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2021.10.31

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第4部】|vol.4

パートナーに優しいレシピ|カボチャとフードでハロウィンおやつ

日本の秋の行事は、収穫した作物を神様に捧げて感謝するものがほとんどです。でもヨーロッパで始まったハロウィンのカボチャは、同じように収穫を祝いながらも、カボチャはお供えするものではなく魔除けの意味があるそうです。だから食べられないカボチャが使われるのかもしれませんね。
でも日本のカボチャは今がとてもおいしい時期だから、食べなくちゃもったいない。今日は愛犬が元気に冬を迎えられる、魔除けカボチャおやつを作ろうと思います。栄養たっぷりのカボチャで、悪い病気を跳ね返しましょう。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/犬の東洋医学生活管理士

カボチャはビタミン豊富な健康野菜

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カボチャはにんじんのようにきれいなオレンジ色をしているため、βカロテンをはじめ、ビタミン豊富な野菜です。
カボチャのおいしそうなオレンジ色に含まれる栄養素を見ていきます。

免疫力アップと骨を守るビタミン類

カボチャには、βカロテン、ビタミンB6、、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンKが豊富に含まれています。これらは主に免疫力アップに効果的です。またビタミンKは骨を健康に保つために役立ってくれる栄養素です。
それぞれの栄養素をご紹介します。

βカロテン

体の活性酸素を減らしてくれる抗酸化作用があります。体内でビタミンAとして粘膜を保護したり、免疫力を上げてくれる栄養素です。

ビタミンB6

心のバランスを保つために使われます。神経をいたわり、疲労回復にも役立つ栄養素です。

ビタミンC

βカロテン同様に、抗酸化作用があります。また、ストレスを感じた時に大量に消費されるので、気持ちが疲れた時にプラスしてあげると効果があります。

ビタミンE

皮膚や被毛などを健康に保ってくれる栄養素です。また、ビタミンEにも抗酸化作用があります。免疫力アップに効果的です。

ビタミンK

骨を構成する成分の材料となり、骨を健やかに保つために必要とされます。出血した時の止血に関わる働きもあります。

食物繊維と貧血予防に効果的なミネラル類

カボチャには、腸内環境を正常に保つ食物繊維も多く含まれています。そしてカリウム、マグネシウム、銅、モリブデンといったミネラル分を摂ることもできます。
食物繊維とミネラルについても見てみましょう。

食物繊維

腸内の善玉菌のエサとなり、健康維持に役立つ成分です。摂り過ぎると下痢の原因にもなるので、適度な摂取が必要です。

カリウム

ナトリウムの排出やむくみを解消してくれる成分です。腎臓などに持病がある場合は悪影響をおよぼすこともあるため、注意が必要です。

マグネシウム

体に入った栄養素の代謝や神経、筋肉の働きに関係する成分です。骨や歯を作る時にも役立ちます。

貧血予防や、酵素の働きを助けてくれる成分です。赤血球を作る時にも使われます。

モリブデン

銅、鉄とバランス良く摂取することで、貧血防止の効果が期待できる成分です。きちんと食べられていれば不足することはないと言われています。

1日に与えて良い量の目安と食べ方の注意

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栄養豊富なカボチャですが、他の野菜に比べてカロリーが高めで食物繊維も多いことから、食べすぎると肥満や下痢の原因になってしまうことがあります。
適切な量の目安と、愛犬にあげる時の注意点をまとめてみました。

体重1Kgあたり4~5gが1日の目安量

犬にカボチャをあげる場合は、体重1Kgあたり4~5gが目安になります。通常、皮が付いた状態で1切れが20〜25gほどになり、皮を取り除くと10~15gになります。
体重5Kgのうちのコの場合は、皮を除いて2切れくらいが目安になります。

愛犬にカボチャを食べさせる時の注意点

犬は野菜を消化するのが少し苦手です。カボチャは必ず加熱し、体がきちんと消化できるように、食べ方も工夫してみてくださいね。
注意点は以下のようになります。

  • 初めてあげる時は最小量で
  • 皮をあげる時は十分に加熱して
  • タネはあげないで
  • カボチャの煮物や天ぷらに注意

初めてあげる時は最小量で

カボチャは食物繊維が多いことと、まれにアレルギー反応を起こすこともあるため、初めて与える時は目安量よりも少ない量で試してみてください。下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどが出た場合は、早めに獣医さんに相談してください。

皮をあげる時は十分に加熱して

柔らかく加熱したつもりでも、皮は硬いままのことがほとんどです。以前うちのコに皮をあげたら、そのまま便として排泄されたことがありました。消化に悪いだけでなく嘔吐や下痢の原因にもなりかねないので、あげる時はクタクタになるまで加熱したものをほんの少しにするのをおすすめします。

タネはあげないで

皮と同様に、タネもとても硬くできています。タネはゆでても柔らかくするのは難しいので、丸飲みして消化不良を起こさないためにも、与えないようにした方が安全です。

カボチャの煮物に注意

人間用の加工食品がダメだとわかっていても、うっかりあげてしまいそうなのがカボチャの煮物や天ぷらです。煮物は調味料が使われているし、天ぷらは油をたっぷり含んだ衣がついています。どちらも犬の体に良くないものになるので、あげないようにしてくださいね。

カボチャとフードのハロウィンクッキー

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柔らかくゆでたカボチャに、粉末にしたドッグフードを混ぜて、卵を加えたクッキーを焼いてみました。
カボチャとフードの香りが食欲をそそるおやつです。

冷凍カボチャを使うと時短でできる!

今回は冷凍カボチャを使ってクッキーを作りました。一晩冷蔵庫で解凍しておくと手早く作ることができますよ。

【材料】

  • 冷凍カボチャ 200g(実の部分100gを使用)
  • ドッグフード 20g(粉末状にすりつぶしておく)
  • 溶き卵 1/2個

【作り方】

  1. 解凍したカボチャを皮と実に分ける
  2. カボチャの実、粉末にしたドッグフード、溶き卵を混ぜる
  3. クッキングシートの上にしぼり器で一口サイズに絞り出す
  4. 180℃に予熱したオーブンで13~15分ほど加熱して完成

皮をくり抜いてクッキーの飾りつけに

余った皮は型抜きで抜いて、クッキーの周りに飾りつけてみました。
ドッグフードは加熱するとすごく匂いが立ちます。温かいうちに食べると、より食欲が増すかもしれませんね。

愛犬とカボチャを食べて風邪退散!

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自然な甘みを楽しめるカボチャは、栄養価も高く、犬にとっておいしく食べられる野菜の1つだと思います。夏と違って秋から冬は緑黄色野菜が少し減ってくる時期なので、カボチャのβカロテンは貴重な栄養源になります。
温かいカボチャでお腹をポカポカにしながら、寒さに負けない体作りをしてあげたいですね。

  • 更新日:

    2021.10.31

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。