地震が起きるたびに「防災グッズを準備しなくては…」と思いつつ、「結局、何をどれだけ揃えるべきなの?」という疑問が解消できなかった筆者。そうして気持ちばかり焦る時間を過ごしてきましたが、念願叶って防災グッズを一通り揃えることに成功しました。
成功のカギを握ったのは『地震10秒診断』です。居住地域で地震が起こった際のライフライン復旧日数をシミュレーションすることで、グッズごとの必要数量を具体的にイメージすることができました。
本日は、同じような悩みを抱えている飼い主さんに向けて、「もしも地震が起きたら?」を想像するのに役立つ『地震10秒診断』をご紹介します。
『地震10秒診断』とは、位置情報を入力することで、その位置の30年以内に起こる地震予測と、ライフライン復旧までの目処を診断してくれるデジタルコンテンツです。「一般社団法人 日本損害保険協会」と「国立研究開発法人 防災科学技術研究所」がこれまでの災害関連データを活用して2020年8月に公開しました。
利用者の位置情報に連動した結果を提供することで、地震が起きた後の生活再建について、よりリアルにイメージし、地震への備えを自分事として考えてもらうきっかけを提供することを目的としています。
診断では、指定した位置情報において「30年以内に震度5弱~震度7までの5段階の揺れが起きる確率」を示してくれます。位置情報は現在地もしくは郵便番号・住所等で調べることが可能です。
なお、確率は防災に関する科学技術の研究を行なう防災科学技術研究所の提供データをもとに算出されています。
地震が起こる確率の他にも、同規模の地震が起きた場合に想定されるライフライン復旧までの日数目安を表示してくれます。地域によって復旧までに時間を要するライフラインが分かると共に、ライフライン復旧までの日数について「早い」「平均」「遅い」の3段階からシミュレーションをすることができるため、必要な防災グッズを見積もる上で大変役立つと思います。
ライフライン復旧までの日数目処
さらに、そのエリアにおける家屋の全壊確率と出火確率は、「木造」「鉄筋コンクリート造」を切り替えてシミュレーション結果を表示してくれます。必ずしも診断結果通りに被害が発生するものではありませんが、ひとつの目安にはなりそうですよね。
診断方法はとっても簡単!アプリを入れたりすることなく、ネット環境さえあればスマートフォンで簡単に診断することができます。今回はスマートフォンの画面で実際に表示される画像を交えながら『地震10秒診断』の診断方法とデモ結果を紹介していきます。
まずは『地震10秒診断』のサイトにアクセスして「現在地で診断」をタップしてください。スマートフォンの場合、位置情報の利用を許可するかどうか聞かれますので、診断したいエリアにいる場合は位置情報の使用を「許可」にしましょう。
今いる位置と別の場所で診断したい場合・位置情報の使用を許可したくない場合・位置情報を保持していない端末を利用している場合には、「現在地で診断する」をタップした後に表示される位置情報の使用を「許可しない」をタップすると「位置取得できませんでした」と書かれた画面が表示されますので、その下に表示される検索窓に調べたい住所や郵便番号を入力して「診断」をタップしてください。
「診断」をタップすると、まずは指定したエリアで、30年以内に地震が起こる確率が表示されます。画像にある例の「東京都中央区銀座3丁目」の場合は、30年以内に震度6強の地震が起こる確率は32%となっています。
次に指定したエリアで上記の地震が起こった場合の「停電日数」「ガス停止日数」「断水日数」の目安が表示されます。「詳しく見る」をタップすると、停電が続いた場合に想定されることが表示されますので、こちらも大変参考になります。
指定エリアで震度6強の地震が起こった場合の停電日数は5日でした。停電が続くとスマートフォンの充電が切れ情報を得られなくなったり、冷蔵庫の中の食材が傷んでしまうことも。暑いor寒い時期には冷暖房器具が使えなくなってしまいますよね。そういった場合に備えて、食品の保冷剤や毛布が必要であることを表示してくれています。
指定エリアで震度6強の地震が起こった場合のガス停止日数は27日。
指定エリアで震度6強の地震が起こった場合の断水日数は41日。停電日数やガス停止日数よりも遥かに長い期間、水が使えなくなることが分かります。
最後に、建物が木造の場合と鉄筋コンクリート造の場合における全壊確率・出火確率が表示されます。住んでいるご自宅の造りに合わせて選択してみましょう。
私の住んでいる地域は集合住宅が密集しているエリアのため、避難所で生活を送ることは難しい可能性も高く、自宅や車の中で避難生活を送ることになるかもしれないと考えています。しかしながら今回のシミュレーションを経て、自分が考えていたよりも遥かに断水日数が長いことが分かりました。
自宅はマンションの16階。避難生活中に色んなことを気にしながらいちいち1階まで降りてトイレに行く気力があるでしょうか…。となると「携帯トイレの備蓄は余裕を見て〇日分あった方がいいのかも」…そんなことを考えて、すべての防災グッズの必要数量を試算していきました。
必ずしも診断結果どおりに被害が発生する訳ではありませんし、自治体からの物資の支給等もあると思いますが、決して他人事にせずに1人1人が想像力を膨らませて心構えしておくことが災害を乗り越えることに繋がるのではないかと考えています。
9月の防災月間中は、毎日お昼の12時半ごろに「犬の防災」に関する情報配信をしています。
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