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緑色の芝生に挟まれた未舗装の道を飼い主と散歩しながらアイコンタクトを取る赤いリードに繋がれたオーストラリアンキャトルドッグ犬
しつけ
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2021.09.06

犬のアイコンタクトの練習方法とは?コマンドを教えるコツもご紹介

犬のしつけやトレーニングを考えるにあたって、「アイコンタクト」は避けては通れません。人と犬が目を合わせるのは些細なことのようですが、実はすべてのしつけの基本であり、とても大切なことです。
ここでは、犬とアイコンタクトを取る重要性や上手な練習方法のコツについて解説していきます。

文:ルエス 杏鈴/犬訓練士

犬にアイコンタクトを教える重要性とは?

白黒のピットブルを親に持つミックス犬が青色の首輪をつけてカメラ越しにこちらを見つめている

「アイコンタクト」とは、「目と目を合わせる」という意味です。犬にアイコンタクトを教えることで「見て」とコマンドを出しただけで犬は家族と目を合わせてくれるようになります。

アイコンタクトは犬の美しい目を眺めるのに便利なトレーニングですが、それだけではありません。アイコンタクトは全てのしつけの基礎で、犬を危険から守るためにも効果的です。

目が向く場所に集中力も向く

アイコンタクトを犬に教える一番のメリットは、犬の集中力を自分に向けられるということです。犬が家族に集中できていない状態だとコマンドしても言うことを聞いてくれず、トレーニングの成果を発揮することができません。

しかし、アイコンタクトを活用して犬の集中力を自分に向けることができれば、犬とより明確なコミュニケーションをとり、トレーニングの成果も発揮しやすくなりますよ。また、どこにいても犬が家族に集中できるようにすることで、道路や街中でも危険を回避し安全に生活ができます。

犬とアイコンタクトを練習する2つのステップ

一面の緑色の芝生の上で

アイコンタクトはとても効果的で大切なツールですが、一見練習が難しそうにも思えます。しかし、実はちょっとした時間でも練習することができますよ。ここでは、犬とアイコンタクトを練習する2つのステップをご解説していきます。

ステップ1.目を合わせる練習をしよう

犬のおやつを手に持ち、犬の鼻に近づけて注意を引くようにしましょう。犬がおやつに関心を向けたら、ゆっくりとおやつを自分(飼い主)の目の間の位置に動かし、犬と目を合わせるようにしましょう。犬と目が合ったら、すぐにもう片手でおやつを与えて褒めてあげます。

何度も繰り返しているうちに、手におやつを持っていなくても手を目の間に動かしただけで犬はアイコンタクトを取るようになります。

ステップ2.コマンドをつけよう

おやつがなくても犬とアイコンタクトが取れるようになったら、アイコンタクトにコマンドをつけるようにしましょう。「見て」と声をかけて、手を目の間に動かします。犬とアイコンタクトが取れたら、おやつを与えて褒めてあげます。

これを何度も繰り返すことで、犬は「見て」というだけでアイコンタクトを取れるようになります。

犬のアイコンタクトをさらにレベルアップするコツ

一面の緑色の芝生の上で飼い主の女性とアイコンタクトを取る白い大型犬

犬がアイコンタクトに慣れてきたら少しずつレベルアップしていきましょう。ここでは、犬のアイコンタクトをさらに強化するためのステップをご解説していきます。

アイコンタクトを維持する時間を長くする

犬がアイコンタクトを取るのに慣れてきたら、アイコンタクトを維持する時間を徐々に長くしていきましょう。「見て」とコマンドしてから褒めるまでの時間を変えていきます。最初は3秒程度で褒めるようにし、様子を見ながら時間を伸ばしていきましょう。

犬が上手にアイコンタクトを維持できない場合は目を合わせる時間を縮め、できる範囲から少しずつ確実に練習するのがポイントです。

色々な場所でアイコンタクトを練習しよう

庭や裏道などの静かな場所で犬とアイコンタクトを維持できるようになったら、いよいよ外の世界へ踏み出しましょう!公園やドッグランなどと犬の集中力を維持するのが難しい場所へとレベルアップしていきます。

難易度の高い場所でトレーニングをする際には、愛犬がいちばん大好きなおやつを使うことでモチベーションをアップさせることもできますよ。

犬のアイコンタクトはしつけの基本!

屋外の芝生の上で首をかしげてカメラ越しにこちらを見つめる茶色と黒の犬

アイコンタクトは犬のしつけの基本で、人と犬がコミュニケーションを取るための大切な手段です。アイコンタクトをしっかりと練習していれば、どんな場所でも犬の注意を自分に向け、犬を危険から守ってあげることにもつながります。ちょっとした空き時間で犬とアイコンタクトの練習に挑戦してみましょう!

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  • 更新日:

    2021.09.06

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ライター・専門家プロフィール
  • ルエス 杏鈴
  • 犬訓練士
  • 大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。 愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。 写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。