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つぶらな瞳でこちらを見つめるカニンヘンダックスフント犬
住まい / 生活
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2021.09.07

ドックドッグ企画「愛犬のための防災特集」DAY7

愛犬を災害から守る平常時の準備とは?熊本地震で変化した防災意識

2016年4月14日、夫と私が愛犬の「はち」と一緒にリビングでくつろいでテレビを見ているちょうどそのときに熊本地震が発生しました。
身近で発生したこの地震を経て、我が家でもふだんから防災についての意識付けと備えを行うようになりました。

#犬の防災

井上 はちこ/ドッグライター

災害は他人事ではないと感じた2016年の熊本地震

飼い主の膝の上でくつろぐクリーム色のカニンヘンダックスフント犬

我が家の愛犬「はち」はカニンヘンダックスフントの男の子、今年で10歳になります。2016年4月14日の熊本地震発生時は4歳でした。

地震が発生したのは、夜の9時半頃。私が夫と愛犬の「はち」と一緒に、リビングでくつろいでいたときのことでした。

ドンと突き上げてくる地震の衝撃に大パニック

いきなりドンと突き上げてくる大きな衝撃の後、激しい揺れが長い間続き「地震だ!」と大パニックに。我が家では「地震のときは倒れてくるものが何もない寝室へ逃げる」というルールを設けていたので、はちを抱きかかえて二人で寝室へと飛び込みました。

地震は一晩中続き、揺れの恐怖と鳴り響くスマホの緊急地震速報でその夜は一睡もできなかったことを覚えています。

災害時は愛犬を連れてどこへ避難したらよいのか

一夜明けて、私の職場には家屋が倒壊した人や避難所で夜を明かした人がいました。

これまであちらこちらで地震や災害が起こってもどこか他人事のようにテレビのニュースを見ていた私ですが、身近に起こった今回の地震は他人事ではなく自分事。

今回はたまたま避難しなければならないような大きな被害はなかったけれども、この先に絶対にないとは言い切れない、とくに犬連れでの被災に対し不安になり防災の必要性を強く感じました。

地域の避難所に犬を同伴して入れるのかどうかを確認したところ、私の住んでいる地域には残念ながら犬を同伴できる避難所はありませんでした。我が家では車の後ろをベッドにしているので、避難所に入れないときは車上で寝起きをするしかないと思います。

突然の災害にはきっとパニックになってしまい、災害が起こってから避難所を探すなどできるはずもありません。平常時にペット同伴が可能な避難所の有無や、愛犬を預けられる知人などの確保、最悪の場合はどのように避難するかなど決めておくことが大切です。

被災に備えて、何を準備しておく?

マットの上に立つカニンヘンダックスフント犬

身近で起きた熊本地震をきっかけにして、我が家でも非常用の持ち出しバッグを買って防災用品を準備することに。
人間用はもちろんのこと、愛犬のための備蓄品や防災グッズもしっかりと用意しなければと考えました。

備え【1】犬用フード

環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」によると、ペットのフードは最低5日分(できれば7日分以上)の準備が推奨されています。

我が家の愛犬は普段からドライフードを食べていて、それまでは2kg入りのフードをなくなりそうなときに購入していたのですが、この熊本地震をきっかに必ず1袋は備蓄として置いておくようにしました。フードと一緒にシリコン製の折りたたみ食器もしまっています。

備え【2】ペットシーツ・マナーウェア

ペットシーツもつねに1袋はあるようにこまめに買い足すようになりました。
いざ避難、となったときに慌てて持ち出すことを忘れるかもしれないため、自宅のクローゼット、災害用持ち出しバッグの中、車の中と3箇所に分けて常備しています。屋内に入ることがあるかもしれないのでマナーウェアも用意しました。

備え【3】レインコート

台風など水害の場合は雨が降りしきる中、避難することも考えられます。
避難後にしっかり乾かしてあげられるかどうかもわからないため、なるべく濡れないようにレインコートが必需品だと思いました。東日本大震災のときのように被災時の気温が低い時期には、なおさら濡らさないようにするべきです。

愛犬の防災グッズおすすめ商品3つ!

持ち運び用バッグの中に入ったカニンヘンダックスフント犬

避難するときに大切な愛犬を守るための防災グッズや、不便な避難生活で便利なグッズなど災害時にあると便利な愛犬の防災グッズを3つご紹介します。
愛犬の防災用品を準備するときの参考にしてみてください。

避難に必須のキャリーバッグ

避難の状況にもよりますが愛犬を抱っこして逃げるのは、いつ転んだり落としたりするかわからないため非常に危険です。

安全のためにもキャリーバッグが絶対に必要!リュックタイプであれば人間の両手もふさがらず、万が一転んでも犬は背中にいるのでつぶしたり落としたりの心配もありません。

脱走を想定して迷子札があると安心

ふだんと違う状況下では犬も敏感になっているため、突然パニックになって脱走してしまうことも考えられます。万が一にの脱走に備えるために、災害時には首輪に迷子札をつけておくことがおすすめです。

QRコードで愛犬の情報を登録できるタイプなら、見ただけでは名前や連絡先などがわからないのでプライバシーも守られるうえに、複数の連絡先やかかりつけ医なども登録できます。またQRコードが読み取られたときにその位置がメールでお知らせされるので非常に便利です。

こんな排泄物処理グッズを探していた!

愛犬が外でうんちをしたときに、ティッシュペーパーやゴミ袋を使って片付けますよね。犬のうんちを処理した後には手を洗いたいと思いますが、災害で水が思うように使えないときに便利なのがアイリスオーヤマの「フンキャッチャー」。

クリップのような器具にビニール袋をセットしてから、挟み込んでつかみます。直接手を使わずにゴミ袋にうんちを入れられるため衛生的です。

ふだんからの意識付けが重要

ソファに顔をうずめる可愛いカニンヘンダックスフント犬

突然にやってくる災害時には、いざとなったらどうしてよいかわからずに慌てるものです。
災害時に大切な愛犬を守れるのは飼い主だけなので、安全に避難できるようにふだんから防災についての意識付けとしっかりとした備えをしておくことが重要です。

9月は防災月間!

9月の防災月間中は、毎日お昼の12時半ごろに「犬の防災」に関する情報配信をしています。
記事がアップデートされたら以下のページに掲載していくので、ぜひ過去のアーカイブもチェックしてみてくださいね!

  • 更新日:

    2021.09.07

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