やし効果も抜群です。

名前のルーツ

チワズーの「チワ」は、「チワワ」から、「ズー」の部分は「シーズー」からつけられています。ですが、まだ正式に確立された犬種ではないため、呼び名は一定ではありません。ほかの呼び名としては、「チワシー」や「シーチワ」、「チーズー」などとも呼ばれることもあります。

活躍の歴史

人気犬種同士のミックス犬が一般的になってきたのは、近年になってからのことです。そのため、チワズーの歴史はまだ浅く、あまりデータも多くありません。

ただ、ミックス犬の人気は増加傾向にあるため、以前よりもチワズーを家に迎え入れやすい状況になってきています。一部のペットショップや、ブリーダーさんから譲り受ける方法が一般的です。

チワズーの外見的特徴

「チワワ」と「シーズー」を両親に持つチワズーは、両者の特徴をそれぞれ受け継ぎます。チワワの特徴が強く現れるコもいれば、シーズー寄りのコもいて、同じ兄弟でも見た目が全然違うことも。それぞれの個性をより楽しめるのが、ミックス犬の魅力でもあります。

体重・体高

チワズーのようなミックス犬は個体差が大きので一概には言えませんが、体重は3kg~7kgほど、体高は18cm~25cmくらいが大きさの目安になります。

ココがチャームポイント!

チワズーの魅力は、まるでぬいぐるみのようにキュートなその見た目ではないでしょうか。もちろん、チワワかシーズー、どちらにより似ているかによって外見はまったく変わってきますが、両犬種で大きく違うのは、立ち耳か垂れ耳かというところ。

チワワのような立ち耳のコはシュッとした印象に、シーズーのような垂れ耳のコは優雅なイメージになりますね。

被毛の特徴

シーズーは美しいロングコートの犬種です。一方、チワワはロングコートとスムースコートの2種類の被毛タイプがあり、親犬がそのどちらなのかによって、誕生するチワズーの被毛も大きく変わってきます。

コートタイプ

チワワもシーズーもどちらもダブルコートの犬種のため、その子どもであるチワズーもダブルコートになります。ダブルコートとは、オーバーコートとアンダーコートの2層構造の被毛のことで、アンダーコートのないシングルコートの犬種に比べ、保温力が高く、抜け毛が多いという特徴があります。

代表毛色

チワズーの毛色は、「ブラウン&ホワイト」や「クリーム」、3色カラーの「トライカラー」などバラエティに富んでいます。シーズーもチワワも毛色の種類が多いため、チワズーも色や柄なども様々で、それぞれの個性を楽しめるのも大きな魅力の1つと言えるでしょう。

お手入れ方法と注意点

チワズーは先述した通りダブルコートの犬種ですが、シーズーが持つ特徴からそれほど抜け毛は多くないと言われています。ですが、ブラッシングなどのお手入れを怠ると毛玉ができたり、皮膚が蒸れて皮膚病を引き起こしたりすることもあるので、被毛のお手入れはしっかりとしてあげる必要があります。

また、シャンプーも2週間~1か月に1回を目安にしてあげましょう。

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チワズーの性格の特徴

チワワもシーズーもどちらも長い間、コンパニオンドッグ(伴侶犬)として愛されてきた歴史があります。

両犬種ともに愛情深く、活発で、一緒にいるだけで幸せな気持ちにさせてくれる、まさに理想の家庭犬と言えるでしょう。その子どもであるチワズーも両親の性格を引き継ぎ、飼いやすく、人なつっこいコが多い印象です。

愛情深くフレンドリー

チワズーがシーズーの性格を大きく引き継いだ場合には、友好的で愛情深い性格に。家では穏やかにゆったりと過ごしますが、外へ出ると活発で、飼い主さんと一緒に遊ぶのも大好きなアクティブな一面もあり、一緒にお出かけするのがきっと楽しみになりますよ。

注意深く勇敢

チワワの性格を色濃く受け継いだ場合には、大型犬にも果敢に挑んでいくような勇敢さを持つ性格になるかもしれません。また、飼い主さんや家族にはとても愛情深く接しますが、知らない人や初めて行く場所を警戒する注意深い一面を見せることも。

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こんなしつけが必要

外見同様、どんな性格のコなのかは、生まれてきてからのお楽しみです。そのコの個性を尊重し、性格に合ったしつけをしましょう。

社会化期に色々な経験をさせてあげよう

チワワのように警戒心の強いコだと、すぐに「キャンキャン」と吠えるようになってしまうことも。不安や恐怖心から吠えてしまう場合が多いので、子犬から迎える場合には「社会化期」と呼ばれる生後3ヶ月半頃までにたくさんの経験をさせてあげましょう。

そうすることで、ほかの犬との付き合い方や日常生活でのちょっとした刺激にも対応しやすくなります。

甘やかさず一貫したしつけを

シーズーの性格を受け継いだ場合には、独立心が強くマイペースな性格があらわれることもあります。それ自体は決して悪いことではありませんが、きちんとしつけをしないとマイペースがワガママに変わってしまうことも。

そうなってしまわないように、ダメなことはダメと一貫性を持たせ、メリハリをつけたしつけを心がけるようにしましょう。

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チワズーの平均寿命と気をつけたい病気

ここからはチワズーの健康面での注意点をご紹介します。

平均寿命

チワズーの平均寿命は、ほかの小型犬と同様12年~15年ほどと言われています。ですが寿命は、飼育環境や毎日の食事などによって大きく変化するもの。定期的な健康診断やそのコに合ったフード選びで、健康寿命をのばす努力をしてあげたいですね。

気をつけたい病気

チワズーが気をつけなければいけない代表的な病気は下記のとおりです。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、小型犬によくみられる関節疾患で、先天性のものと後天性のものがあります。

簡単に説明すると、膝のお皿部分が外れてしまい、重症化すると痛みを伴い歩行が困難になってしまうという病気。子犬期に発症することも多く、症状の程度によって治療法も異なります。

サプリメントや鎮痛剤などを摂取したり、重度の場合は外科的手術をおこなうこともありますが、私たち飼い主ができる対策としては、愛犬の体重管理床を滑らない素材に変えるなど、愛犬に負担をかけないようにしてあげることが大切です。

角膜炎

チワズーは目がクリっと大きなコが多く、目に刺激を受けやすいため、角膜炎にかかってしまうこともあります。症状としては、涙や目やにが多く出たり、まばたきの回数が増え、目をシバシバさせたりします。

また、重症化すると角膜が白く濁ることもあり、早めの対策が重要です。

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チワズーは愛情深く活発な犬種

クリーム色とベージュの毛のチワズーが顔を見上げている

チワワとシーズー、どちらに似ても愛情深い性格のチワズー。それぞれが違う個性を持って生まれてくるため、そのコにしかないオンリーワンのオリジナリティが大きな魅力です。
また、成長につれて見た目や性格が変わってくることもあるので、常に変化を楽しめるのもミックス犬ならでは。
個性を尊重し、いい所はほめてどんどん伸ばしてあげましょう。

参考文献
  • 更新日:

    2021.12.17

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ライター・専門家プロフィール
  • Qt
  • 家庭犬トレーナー
  • 動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。 シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。