magazine

舌なめずりする可愛い犬
食べもの
鉛筆アイコン

2021.12.05

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第4部】|vol.16

パートナーに優しいレシピ|犬が食べられるもの食べられないもの一覧

これから年末にかけて、いつもよりもたくさんの食材を扱う機会が増えるのではないでしょうか。今日は犬が食べられるもの、食べられないものを、野菜、果物、肉、魚、その他として一覧にしてみました。うちのコにあげた時の様子なども織り交ぜてご紹介します。
犬が食べられない人間用の加工品は、犬が食べられる代用品も考えてみました。一緒にご覧ください。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/犬の東洋医学生活管理士

野菜と果物は少量を細かく刻んであげる

ピーマンパプリカレモンブロッコリーの入ったカゴの近くに座ってカメラを見上げる可愛い犬

犬は野菜や果物をたくさん消化するのが苦手です。野菜はすりおろしたり、細かく刻んだり、加熱したりしてあげるのがおすすめです。

果物は生であげることがほとんどですが、こちらも小さく刻むか、潰してペースト状にしてあげる方が消化しやすくなります。

1日の目安量は、おやつであげる場合、野菜と果物を合計して体重5kgで10〜30gになります。

犬と野菜・果物との相性一覧表

一覧の見方は以下のようになります
◯:食べてもトラブルが起きにくいもの
△:注意が必要なもの・条件があるもの
X:食べさせてはいけないもの

野菜の一覧

名称判定コメント
アイスプラント × 塩分過剰摂取のおそれ有
アスパラガス 加熱して細かく刻む
カボチャ 加熱必須。タネとワタは取り除く
サツマイモ 糖分と食物繊維に注意。食べ過ぎは肥満と下痢の原因に
スプラウト 生でOK。細かく刻んで
ダイコン 生、加熱どちらもOKだが葉は加熱する。辛みに注意
トマト 熟していないもの、葉の部分はダメ
ニラ × 命に関わるため絶対ダメ
ニンジン 基本加熱。すりおろしはOK。うちの子は加熱しても大きなままだと消化不良になりました
ニンニク 評価に賛否両論有。無理に与えないことをおすすめします
ネギ類 × 命に関わるため絶対ダメ
ハクサイ 加熱おすすめ。うちのコは白い部分を生で食べてお腹を壊しました
バジル 生でOK、細かく刻む
パセリ 生でOK、細かく刻む
ブロッコリー 加熱して細かく刻む
マッシュルーム 犬には加熱して与える
ミント 生でOK、細かく刻む
ラッキョウ × 命に関わるため絶対ダメ

果物の一覧

木の実も果物として記載しました。

名称判定コメント
イチゴ 10個以上食べても平気な小型犬もいますが、体重5kg当たり1個が目安です
キウイ 食物繊維が多いので食べ過ぎに注意
ギンナン × 犬に毒性有
加熱し渋皮を取った実の部分だけにすること。味付けしたものはNG
ドライフルーツ 高カロリーで肥満の元に。体調を崩しやすくなることもある。レーズンは絶対ダメ
ナシ 皮は剥く
バナナ うちのコは時々嫌がります
ブドウ(レーズン含む) × 命に関わるため絶対ダメ
ブルーベリー 糖分と食物繊維に注意、食べ過ぎは肥満と下痢の原因に
プルーン × 特にドライプルーンは命に関わるため絶対ダメ
マンゴー 皮とタネは与えないこと
みかん 皮、薄皮、すじ、タネはNG。うちのコはみかんは好きではないようです
リンゴ すりおろし、加熱どちらもおすすめ

散歩中に食べてしまう草にも注意を

余談になりますが、散歩中に草を食べる子も多いのではないでしょうか。草を食べて吐いてスッキリする子もいますが、うちのコの場合は吐くことはなく全部排泄されます。その時、草は全く消化されていないことも多くて、長いまま出てくることもあります。

もし草を食べた次のトイレで愛犬が排泄した時にお尻を気持ち悪がっていたら、草が肛門の辺りで止まってしまっているかもしれません。草が飛び出していたら、ゆっくりと引っ張って出してあげると解決します。この時勢いよく引っ張ると草の端で肛門を傷つけてしまうことがあるので、そっと引っ張るようにしてあげてくださいね。

肉は脂肪に注意・魚は骨と量に注意

皿の上に乗った生肉を見つめる犬

犬はタンパク質を消化するのは得意です。特に肉はアレルギーがなければ問題が起きることは少ないと考えられます。ただし、脂肪分が肥満の原因になりやすかったり、連日おやつとして大量にあげることはリンの過剰摂取になったりするので、量の加減は必要です。

魚などの海産物は、肉に比べると犬には少し注意が必要になります。小骨もそうですが、うちのコの場合は魚の脂が少し苦手なようで、特に鮭を食べるとお腹がゆるくなったりします。また、魚もリンの過剰摂取になりがちな食べ物です。

適量の目安は、体重5kgのうちのコの場合、肉は1日30g前後、魚は10g(刺身1切れ)としています。ただし、人間用に加工された食品は、量に関わらず与えないようにしてください。

犬と肉・魚との相性一覧表

一覧の見方は以下のようになります
◯:食べてもトラブルが起きにくいもの
△:注意が必要なもの・条件があるもの
X:食べさせてはいけないもの

肉類の一覧

人間用の加工品も含みます。

名称判定コメント
猪肉 加熱必須、脂肪部分は除去して
鴨肉 加熱必須
牛肉 加熱必須。脂肪分の多い部分は与えないこと
鹿肉 加熱必須
七面鳥(ターキー) 加熱必須
ソーセージ × 塩分、糖分、調味料、添加物が犬の体に負担が大きい
鶏肉 加熱必須。皮は脂肪分が多いので与えないこと
馬肉 馬刺しは生OK、でもうちのコは3切れ食べたらお腹がゆるくなりました
羊肉 加熱必須
豚肉 加熱必須。脂肪分の多い部分は与えないこと
フライドチキン × 油分、塩分、香辛料が犬の体に負担が大きい
ベーコン・ハム × 塩分、糖分、調味料、添加物が犬の体に負担が大きい
焼豚 × 塩分、糖分、調味料が犬の体に負担が大きい

魚類の一覧

人間用の加工品も含みます。

名称判定コメント
イカ(スルメ含む) 犬が体調を崩しやすい食べ物
エビ 犬が体調を崩しやすい食べ物
貝類 犬が体調を崩しやすい食べ物。ただし犬用に加工されたおやつはうちのコでは問題ありませんでした
カニ 犬が体調を崩しやすい食べ物
カマボコ × 塩分、糖分、調味料、添加物が犬の体に負担が大きい
魚肉ソーセージ × 塩分、糖分、調味料、添加物が犬の体に負担が大きい
加熱必須。うちのコは鮭の脂はお腹がゆるくなりがちです
タコ 犬が体調を崩しやすい食べ物
マグロ 刺身用は生OK

ゆで汁を捨ててあげると脂肪とリンが減る

肉や魚は、ゆでてからゆで汁を捨ててあげることで、リンの摂取を少し減らすことができます。他の栄養素も流れてしまうのがもったいないのですが、気になる時はお試しください。

人間用の加工品は欲しがってもあげないで

クッションの上に座って物欲しげに見つめる犬

人間用に加工された食品は、塩分、糖分、調味料が良くないというだけでなく、人工甘味料は犬の体に害があったり、人工添加物で肝臓に負担をかけてしまったりすることがあります。

少しの量なら問題ないものもありますが、一度そのおいしさを知ると、犬は毎回欲しがるようになり、食の好みが変わってしまうこともあります。人間用に味付けされた食品は、味を知らないでいる方が愛犬は幸せではないでしょうか。

犬と色々な食べ物との相性一覧表

一覧の見方は以下のようになります
◯:食べてもトラブルが起きにくいもの
△:注意が必要なもの・条件があるもの
X:食べさせてはいけないもの

名称判定コメント
アイスクリーム 脂肪分、糖分の摂り過ぎ注意。人工甘味料は味見だけでも危険なので絶対ダメ
味付けしたサラダ × 塩分、糖分、調味料が犬の体に負担が大きい
甘酒 アルコール無し、味付け無しのもの限定でOK
アマニ油 小さじ1杯程度を上限にすること
アルコール類 × 命に関わるため絶対ダメ
味付けしたものはNG。小豆をゆでただけなら少量OK
エゴマ油 小さじ1杯程度を上限にすること
オートミール 甘みのついていないものはOK
おでん × 塩分、糖分、調味料が犬の体に負担が大きい
ケーキ(人間用) × 脂肪分、糖分の摂り過ぎ、小麦アレルギーはスポンジもNG
ココナッツオイル 犬が食べることに賛否両論あるオイルです
チーズ 人間用は塩分が多いのでNG。カッテージチーズなら少量OK
チョコレート × 命に関わるため絶対ダメ
煮物類 × 塩分、糖分、調味料が犬の体に負担が大きい
はちみつ 子犬、シニア犬にはNG、肥満の原因になりやすい
ホワイトチョコレート × ココアバターのみで作られていれば命の危険は少ないようですが与えないことをおすすめします

工夫次第で愛犬に代用品を手作りできる

人間の加工品はダメだとしても、人間がおいしいお料理を囲んでいるそばで、愛犬かポツンとひとりでいるのもかわいそう。そこで、愛犬が食べられる代用品を用意してあげるのはいかがでしょうか。

簡単にできる代用品をご紹介します。

生クリームの代用品

生クリームをたっぷり使ったケーキを食べる時は、カッテージチーズや水切りヨーグルトが代用品になります。

カッテージチーズは牛乳500mlを鍋に入れて火にかけ、沸騰直前でお酢を大さじ1杯入れて分離させれば完成です。

水切りヨーグルトはプレーンヨーグルトを一晩キッチンペーパーに包んで冷蔵庫で水切りすればできます。

ソーセージの代用品

ソーセージは鶏ひき肉をペースト状にして成形し、ラップでキャンディ包みにした後でもう一枚ラップで包みます。沸騰したお湯で10〜20分加熱すれば完成です。

ベーコンやハムの代用品

一番カットしやすいのは鶏ムネ肉や豚ヒレ肉です。薄くスライスして加熱するだけで食べられます。鶏ムネ肉を使う場合は、皮を除いた部分をあげてくださいね。

食べ物に注意して年末年始を穏やかに

黒い洋服を着てそとを散歩する可愛い犬

年末年始は動物病院もお休みに入るところがほとんどです。食べてはいけないものを口にしてトラブルが起きないよう、気をつけてあげたいですね。

私の場合はけっこう慎重なので、少しでも不安がある時はうちのコにあげないようにしています。「心配だな」と思ったら避けるのもひとつの安全策かもしれません。

  • 更新日:

    2021.12.05

いいなと思ったらシェア
ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。

「手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第4部】」記事一覧

もっと見る
閉じる