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2021.11.03

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第4部】|vol.5

パートナーに優しいレシピ|愛犬の歯が弱った時にできる口腔内ケア

11月8日は「いい歯」の日です。
私はうちのコを迎えてからずっと、皮膚、耳、関節、そして歯のコンディションのことを考え続けています。どれもみんな、うちのコがわが家に来た時に抱えていた病気です。
色々勉強したり獣医さんに教えてもらったりして対策しているのですが、歯は失敗が多いです。でも先日初めて獣医さんに「この子の歯は、今すぐどうこうなるような状態じゃないよ」と言ってもらえました。うちのコの歯は弱いけれど、弱いなりにできる対策があって、それが少し良い方向に進んでいるのかな?と思いました。
たくさんの失敗の中で、やっと落ち着いてきたわが家の歯の健康対策をご紹介します。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/犬の東洋医学生活管理士

うちのコの歯の状態と歯磨き対策の歴史

歯を見せて笑う犬

今までどれだけ歯のことで迷走してきたんだろうと思い、うちのコの歯の状態と歯磨き対策の歴史をまとめてみました。歯の状態とともにご覧ください。

わが家の歯磨き試行錯誤の歴史

「みんなが良いから大丈夫」ではない

これまでの数々の失敗を見てみると、2つの問題点があったように思います。一般的に良いと言われているものでも、自分の犬の体質や性格、歯磨きおやつなどの管理方法なども考えていかないとダメだな、と思いました。

歯の対策2つの問題点

  • 食べて吐きそうになる・吐くことがたびたびあった
  • 予想以上にうちのコの歯が弱いことに気づかず硬いものを与えていた

食べて吐きそうになる・吐くことがたびたびあった

食べさせてみないとわからないことが多かったのですが、「犬は丸飲みする」ということを軽く考えて与えていたことで、細い牛皮やゴムのような弾力性の強いものをうまく噛めずに丸飲みして吐いたことがありました。

特に弾力性の強いガムを、傷まないように冷蔵庫で冷やしてしまったことも良くなかったと思います。

予想以上にうちのコの歯が弱いことに気づかず硬いものを与えていた

歯磨きと同時にアゴの力も付けなくてはいけないと、硬めのアキレスやブタ耳、サメの軟骨などを与えていました。

普通の歯の犬なら全く問題のないものですが、うちのコの場合は普通の犬よりも歯が弱いので、負担になっていたのではないかと思います。

他の飼い主さんたちが行っている歯のケア

散歩友達と遊ぶ犬

私の周りでも、愛犬の歯の状態が話題になることがよくあります。今まで色々な飼い主さんに聞いた歯の健康対策は次のようになります。

飼い主さんたちの歯の健康対策

  • 全身麻酔による歯石取り
  • 無麻酔での歯石取り
  • 歯ブラシで歯磨き
  • 歯磨きシートで歯磨き
  • 骨やヒヅメなど硬いものを与える
  • 柔らかい歯磨きガムを与える
  • 何もしない

全身麻酔歯石取り+歯ブラシが一番

それぞれの飼い主さんの愛犬の歯を一緒に見せてもらった様子では、定期的に全身麻酔の歯石取りをしながら、食後に必ず歯ブラシで歯磨きをするというやり方が、一番良い状態を保てているようでした。

ただし、全身麻酔の歯石取りは高齢になると負担が増えます。3年に一度歯石取りをしている飼い主さんも、一生続けるのは難しいだろうと話していました。

無麻酔の歯石取りは賛否両論がありました。静かにやらせてくれる性格かどうかとか、歯石取りをやってもらうお店の選び方なども重要になってくるようです。

歯磨きシートや歯磨きガム、おやつなどはわが家で取り入れている方法ですが、歯石取りに比べると効果は下がると思います。

ほとんど何もしなくても問題ない犬もいる

歯の質や体質によって、ほとんど何もしなくても健康で長生きしている犬もいます。歯石がひどく、獣医さんにほぼ全ての抜歯を薦められた犬がいるのですが、結局抜歯をしなかったのに、16歳になった今も元気に暮らしています。

何も歯のケアをしていない犬たちに比べると、うちのコは、はるかに良い状態を保っているように見えるのですが、ケージを噛んで歯が欠けたり突然歯が抜けたりしました。人間と同じで、犬にも歯の強い子、弱い子がいるようです。

歯石を付けないための一番の対策とは

クッションの上に座る犬

色々な飼い主さんの話を聞いている中で、当たり前のことなのに忘れていたことがあるのに気づきました。

付いてしまった歯石は処置しなければならないけれど、それ以前に歯石が付かないようにすることが重要であり、予防と向き合う必要があるということでした。

食べかすを残さないことが一番大切

ある飼い主さんは、食後に必ず愛犬の歯磨きをしていると話していました。

その時は「すごいけど私には無理かなぁ」と思っていたのですが、私自身が昔、歯医者さんに「虫歯を作らないためには、食べかすを残さないようにするのが一番なんだよ」と言われたのを思い出しました。

食後の歯磨きで汚れ落としをしよう

食後によく噛めて唾液がたくさん出るようなガムを与えたり、水を飲んだりすると食べかすを残さずにいられるそうです。でもうちのコには長時間噛み続けるような歯応えのあるものをあげるのは怖いし、食後に水を飲む習慣もありません。

考えた末、食後の歯磨きをやってみようと思いました。わが家は歯磨きシートしか使えないけれど、試しに食後にシートで磨いてみたら、食べかすがけっこうたくさん付いていました。

この食べかすを取るだけでも、歯石の付着を抑えられるのではないかと思います。

乳酸菌・口腔内菌・歯石取り歯磨きジェル

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最終的に、わが家の歯磨き対策グッズは、この5種類になりました。口腔内菌と乳酸菌で口の中の良い菌を増やし、シートで汚れを落として、最後はジェルで歯石取りをして1日を締めくくるという流れです。

左から「ヘルシーアニマルズ・デザートガム鹿肉(乳酸菌)」「JEI(株)・イオンはみがき(歯石取り)」「トーラス・歯垢トルトルプラケアシート(写真上)」「プレミアモード・プロバイオデンタルペット(写真下)(口腔内菌)」「マース(ニュートロ)グリニーズ穀物フリー」になります。

朝と夜に行う歯のケアスケジュール

それぞれのケアグッズはルーティンで使っています。プロバイオデンタルペットは朝に必ず使う必要があるわけではありませんが、私が朝にヨーグルトを食べるので、うちのコの分も少し取り分けてプロバイオデンタルペットを掛けてあげています。

  • 朝:ご飯、ヨーグルト&プロバイオデンタルペット、デザートガム鹿肉1/2、プラケアシート
  • 夜:ご飯、デザートガム鹿肉1/2、プラケアシート

デザートガム鹿肉は冷やしても噛みやすい

私の失敗の1つとして、弾力性の強い歯磨きガムが傷むのを恐れて冷蔵庫で保管した結果、ガムがカチカチになり、うちのコが噛めずに丸飲みして吐いたということがありました。

でもこのデザートガム鹿肉は、冷蔵庫で保管してもザックリ噛めるガムです。食べている様子をご覧ください。

寝る前にジェル歯磨きとグリニーズ

寝る前は、イオン歯磨きジェルを歯に塗り、プラケアシートで拭き取ります。イオンジェルは無添加ですが、研磨剤の役割をする天然成分が含まれているので、1日1回の使用が推奨されています。

ジェルを塗った後は刺激を与えると良いということで、プラケアシートとグリニーズで刺激を与えて完了です。グリニーズは複雑な形状で簡単に噛み切れるので、うちのコには合っているようです。

グリニーズも食べているところを撮影してみました。

愛犬の歯が弱くてもできるケアがある

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歯肉炎を起こしたり歯が抜けてしまったりすると、飼い主としては残りの歯は大丈夫なのかと本当に心配になります。人間のように歯医者さんがあるわけでもないから、どうしたら良いのかわからなくなることもあります。

でも歯が弱っても、または弱い体質でも、何かしてあげたいなって思いました。私は口の中の良い菌を増やすこと、そして小まめに汚れを取り除いてあげることが良いのではないかと思っています。

歯のことを書くたびにいつも宣言していることですが、今度こそ残りの歯を全部守ってあげたいです。

  • 更新日:

    2021.11.03

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。