愛犬と一緒に引っ越しをした経験のある飼い主さんはご存知だと思いますが、散歩に関するマナーは地域によって全然ちがいます。マナーが違うというよりは、飼い主さんの意識が違うと言ったほうが正しいかもしれませんね。
中核都市から「◯◯郡」と名のつく田舎町へ引っ越したわたしとフォンデュ。新しい町は、よくも悪くも昭和を思い出させるようなのんびりしたところでした。たくさんいる地域猫たちもみんなふくよかで幸せそう。
ただ、犬のお散歩マナーについては、残念のひとことに尽きます。
新しい家のある場所はいわゆる新興住宅地で、今は建売住宅の建設ラッシュです。ですが、その周りにはまだまだ田んぼや畑も多く、昔ながらの住宅と新しい家とが混在する地域。古くからこの土地で暮らしている方もいれば、ここ2~3年の間にほかの地域から引っ越してきたという方もいて、住民の年齢層にも幅があります。
この地域では犬を飼っている方も多く、お散歩をしていると必ずといっていいほど、ほかのワンさんたちとすれ違います。我が家は朝5時にお散歩に出かけるのですが、そんな時間でも2~3頭に会うので、みんな愛されてるなぁとほっこりする一方で、いたるところに落ちている犬たちの置き土産にガッカリもします。
いつもすれ違う方たちはみなさんお散歩バッグを持ってお散歩しているので、放置しているのはきっと違う時間帯にお散歩をしている方たちなのでしょう。
飼い主のマナーが悪いためか、私の住む町の公園にはすべて「犬を公園内に入れないこと」という看板が掲げられています。今まで住んでいた街では、そんなルールはまったくなかったので、この看板を初めて見た時には驚きました。もちろん、今まで住んでいたところでも、放置フンがまったくないということはありませんでしたが、ほぼ見かけないことを考えると、やっぱり意識の違いなのかなと思います。
マナーを守らない人はほんの一握りのはずなのに、その町全体の犬たちが公園に入れないという憂き目にあう連帯責任にもどかしさを感じます。だからといって、うちはマナーを守っているから公園に入れてもいいでしょ?っていうのも違います。町全体のマナーが底上げされて、すべての犬が堂々と公園に入れるようになるのが理想的ですよね。
では、マナーを向上させるにはどうしたらいいのでしょうか?これはとても難しい問題ですよね。
条例などで罰則をもうけている自治体もあるようですが、罰があるから仕方なくやるのではなく、飼い主の当然の責任として、全員が当たり前にできるようになるといいのになと思います。
京都府宇治市では犬のフン放置対策として「イエローチョーク作戦」という取り組みがされています。これは、地域の方と協力しておこなう取り組みで、フン害対策の効果があるとして現在では宇治市から全国に広がりをみせています。
イエローチョーク作戦を簡単に説明します。
イエローチョーク作戦でどうして放置が減るのかというと、今までは放置することに何の抵抗もなかった人が、誰かに見られている、周囲の迷惑になっていると気づくことで、自発的に片付けるようになるという心理作戦です。
直接注意してしまうと、口論になったりまた別の問題が起きてしまう可能性もあるので、間接的に指摘することで片付けなければいけないことを自覚してもらう、いい方法なのではないかなと思います。
私の住む町も、ほかの地域を参考に何かしらの対策をしなければいけない時期なのかもしれません。飼い主全員の意識が高まってキレイな町にして、近い将来、堂々と愛犬と一緒に公園に入れるようになるといいなと思います。
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