いつどんな時に起こるのかわからないのが災害の恐ろしさです。地震をはじめ、豪雨による土砂崩れなどは記憶に新しいところではないでしょうか。毎年のように豪雨による河川の氾濫や台風被害が起こる最近の日本では、明日は我が身と考え緊急時のために備えをしておく必要があります。
しかし、いざ準備をしようとするとなかなか思うようにいかないのも現実。そこには、大型犬の飼い主ならではの悩みもあるのです。
未曾有の災害と言われる東日本大震災をきっかけに、多くの飼い主がもし災害が発生したら、ペットとどうやって避難をしようか、日頃から何を備えておけばいいのだろうなど防災対策ついて真剣に考えるようになったのではないでしょうか。東日本大震災当時は、アンディ1頭だけでしたがそれでも30kg近い大型犬とどのように避難をすれば良いのかを真剣に考え始めたのです。
海岸から程近いところに位置する我が家。東日本大震災をきっかけに、行政も動き出しました。各電柱には、現在地の海抜が表示されるようになったのです。それによると、自宅のある地区は海抜4.3m、海岸からは約1km程度。近くに高台や丘があるわけではないため、東日本大震災クラスの津波が発生してしまったら、とても逃げられる自信はありません。
以前、大きな台風が上陸し近隣が冠水した際に行政に確認したところ、救難用ボートにペットは乗せられないとのことでした。その後、東日本大震災を教訓にした環境省の指導によりペット同行避難を求められるようになりましたが、ペットが入れる避難所は自宅から徒歩で1km近く先にあります。キャリーや抱っこで避難できる小型犬なら可能な距離かもしれませんが、大型犬と徒歩で避難するにはかなりの危険が伴います。
環境省が提供している同行避難ガイドラインには、避難所で使用できるケージを各自用意し、ペットフードはできれば7日分以上を用意、同行避難では各自ペットフードを持参とあります。しかし、大型犬の場合ケージだけでも簡単に持ち歩けるものではありません。また、ペットフードも1週間分となると、1kgや2kgの量では済まないのです。
ディロンは手作り食で育っているため、日常的にペットフードの買い置きがありません。そこで、ある時からドッグフードも消化できるように、1日1回はドッグフードを与え、消化機能を慣らすようにし始めました。また、ドッグフードだけではなく常温で保存できるレトルト食やフリーズドライの野菜も一緒に常備。しかし、避難時にこれを全部持って行かれるかどうかはかなりの不安があります。
逃げるに逃げられない地域に住んでいる住民としては、どのように避難するかは大きな課題です。同じ大型犬と暮らしている近所の住民が、町内会に働きかけを行おうと動き始めましたが、町内会は一向に動く気配がありません。実は現在でも避難に関しては、飼い主の間でも大きな命題となっているのです。
前述のように、手作り食のディロンは、災害時の食事が大きな課題です。そんなディロンのために、さまざまなサイトを探しまた試食を重ねて次のようなフードと食材を買い置きしています。また、徒歩で避難する時のためにブーツを購入してあります。
災害時は飼い主が平常心ではいられないため、犬にも大きなストレスがかかるはずです。そんな時に、いつもと大きく違う食事を与えてしまうと消化不良を起こす原因にもなりかねません。少しでも、日常と同じ体調でいてほしいことから毎日食べているものと同じ馬肉のレトルト食を常備しています。
新鮮な野菜は常温保存はできませんが、フリーズドライとなっているものやレトルトであれば常温での保存が可能です。買い置きできる野菜があると、災害時ではなくても安心できます。
水でもサッと戻せて、スープにもなるフレーク状の野菜はとても使い勝手の良い保存食です。人間用ですが、無添加のため犬が食べても問題ありません。
災害時は車で避難できるとは限りません。また、割れたガラスやがれきの中を歩く可能性があるため、怪我防止のためにもソールがしっかりとしたブーツは必需品。ディロンの足のサイズに合わせたブーツを4足購入し、たまにはかせてブーツでも歩けるように練習しています。
現在、一緒に暮らしているディロンは東日本大震災以降に迎えていることから、パピーの時にマイクロチップを装着してあります。また、避難に備えてブーツも用意してあります。しかし、それ以外に何をどうすればいいのかまだ検討中であることも事実です。そんな現在候補に挙がっているのがテントの購入です。車での避難が出来ない場合に備えて、持ち運びできるテントの購入を検討しています。テントがあれば、避難所に同行避難できなくても一緒に過ごすことができるのではないか、そう考えています。
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