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2021.11.14

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第4部】|vol.8

パートナーに優しいレシピ|成犬とシニアのはざまにいる犬の生活

今年も七五三のお参りが始まっていますね。考えてみたら、うちのコは数え年で7歳。人間なら子供の成長を願うこの行事も、犬にとってはシニアへの節目なんだなぁと思います。
まだ成犬、でもシニアも目前に控えているはざまの年齢が6歳です。そんな年齢に差し掛かった犬の変化についてお話ししたいと思います。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/犬の東洋医学生活管理士

犬の6歳は人間の40代から50代前半になる

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犬は人間の4~7倍の早さで年を重ねると言われています。6歳の小型犬、中型犬、大型犬を人間の年齢に当てはめると、以下のようになります。

犬(6歳)小型犬中型犬大型犬
人間の年齢 40~44歳 42~48歳 45~54歳

まだシニアには遠い!でも体には変化も

人間の年齢で考えると、40~50代は働き盛りで元気な印象です。私は現在48歳で、6歳のうちのコと同年代になります。まだそれほど衰えは感じていないのですが、年とともに体調を崩しやすく、回復に時間がかかるようになりました。

犬もこれに似た様子を見せることがあります。突然大きな病気になったり、遊んだ後の回復が翌日に残ったりすることもあるようです。普段はわからないけど、ふとした時にアレッ?と思うことがあるため、定期的な健康診断がより必要になります。

6歳の飼い主さんに聞いた愛犬の変化

6歳の犬の飼い主さんに聞いた病気の話をご紹介します。うちのコも6歳でビックリすることがありました。

肥満細胞腫

シニアに多いと言われる肥満細胞腫ですが、近所の子は6歳で発症しました。動きが鈍くなり、様子がおかしいと気づいた飼い主さんが病院に連れて行ったところ、皮膚に腫瘍が見つかったそうです。幸い内臓に影響はなく、腫瘍を摘出する手術を受けて回復したのですが、その後もたびたび腫瘍ができてしまい、切除手術を受けているそうです。

尿路結石

この子の場合は、オシッコが出なくなったと同時に嘔吐が始まり、ご飯が全く食べられなくなったことで尿路結石がわかりました。即入院、即手術で何とか回復しましたが、尿道が使えなくなってしまい、別のところにオシッコが出る穴を開ける手術も同時に行ったそうです。

尿路結石は時間が経つと命に関わることもあるそうです。6歳で命の危険を感じることは少ないように思いますが、油断できませんね。

突然歯が抜けたうちのコ

「パートナーに優しいレシピ|受け口が原因で下の歯が抜けた話/前編」でお話ししたように、うちのコは6歳になって間もなく、突然下の歯が抜けました。受け口が原因で少しずつ負担がかかり、それが耐えきれなくなって抜けてしまったようです。
若い頃から蓄積されたダメージが何かの拍子で表に出てくるのも6歳頃に起きやすいことなのかもしれません。

遊びとコミュニケーションに変化が出てくる

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シニアへの階段を上っていると考えると少しさびしく感じることもありますが、この歳でもまだまだ覚えられること、そしてこの歳だからこそ感じられる嬉しいこともたくさんあります。
失うことばかりではない、これまでに得られたこと、そしてこれからの愛犬との新しいチャレンジにも目を向けたいですね。

遊ぶ機会は減っても新しいおもちゃが好き

6歳くらいになると、公園に行っても周りの子と遊ばずにいることも増えてきませんか?昔は顔を合わせた瞬間に遊んでいた友達とも、今では挨拶程度になってしまうことも多くあります。

でも、犬同士はそれでいいのかな、と思うことがよくあります。遊ばなくてもそばにいて並んで座っていたり、若い犬たちの「遊ぼう!」に時々参加してみたり、交流のバリエーションが増えているように感じます。

公園で遊ぶ機会は減りましたが、うちのコはその分家で遊ぶ時間が増えたように思います。定期的に新しいおもちゃを買って見せると大喜びするので、これからはお家時間を充実させてあげたいです。

コミュニケーションが取りやすくなってくる

これはある程度の長い年月を経ないとできないことではないかと思います。愛犬は人間じゃないとわかっていても普通に話しかけることがあると思うのですが、ふと気づくと会話が成立していることがありませんか?「車が来たから端っこに寄ろう」とか「こっちから帰ろうよ」とか、自然に出た言葉にうちのコが当たり前に応じてくれることがあります。

うちのコは私が話しかけると耳をパタパタ動かしたりジッと見つめてきたりするのですが、単に音を聴いているのではなく、理解してくれているように思うことが増えました。意思の疎通が今まで以上に自然にできるようになり、お互いに安心して一緒にいられる関係になってきているような気がします。

若返り&健康維持を助けてくれる食べ物

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愛犬にはいつまでも健康で過ごしてほしいですよね。そのためには体の中から整えてあげることも大切です。
若さを保ち健康な体を維持するためには、腸内環境を良い状態にして免疫力を上げ、オメガ3脂肪酸を加えて代謝を良くしてあげるのが効果的です。今日は、秋が旬のサバとカボチャをメインにしたオムレツを作ってみました。

サバとカボチャのヘルシーオムレツ

サバは鮭でも代用できます。うちのコは鮭との相性がイマイチなのでサバにしましたが、今の時期だと生鮭が手に入るので鮭もおすすめです。魚には神経系に作用するオメガ3脂肪酸が含まれていて、血液の循環を良くしたり、代謝をアップする効果が期待できます。

カボチャは自然な甘みが犬に好まれ、豊富なβカロテンが免疫力向上に、そして食物繊維が腸内環境を整えるのに役立ちます。卵はアミノ酸スコアの高い、栄養豊富な食べ物です。うちのコの大好物なので使ってみました。

【材料】

  • サバ 少々
  • 冷凍カボチャ 皮を除いた実の部分少々
  • 溶き卵 少々

【作り方】

  1. サバをレンジで加熱する
  2. 冷凍カボチャは解凍してほぐしておく
  3. サバとカボチャを混ぜて形を整え器に置く
  4. 上から溶き卵をかけてレンジで10秒加熱
  5. 半熟状態で形を整えさらに溶き卵をかけて10秒加熱して完成

レシピのポイント

生の白身は犬の体に良くないので、しっかり加熱してくださいね。

温かいうちに食べると体もポカポカに

寒さも厳しくなりつつあるこの季節は、温かいものを食べて体の中からポカポカにしてあげましょう。水分補給もしてあげたい時は、ぬるま湯に入れてスープ状にしてあげると良いかもしれませんね。

今回の実食風景は、一瞬でオムレツがうちのコの胃に収まってしまったため、なんだかよくわからない動画になりました。もう少し味わって食べてくれたらいいのに……。

犬のはざまの年齢は変化と実りの時期

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犬の6歳は、まだ若いとも言えるし、もうそんな歳なのかぁとつい考えてしまう年齢でもあるように思います。若い頃のように弾けることが減って物足りなさを感じつつ、一緒に暮らしてきた年月からくるお互いの信頼感や安心感は今だからこそ手に入れられた大切な絆だと感じます。

私はこの先のこの子との生活が楽しみです。体は衰えてくるのかもしれませんが、犬は人間との心の交流ができます。これからはもっと理解し合えて、新しい楽しみ方が増えるのではないかと思います。

  • 更新日:

    2021.11.14

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。