犬の飼い主さんにとって、災害時の愛犬の安全確保は気がかりな話題ですよね。そもそも避難所がペットを受け入れてくれるの?持ち物は何が必要?など、気になる疑問が次々に湧いてきて準備はまだ万全とは言えない・・・なんて方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大阪市にお住まいのペットの飼い主さんに向けて、避難所情報や災害時の対応についてまとめました。災害時に冷静な行動がとれるように、事前に準備ができそうなことを確認しておきましょう。

大阪市では、災害が発生した場合はペットと同行避難するように推奨しています。同行避難とは、ペット一緒に安全を確保できる場所へ避難するという意味です。
ここでは、ペットと同行できる避難所についての情報を詳しく解説していきます。
避難所について大阪市へ問い合わせしたところ、566カ所ある避難所全てでペットの受け入れを想定していると回答していただきました(2021年2月取材時点)。しかし、災害時の状況によっては受け入れを断る場合もあるとのことですので注意が必要です。
ご自身の住んでいる区の中で、最も自宅から近い避難所がどこなのかを確認し、事前にペットの受け入れについて問い合わせしておくことをおすすめします。
大阪市では、学校や区が運営している施設など計566カ所が避難所として指定されています。主な避難所を以下にまとめました。

ペットを避難所に同行させる際に、多くの方が感じる疑問に回答していきます。災害が発生する前に確認しておくことで、スムーズな避難ができるようになるでしょう。
大阪市のホームページでは「ペットといっしょに災害への備え」というガイドラインが配布されています。災害時の持ち物や、心構えなどが記載されているため、事前に目を通しておきましょう。
小型犬や猫といった、ケージに入るサイズのペットは問題なく受け入れてもらえます。
大型犬の場合は、避難所のスペースが不足しているといった理由から受け入れを断られることもあります。また、爬虫類や両生類といった、特殊な設備を必要とするペットの受け入れも難しいとされています。
小型犬や猫の場合は、基本的にケージの中での管理となります。動物が苦手な人もいるため、避難所内で遊ばせることはできません。
また、大型犬の場合は、避難所の敷地内の中でも人がいないスペースに移され、飼い主とは離れた場所での管理とになります。
大阪市の避難所内ではペットのケガや病気を診察してもらえません。ケガや病気が発生した場合は、避難所の近くの動物病院が対応することになります。
したがって、お世話になる避難所の近くにある動物病院についても、事前に調べておくことをおすすめします。
大阪市の避難所には、ペット用のフードが備蓄されていません。最低5日分の餌を飼い主が確保するように推奨されているため、事前に準備しておくことが大切です。

大阪市の避難ガイドラインに記載されている内容に基づき、ペット連れが避難所で生活する上でのルールについて解説していきます。
大阪市の避難ガイドラインには、必ず必要な持ち物として以下のものが挙げられています。
中でも、ケージやリードが無い場合は、受け入れを断られる場合もあります。これらの持ち物を必ず準備した上で、避難所へ向かいましょう。
ペットが他の避難者を傷つけてしまった場合、その賠償責任は飼い主さんにあります。また、ペット同士の喧嘩が起きてしまい、どちらかがケガをした場合も、飼い主同士の話し合いによって解決しなければいけません。
こういったトラブルを防ぐためにも、事前にペットのしつけを完了しておくことが望ましいです。
ペットの排便やブラッシングは、屋外でするのが基本となります。避難者の中には動物が苦手な方や、アレルギーを持つ方もいます。
多くの人が快適に生活するためにも、臭いや抜け毛による迷惑をかけないように心がけましょう。
避難所での生活はペットもストレスを感じやすく、体調不良を引き起こしやすい環境にあります。健康に影響が出ないように、適度に散歩を行うなどペットの体調管理に努めましょう。
また、健康管理のひとつとして、必ず各予防接種を済ませておくことも大切です。

最後に、ペット用の防災グッズを5つ紹介していきます。いざという時に役立つものばかりですので、防災カバンに何を入れたらいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプでよく使われる、折りたたみ式のボウルが災害時に役立ちます。防災カバンに通常のボウルを入れようとすると、とてもかさばってしまいますよね。
折りたたみ式ならば、持ち運びが楽になるだけでなく、餌用や水用いった用途に合わせて複数個収納することが可能です。人間用のお皿としても活用できるため、様々な用途で活躍してくれるでしょう。

避難の途中では、停電によって暗い道を歩かなければいけない可能性もあります。犬が歩きやすいように、ペットの足元を照らす首輪があると便利です。
また、他の歩行者や、走ってくる車にペットの存在を知らせるのにも役立ってくれるでしょう。夜に災害が起きることも想定して、備えておくことが大切です。
災害によって道路が荒れたり、瓦礫やガラスの破片が散乱する場合があります。そんなときにはペット用の靴が役立つでしょう。
ペットに荒れた道を歩かせると、足の裏にケガを負ってしまいます。災害時はケガの治療もスムーズにできないことがあるため、なるべくケガをさせないようにすることが大切です。
避難所での生活が長くなるほど気になってくるのが、ペットの体臭です。シャンプーを用意しておくことで、ペットの体臭の予防ができるでしょう。
また、災害時は水不足になる場合もあるため、ペット用のシャンプーの中でも、洗い流す必要がないタイプの商品をおすすめします。
災害時に雨が降っていることも考慮し、吸水タオルを用意しておくと安心です。ペットの身体を濡れたままにしておくと、体調不良を引き起こす危険があります。
避難所では満足な診察を受けられず、より体調が悪化してしまうことも考えられます。タオルは身体を拭くこと以外にも役立つアイテムですので、ぜひ用意しておきましょう。

あらかじめ避難所の情報を知っておくことで、スムーズな避難が可能になります。避難所へ避難した後も、その施設内でのルールやマナーを守り、他の避難者とのトラブルが起きないように努めましょう。
また、防災グッズはいざというときにペットと自分を守る命綱になってくれます。「そのうち準備すればいいや」と後回しにせず、いつ災害が起きても大丈夫なように備えておいてください。
9月の防災月間中は、毎日お昼の12時半ごろに「犬の防災」に関する情報配信をしています。
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