magazine

バーニーズマウンテンドッグの笑顔
住まい / 生活
鉛筆アイコン

2021.11.08

ドックドッグ企画「犬との幸せエピソード特集」

愛犬バーニーズは「戦友」のような存在?飼い主として互いの幸せを考える

私たち愛犬家にとって、かけがえのない存在である犬たち。一度一緒に暮らしてしまうと、生活の一部どころか、すべてにおいて愛犬ファーストの考え方になってしまいます。愛犬のいない生活なんてもう考えられませんよね。それもそのはず、犬たちは1万2千年以上前から人と共存してきたと言われています。
その長い歴史の中で、犬と人との関係性も移り変わってきました。21世紀の現代で、愛犬と共存するとはどういうことなのか、バーニーズマウンテンの愛犬フォンデュと一緒に考えてみました。

#犬との幸せエピソード

文:Qt/家庭犬トレーナー

犬と共存するって?依存との違いは?

甘えるバーニーズマウンテンドッグ

私の考える「犬との共存」はとてもシンプル。「お互いにストレスなく幸せであること」これに尽きます。

24時間愛犬とベッタリな幸せもあれば、適度な距離がお互いにちょうどいいという幸せもあります。幸せのかたちは人それぞれで、こうあるべきという決まりはきっとありません。

愛犬フォンデュは「戦友」

私とフォンデュの関係性を一言であらわすなら「戦友」でしょうか。平和で幸せな日常を守るというミッションのため、数々の苦難を乗り越え、共に戦ってきました。ただフォンデュは攻撃型ではないので、得意の回復魔法でいつも癒してもらっています(笑)

お互いの得意なところは相手に任せて、足りないところを補い合う、そんな理想的な共存関係が築けているんじゃないかなと思います。

依存しないフォンデュ

普段はいたって平和な我が家。自宅でゴロゴロ、イチャイチャしながらお互いにいい意味で依存しながら生きています。

ただ、私が出張で数日間家に帰らない時でも、フォンデュは特に寂しがる様子もなく、食欲がなくなるわけでもなく、家にいる家族にベッタリ。そんな様子を私は出張先からペットカメラを通して複雑な気持ちで見ています。

あれ?私がいなくても大丈夫なの?とちょっと切なくも感じますが、逆に言えば私に依存しすぎていないという証拠とも言えるので、これくらいがちょうどいいのかなと思います。

依存しているのは私の方だった!

先日、たった1日でメンタルがボロボロになるという経験をしました。実家の愛犬「きなこ」が大きな手術をし、その後「呼吸が止まった」と病院から連絡を受けたのです。

手術は成功したはずなのにどうして?と泣きながら病院に駆けつけると、先生の処置のおかげで意識を取り戻していたきなこ。幸い奇跡的に回復し今は元気にしていますが、その経験をした時に愛犬の存在の大きさを本当の意味で痛感しました。

みなさんも想像してみてください。昨日まで当たり前のように隣にいた愛犬が、今日突然いなくなってしまうという恐怖を。

愛犬に依存しすぎるのは危険

よく大切な存在をなくしたときに「心にポッカリと穴があいたような」という表現をしますが、私の場合は心だけでなく、自分のすべてが空っぽになってしまったような感覚に陥りました。仕事も手につかず、まさに抜け殻。

私という存在は、100%犬で成り立っているということを思い知らされて、その依存度に我ながらゾッとしました。

そして、愛犬が急にいなくなってしまうという限りなくリアルな疑似体験を通して、愛犬との別れのときの心構えやその後の心の整え方を知っておくことは、犬との健全な共存には必要なことだと強く感じました。

飼い主と愛犬が良ければ良い、わけではない!

散歩するバーニーズマウンテンドッグ

犬との共存で、私が心がけているもう1つ大切なことがあります。それは「周りに迷惑をかけない」ということ。

周りというのはご近所さんだけでなく、遊びに行った先の公園やドッグカフェなどで出会う人たちも含め、大きな意味で私とフォンデュに関わるすべての人たちのことです。

自分の行動を振り返る

周りの方が「迷惑」だと感じる行為は、結局は自分がされたら嫌だなという行為でもあります。「人のふり見て我がふり直せ」という言葉がありますが、私はほかの人のマナー違反や「え?」と思う自分勝手すぎる行動を見るたびに、自分は大丈夫だろうか?と自問自答するようにしています。

周りへの思いやりが大切

愛犬と暮らすすべての人たちが、お互いを思いやる気持ちを持つことはとても大切。そして、その思いやりの輪が重なり、広がっていくことで、その街全体が犬と共存しやすい環境になっていくのではないでしょうか。

「犬との共存」の理想と現実

お米とバーニーズマウンテンドッグ

家庭という小さな単位ではなく、地域や国という大きな目線で見たときに、果たして日本は理想的な共存ができているでしょうか?

世界には、ペット先進国と呼ばれる国がいくつもあります。とくにヨーロッパに多く、ドイツやスイスなどが有名ですよね。それらの国では、日本では考えられないほど動物たちが暮らしやすい環境が整っているのをご存知でしょうか?

愛犬とはどこへでも一緒に行けるスイス

スイスでは、大げさでなく、本当にどこへでも愛犬と一緒に行けるそうです。高級ホテルはもちろん、世界遺産などへも普通にケージなしで愛犬と一緒に歩いて行けるのだそう!日本とは大違いですね。

フォンデュと一緒に行きたい!と思った場所も、大型犬はNGであることも多く「諦める」ことに慣れてしまった私。このスイスの動物に対する寛容さは本当に羨ましいです。

動物の「心」を大切にする国

そして私がもっと驚いたのは、ペット先進国の動物のメンタルヘルスに対する考え方です。体の健康だけでなく心の健康を第一に考えて、動物たちができるだけストレスを感じない環境を整えることを重視しているそうです。

例えば、集団生活をしている動物は1頭で飼育してはいけないと決められていたり、留守番は1日6時間までとか、人間の都合ではなく、動物の目線で考えられたルールが素晴らしいなと感じました。

日本の現状と問題点

日本ではやっと動物虐待に対する罰則が少し厳しくなり、ちょっとは前進しているのかなと思う一方で、相変わらず動物保護団体さんのケージは常に飽和状態という現状は変わりません。

この状態を抜本的に改革するには、動物を飼育するための「免許」制度を導入するのがいいんじゃないのかなと、個人的には思います。

動物を迎える前には必ず講習を受け、それを修了しないと「免許」がもらえないというシステム。そうすることで、無責任に飼う人を減らせるのではないでしょうか。

犬との理想的な共存をイメージしよう

オテするバーニーズマウンテンドッグ

今の日本があとどれくらいのステップを踏めば、犬との共存のお手本であるスイスやドイツのようになれるのか見当もつきませんが、私たち飼い主がするべきことはきっと、とてもシンプルだと思います。愛犬と理想的な共存ができるよう、ルールやマナーを守り、お互いを思いやるということです。

いつか愛犬とどこへでも一緒に行けるようになったらと具体的に想像しながら、理想の共存に近づけるよう一歩一歩進んでいきたいですね。

飼い主さんの「幸せ」エピソードを掲載中!

11月の期間中は、毎週定期的に「犬との幸せ」をテーマにした体験談ブログ記事を配信しています!配信時間は、だいたいお昼の12時半ごろ。
さまざまな犬種、年齢、性格の愛犬たちと暮らす飼い主さんたちのリアルな声を、この機会にぜひチェックしてみてね!

  • 更新日:

    2021.11.08

いいなと思ったらシェア
ライター・専門家プロフィール
  • Qt
  • 家庭犬トレーナー
  • 動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。 シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。

「犬との幸せエピソード特集」記事一覧

もっと見る
閉じる