エリンギは他のきのこと同じように犬が食べても大丈夫な食材です。ヒラタケ科のきのこであるエリンギは、日本ではすべて人工栽培されているもの。あわびにも似た食感からアワビ茸と呼ばれることもあります。きのこの中でも食物繊維が多く、低カロリーのエリンギは満腹感を感じやすい食材として人気があります。
エリンギには犬にとって大切な栄養素であるビタミンB群、βグルカン、食物繊維などに加えアスパラギン酸やトレハロースも含まれています。
エリンギには、100g中3.4gの食物繊維が含まれています。これはサツマイモの約2倍。特に、腸のぜん動運動を活発にし便通を良くする不要性食物繊維が多いことが特徴です。
多くのきのこと同じように、エリンギにもビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸といったビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、犬にとっても生きていく上で欠かせない栄養素です。
中でも、エネルギーの産生や代謝、細胞の維持などに関わるナイアシンや、造血のビタミンと呼ばれ赤血球の生成、DNAの合成、神経組織の伝達に関与する葉酸が多く含まれています。
また、粘膜や皮膚の健康維持、たんぱく質、脂質の代謝に関わるビタミンB2やB6もたっぷり含まれています。
βグルカンは、腸内の免疫細胞に直接働きかける食物繊維の一種で、免疫アップに役立つ成分として注目されています。きのこ類に多く含まれている栄養素として知られていますが、エリンギにはこのβグルカンが100gあたり1.9gと身近なきのこと中では3番目に多く含まれています。
体内の余分なナトリウムを排泄する作用があるカリウムが100g中340mgと、エリンギには豊富に含まれています。カリウムは細胞が正常に機能するために犬にとって必要不可欠なミネラルです。
アミノ酸の一種であるアスパラギン酸は、うま味成分としても知られている栄養素です。体内のエネルギー生成を促進し、アンモニアを体外へ排出させる作用があります。
また、ミネラル類を細胞に運ぶ働きや神経伝達物質としての役割も担っています。エリンギには、このアスパラギン酸が多く含まれています。
エリンギには天然の甘味成分であるトレハロースが豊富に含まれていることがわかっています。トレハロースには劣化防止や保湿効果があることから、品質保持剤として多くの食品に使用されている成分。エリンギの特徴である甘みはこのトレハロースによるものです。
エリンギはヨーロッパ原産ながら、私たちの食卓に定着しているきのこの一種です。低カロリーで栄養価が高く、年間を通じてリーズナブルに入手できるエリンギですが、犬に食べさせる際には以下の点に注意しましょう。
シャキシャキとした食感が特徴のエリンギですが、この食感は食物繊維によるもの。食物繊維は、便通を促してくれる犬にとっても嬉しい成分ですが、大量に与えてしまうと消化不良を起こす可能性もあります。
エリンギを与える際には、食物繊維を断ち切るように横にカットして、まずは少量から始めてみてください。
エリンギは他のきのこに比べ、甘味成分が多いことが特徴です。この甘味成分はトレハロースによるもの。トレハロースにはさまざまな作用がありますが、大量に摂取することでお腹がゆるくなる可能性があるため、与えすぎには十分に注意しましょう。
エリンギに限らず、きのこ類は生で与えないようにしましょう。与える際は必ずしっかりと加熱することが大切です。
低カロリーながら栄養価が高く、食感も楽しめるエリンギは、犬にも与えたい食材の一つです。エリンギは、肉厚で軸の部分が太くて白い、傘が開きすぎていないものを選ぶことがおすすめです。
作り置きが出来るマリネは、忙しい飼い主の強い味方。エリンギが安く手に入った時に、多めに作って冷蔵保存しておくこともできます。
材料
作り方
エリンギだけではなく、しめじや舞茸、椎茸など好みのきのこを何種類か使って作るトマトソースです。みじん切りにするのに少し手間がかかりますが、あとは煮込むだけの簡単レシピ。普段のトッピングはもちろん食欲が出ないコのトッピングにも最適です。
材料
作り方
エリンギの旨味が凝縮した包み焼きは、味付けをすれば飼い主にも美味しい一品です。今回はクッキングシートがを使用し、電子レンジでも作れるレシピにしました。
材料
作り方
エリンギは、きのこの中でも栄養価の高さはトップクラス。比較的味や香りにクセがないため、誰にでも好まれるきのこと言えます。
特に、他のきのこに比べ甘みがあるため、犬にとっても食べやすい食材と言えます。
また、私たち人間は、エリンギのシャキシャキとした食感を楽しみますが、犬は噛まずに飲み込んでしまう動物。そのため、エリンギを与える時は消化しやすいように細かく切ってあげることがおすすめです。