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チョコレート色の茶色いラブラドールレトリバーの子犬がグレーのフローリングに敷かれたラグマットの上で粗相している
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2021.09.05

犬が粗相をわざとするようになった?原因としつけ方法を解説

犬が今まで普通にトイレで排泄できていたのに、急に粗相をしてしまうことがあります。飼い主さんからすれば「わざとやってるの?」と疑問に感じてしまうのではないでしょうか。しかし、ほとんどの場合、犬の粗相はわざとではありません。
本記事では、犬が粗相をしてしまう原因と、その対策やしつけ方法を解説していきます。犬の気持ちを理解し、粗相の改善を図っていきましょう。

文:後藤 俊/ライター

犬が粗相をしてしまう原因6つ

グレーのラグマットの上で粗相するクリーム色の可愛いチワワ犬

犬が粗相してしまう原因は様々です。ここでは、考えられるものを6つ紹介していきます。

原因1:トイレの環境が悪い

トイレを置いている場所やトイレ自体の環境が悪いことで、粗相をしてしまうことがあります。犬のトイレが以下の状態になっていないかを確認してみましょう。

  • 不衛生
  • トイレが遠い
  • トイレが狭すぎる

特に多頭飼いによってトイレを共有している場合は、掃除が行き届かず、不衛生になりやすいです。犬は自分以外の犬の排泄物の臭いを嫌がることが多いといわれています。

原因2:トイレの場所を勘違いしている

犬は肉球によってトイレシートの感触を覚えているため、部屋の中にトイレシートと似た感触の場所があると、そこで粗相をしてしまうことがあります。敷物の上によく粗相してしまう犬の場合は、この原因が考えられるでしょう。

原因3:ストレスを抱えている

犬はストレスを抱えているときにも粗相をしやすいです。ストレスの原因は引っ越しや来客など様々考えられます。ストレスを放ってくと、病気に繋がることもあるため注意が必要です。生活環境の変化と同時に粗相をするようになったら、まずはストレスを疑いましょう。

原因4:構ってほしくてわざとしている

飼い主さんにかまってほしくてわざと粗相をすることがあります。犬が粗相をしたときに過剰なリアクションをとっている場合、「粗相をする=構ってもらえる」という認識になっているのかもしれません。

無駄吠えや噛み癖も、同様の理由でしてしまうことが多いです。原因が自分にあるという可能性も考えるようにしましょう。

原因5:病気を発症している

犬が病気を発症しており、その症状のひとつとして粗相をしてしまっているのかもしれません。疑われる主な病気は以下のとおりです。

これらの他にも様々な病気が考えられます。仕草や体調に異変が起こっていないかを、よく観察しておきましょう。

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原因6:老化による体の衰え

高齢の犬が粗相をする場合は、原因が老化だとも考えられます。老化による視力・嗅覚の低下、認知症や足腰の筋力の衰えなど、年を重ねるほど粗相の回数は増えていきやすくなります。わざとやっているのではないということを理解してあげましょう。

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犬の粗相をやめさせるための対策2つ

レオンベルガーの子犬が粗相したグレーのラグマットの上に寝そべっている

犬が粗相をする原因を把握できたら、対策を行ってみましょう。ここでは、2つの対策を紹介していきます。

トイレ環境を改善する

トイレの環境を良くしてあげるだけでも犬の粗相が改善することがあります。以下のような改善を行ってみましょう。

  • 段差をなくす
  • 広くする
  • 掃除を毎日する
  • 分かりやすい場所に設置する
  • トイレシートと似た感触のものを取り除く

いきなり全て試してしまうと、環境が変わりすぎて余計に粗相の回数が増えてしまう可能があるため、ひとつずつ試してみてください。

獣医師に相談する

粗相をしてしまう犬は、ストレスや病気を抱えている可能性があるため、一度獣医師に相談してみるのがおすすめです。病気を発症していない場合でも、先生が一緒に原因を考えてくれます。

相談する際は、おしっこの色や回数、どこに粗相してしまうのかを伝えられるようにしておきましょう。

犬の粗相のしつけ方法3つ

ベージュのマットの上に粗相をした白いゴールデンレトリバー犬の子犬が飼い主に叱られている

粗相はしつけによっても改善できます。3つの方法を紹介していくので、ぜひ試してみてください。

誘導してあげる

犬が排泄しそうな時間にや仕草を見かけたときに、都度トイレへ誘導してあげましょう。誘導する際は急かさず、落ち着いて連れて行くようにしてください。

少し時間はかかりますが、根気強く行うことで、正しいトイレの位置を把握してくれるようになります。トイレで排泄ができたら、しっかり褒めてあげるとより効果的です。

しつけスプレーを使う

いつも粗相をする場所が決まっているなら、そこにしつけスプレーを吹きかけるのも効果的です。しつけスプレーとは、犬の嫌がる臭いのする液体の入ったスプレーです。嫌な臭いがすることで、吹きかけた場所に自然と近づかなくなる効果が期待できます。

犬の粗相を怒るのはNG

犬が粗相をしたときに、叱るのはやめましょう。犬は人間の言葉を理解できません。飼い主さんが叱っていても、褒められていると勘違いすることがあります。

粗相しているのを見つけたら、反応せずに淡々と片付けるようにしましょう。反対に、トイレで排泄できたときは、しっかり褒めてあげるようにしてください。

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犬が粗相する気持ちを読み取ってあげよう

オシャレな白いソファの上に座る茶色いミニチュアダックスフンド犬とエメラルドグリーンのボーダーの洋服を着た茶色いトイプードル犬

犬が粗相をしてしまう原因によって、有効な対策も変わってきます。周りの環境や仕草から、犬が粗相してしまう気持ちを読み取ってあげるようにしましょう。

原因がわかれば、トイレ環境の改善やしつけによって、粗相の回数を減らしていくことができます。しかし、原因の中には病気の可能性も含まれているため、不安な方は一度獣医師に相談してみてください。

飼い主にとっても、犬にとっても衛生的な暮らしができるように、今回の記事の内容を活かしていただけたら嬉しいです。

  • 更新日:

    2021.09.05

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ライター・専門家プロフィール
  • 後藤 俊
  • ライター
  • コリーとコーギーのいる家庭で育ち、愛犬たちがいる暮らしが当たり前に。一緒に過ごす時間を増やすためにも、犬に関する知識を学び始めました。愛犬との絆を深めるために必要な、正しい情報の発信を目指します。