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2021.09.29

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第3部】|vol.13

パートナーに優しいレシピ|地元の旬の食材で地域に合った体作りを

中医学では、健康な体作りには「身土不二」が欠かせないと言われています。身土不二とは、身(体)と土(その土地)は一体であるということを指し、地元で採れた食材を旬の時期に食べることが良いという意味に解釈されています。
今日は、いつものおやつにちょっと変化をつけて、愛犬と旬の地元食材を楽しんでみませんか?

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/犬の東洋医学生活管理士

雑種犬のように土地に根を張った暮らしを

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その土地で生まれ育った雑種犬が丈夫だと言われているのは、地域の気候に適応した体を持っているからという説があります。

雑種犬のように住んでいる土地に合った体を作るには、その場所の太陽を浴びて、その土地を流れる水で育った食べ物を摂り入れることもひとつの方法ではないかと思います。

食べ物はその土地の影響を受けて育つ

特産品をはじめ、その土地で採れる野菜や果物、動物などは、環境に適した性質だから育つことができますよね。
そのため、住んでいる土地で採れたものを食べることは、その環境の中で生きるための力をくれる食べ物になります。

例えば、ゴーヤやバナナなど南国産のものは体を冷やす効果があり、鮭など北海道でよく採れるものは体を温める効果があります。

旬の食べ物は四季を乗り切る頼りになる

旬の食べ物には、その時期に必要な栄養がたっぷりと含まれています。
春の新ニンジンやセロリは抗酸化作用があり、季節の変わり目で弱りがちな体を守ってくれる働きがあり、夏のトマトやキュウリはたまった水分を排出して体をクールダウンさせてくれます。 秋から冬が旬のブリなどの魚も、脂が乗って寒さに耐える体作りをサポートしてくれる効果があります。

住んでいる土地で得られたものは新鮮で栄養価が損なわれずに入手できるので、余すことなく吸収できるのも強みですね。

地域と季節で選んでみたい犬の食べ物

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畑にある無人販売や、スーパーの地元農家の食材コーナーがあれば、その土地の食べ物を手に入れることができます。でもなかなかそういう場所を見つけられないこともありますよね。
そこで、地域ごと、季節ごとに採れる魚、肉、野菜などをご紹介します。

犬が食べられる地方別の肉・魚・野菜類

北海道から沖縄まで、地方別に生産されることが多い食べ物をまとめました。
意外にも羊肉は輸入が大半で、北海道が地元でがんばっているものの、全体では0.5%前後にとどまっています。逆に和牛は日本全国で飼育されていて、地元食材としては手に入りやすいようです。

地方ごとの食材一覧

地方地元食材
北海道 サケ、アカガレイ、サンマ、牛肉、鹿肉、羊肉、牛乳、ジャガイモ、ニンジン、ダイコン、ブロッコリー、カボチャ、エダマメ
東北地方 ヒラメ、イワシ、タイ、サンマ、牛肉、鶏肉、馬肉、ナガイモ、レタス、キュウリ、トマト、キャベツ、ピーマン
関東地方 ヒラメ、ブリ、サバ、タイ、牛肉、牛乳、卵、カリフラワー、白菜、小松菜、ピーマン、サツマイモ、レタス、エダマメ、キャベツ、カブ、ブロッコリー、ホウレン草
中部地方 イワシ、カツオ、ウナギ、牛肉、豚肉、猪肉、名古屋コーチン、ズッキーニ、セロリ、レタス、ハクサイ、キャベツ
近畿地方 イワシ、スズキ、タイ、牛肉、黒大豆、豆腐、湯葉、カイワレダイコン、カブ
中国四国地方 タイ、イワシ、カレイ、牛肉、猪肉、鹿肉、ニンジン、カリフラワー、オクラ、ピーマン、ブロッコリー、トマト、レタス
九州地方 牛乳、和牛、馬肉、豚肉、鶏肉、卵、カイワレダイコン、トマト、カリフラワー、さつまいも、ジャガイモ、カボチャ、ピーマン、キュウリ、ゴーヤ、ズッキーニ

犬が食べられる春夏秋冬の旬の食べ物

地域の環境によって少しバラつきがありますが、春夏秋冬ごとに旬を迎える食べ物もご紹介します。最近は農業技術の向上によって、季節を問わず食べられる野菜も増えてきているようです。

季節があまり関係なさそうな肉類は、夏場に暑さでバテることから、牛肉や鶏肉に関しては夏より冬の方が良い肉質になるそうです。また、年間を通して美味しい時期が続く鹿肉に対して、猪肉は季節によって大きく肉質が変わり、食べる人の好みによって旬の時期は異なるようです。

季節ごとの旬の食材一覧

季節旬の食材
カツオ、タイ、鹿肉、キウイフルーツ、芽キャベツ、キャベツ、レタス、ピーマン、セロリ、カブ
カツオ、アジ、タイ、スズキ、鹿肉、トマト、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、ゴーヤ
サケ、ブリ、鹿肉、白菜、サツマイモ、ホウレン草、ジャガイモ
タラ、タイ、ヒラメ、牛肉、鶏肉、カブ、カリフラワー、キャベツ、小松菜、ダイコン、ニンジン、白菜、ブロッコリー
年間を通して旬のもの モヤシ、カイワレダイコン

関東の秋の味覚で簡単ホットサラダ

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我が家は関東地方にあるので、関東地方の秋の味覚でおやつを作ってみることにしました。
ブリ、サツマイモ、ホウレン草で、温かいサラダにしたいと思います。

ホウレン草はよくゆでて水にさらそう

今回も加熱して盛るだけの簡単レシピです。

【材料】(小型犬1回分)

  • ブリ 刺身1/4切れ
  • サツマイモ 1mmくらいのスライス1/2枚
  • ホウレン草 少々

【作り方】

  1. ブリをゆでる
  2. ホウレン草はゆでて水にさらす
  3. サツマイモはレンジで10~20秒加熱する
  4. 器に盛り付けて完成

レシピのポイント
リンの摂取量を減らすためブリをゆでましたが、特にリンを気にしない場合はレンジで加熱でも大丈夫です。
ホウレン草には食べ過ぎると結石しやすくなるシュウ酸が含まれています。少しなら問題ありませんが、ゆでて水にさらすことでシュウ酸を減らすことができます。

血液サラサラ・残暑のストレス改善!

関東はまだまだ残暑が厳しい毎日です。
暑さのダメージを受けた体に、関東の秋の味覚はこんな効果をもたらしてくれます。これからの季節に旬を迎える食べ物は、普段より栄養価がアップするので効果に期待したいですね。

ブリ

水分不足などでドロドロになった血液をサラサラにしてくれるEPA(エイコサペンタエン酸)、残暑疲れを回復してくれるビタミンB1、肝機能を高めてくれるタウリンなどを含みます。

サツマイモ

腸内環境を整えてくれる食物繊維、抗酸化作用によって残暑のダメージを軽減してくれるビタミンCやβカロテン、ブリ同様に疲労回復効果のビタミンB1を含みます。

ホウレン草

ホウレン草はビタミン・ミネラルがとても豊富です。特に抗酸化作用のあるβカロテンとビタミンCが多く含まれます。

体を冷やしすぎないために温かめで食べよう

これからの時期は寒暖の差が激しくなってきます。体が必要以上に冷えないよう、温かいうちに食べてもらいました。

地元のものと旬のもので選ぶ愛犬の食べ物

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お店などから子犬を迎えると、私たちが住んでいる土地からは遠いところで生まれた子もたくさんいると思います。全く違う環境から来てくれた愛犬たちが、少しでも今の土地の環境になじめるように、食べ物でサポートしてあげるのもたまには良いかもしれませんね。
毎日の散歩とともに、地元の旬の味覚を少しだけプラスしてあげるというのも、愛犬の健康作りのひとつとしていかがでしょうか。

  • 更新日:

    2021.09.29

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。