万が一災害が発生したら・・・、どのようにペットと避難すべき?何を持ち出し袋に入れておく?ペットの飼い主さんにとって、防災に関する疑問は絶えません。もしもの事態に備えて、ペットと同行避難ができる避難所や、避難先での管理方法などを事前に調べておくことで、災害時の明暗を分ける可能性は十分にあります。
今回は、兵庫県神戸市にお住いのペットの飼い主さんに向けて、避難所情報や災害時に準備しておきたいペット用防災グッズなどをご紹介します。

神戸市では、地震や水害などの災害時に避難が必要な場合、ペットといっしょに避難する「同行避難」を基本としています。
神戸市が公開している「災害時の避難所」の情報によると、屋内・屋外の緊急避難場所を含む避難所は、市全体で423箇所あります(2021年8月時点)。ただし、避難所によってペット受け入れ不可の場合もあるため、事前に市のサイトで確認しておきましょう。
神戸市の避難所の一例(一部抜粋)

同行避難するにあたって飼い主としては、避難所での実際のサポート体制が気になるところです。詳しくみていきましょう。
神戸市が公開している「ペットの防災対策について」というページでは、環境省が発行している「災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」のページが参考として掲載されています。
神戸市の中でも避難所によってペットの管理方法は異なるようですが、避難所の屋外に設置された専用スペースで飼育するケースが多いようです。
飼育場所では、檻の中もしくは指定された場所に繋いでおくことが定められています。
兵庫県では平成28年11月に、神戸市をはじめとする約15市町村で、南海トラフ地震を想定した避難訓練および合同防災訓練が実施されています。
その際、住民参加型の訓練のひとつとして、ペット同行訓練が行われています。
神戸市のホームページでは、避難先のペットの水や食事などは飼い主が用意するよう記載されています。
最低でも5日間分は準備しておきましょう。また、療法食など特別な食事を必要とする場合には、長期に対応できる量の準備が必要です。

神戸市内では、区や町、避難所ごとにルールが異なるようですので、詳細については各地区のルールを確認するようにしましょう。
ここでは、例として神戸市東灘区にある東灘小学校区防災福祉コミュニティ 避難所もっとより良くプロジェクトの「避難所運営マニュアル」に記載の内容等を参考に、一部を抜粋してご紹介します。
「避難所運営マニュアル」によると、避難所の居室部分には原則として犬・猫等のペットを同伴することは禁止されています。多様な考え方を持つ人たちが共同生活を送る場所であり、動物アレルギーの人もいることをしっかり念頭に置いて、ペットの飼育を巡り問題が起こらないよう、お互い周囲への配慮を忘れないようにしたいですね。
ペットの飼育は、避難所の敷地内の屋外に専用スペースを設けて行われます。また、避難所でのペットの飼育、および飼育スペースの清掃については、飼い主が責任を持って管理をおこないましょう。
避難所には、動物が苦手な方がいることもあります。また、ペットにとってもいつもと異なる環境に置かれることは大きなストレスになります。
そこで、ペットには日ごろからケージやキャリーバックに慣れさせておくことで、安心できる場所として過ごせるトレーニングをしておきましょう。

避難先でペットが少しでも快適に過ごせるよう、飼い主として防災グッズはしっかりと準備しておきたいところです。
ここでは、5つのグッズをピックアップしてご紹介します。
こちらのリュックは、通院や災害時の移動だけでなく、拡張機能がついているのでケージとしても利用できる2WAY仕様です。万が一に備えて、リュック内部には首輪がつけられるリードがついているので、災害時でも安心して使うことができます。
避難先の生活の中でもペットの食事は重要です。こちらの缶詰は、食べやすい大きさにカットされた野菜・果物・ハーブを缶詰に入れてから加熱処理がされているので、普段の食事用としてだけでなく災害時の備蓄にもぴったりです。
缶詰の内側には特殊なコーティングが施されて、衛生面と安全面にこだわって作られています。
災害時には、気を付けていてもペットとはぐれてしまうことも。飼い主がわかる迷子札付きチョーカーを普段から付けておくと安心です。本革なのに薄くて軽いので、首輪との重ね付けもできますよ。
神戸市では、災害時の準備品のひとつとして「伸縮しないリード」を推奨しています。普段、伸縮するリードを使用している方は、防災グッズのひとつとして備えておくとよいでしょう。
何から揃えたらよいのかわからないという場合には、ペット用防災セットがおすすめです。フードボウルや携帯給水ボトル、給水タオルなど、必要なものがバッグに入って届きます。

神戸市の避難所は、災害時であれば原則としてペットの同行避難が可能です。しかし、もしもの災害時にペットの安全を守る責任は飼い主にあります。愛犬との災害時に備えて平時からしっかりと準備をし、災害時には周囲の方との相互の助け合いや配慮の気持ちを忘れずに過ごせるとよいですね。
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