育犬ノイローゼに陥ってしまう原因には、次のようなものが挙げられます。
次のような場面でしつけが思ったようにうまくいかず、飼い主さんが育犬ノイローゼになることがあります。
トイレのしつけがうまくいかず、あちこで粗相され悩んでしまう飼い主さんは多いようです。トイレトレーニングは子犬が排泄しそうなときにペットシーツの上に連れて行き、できたらすぐ褒めるなど、タイミングが重要なので飼い主さんに時間がないと難しいものです。
「ごはんが欲しい」「構ってほしい」と要求吠えをしたり、窓の外を通る人を姿が見なくなるまで吠え続けるなど、無駄吠えがひどくて育犬ノイローゼに陥ることもあります。夜中や飼い主さんの留守中に無駄吠えをし、ご近所トラブルに悩まされることもあります。
子犬の歯は鋭く、甘噛みであっても噛まれるととても痛く、手や足が傷だらけになったり、出血することもあります。よその人や子供を噛んでしまえば、問題にもなりかねません。ソファーやテーブルの脚をかじり、家中ボロボロになって心が疲弊してしまうこともあります。
子犬の乳歯は一般的に生後4~8ヶ月で永久歯に生えかわりますが、この時期は口がむず痒いため、手当たり次第に物を噛んでしまう傾向があります。
「犬を飼ってみたら想像以上に手がかかった」「こんなにお金がかかると思わなかった」「前飼っていた犬より元気が良すぎて疲れる」など、お世話の大変さに疲れて育犬ノイローゼに陥ることがあります。
犬を迎える前に時間や手間、お金をかけてあげられるか考え、生涯面倒をみてあげる覚悟を決めて迎え入れることが大切です。
病気で介助が必要になったり、高齢犬の介護で疲れ切ってしまうケースも珍しくありません。
特に歩行困難になった大型犬のお世話は大変で、歩行や排泄の補助をしたり、寝たきりの場合は床ずれができないよう体位を変えたり、動物病院へ通うための車の乗り降りにも労力を使います。いつまで続くかわからない介護に、心が疲れてしまうことがあります。
次のような飼い主さんは、ノイローゼになりやすい傾向があります。
何事にも完璧を求める人は、お世話やしつけも完璧にこなしたいと考えてしまい、上手くいかないと不安感を抱いたり、イライラしてしまうようです。
しかし、すべてマニュアル通りに、完璧にこなしている飼い主さんはほとんどいません。犬には一頭ずつ個性があり、成長の仕方もその子によって異なります。
また、心配性な人は犬の様子が少し違うだけでもすぐに病気を疑ったり、しつけがずっとうまくいかないのではと不安になったりして、心労が絶えません。
初めて犬を迎えた人は、犬の扱い方がわからずしつけがうまくいかなかったり、想像していた生活とのギャップに戸惑い、疲れ切ってしまうことがあります。
育犬ノイローゼは精神疾患です。精神的なストレスを受け続けることにより、体調不良を引き起こします。症状の出方は人によって異なりますが、次のような症状が現れます。
育犬ノイローゼにならないための対処法をご紹介します。
人にも個性があるように、犬にも得意・不得意があります。「マニュアル通りに育てなければ」「完璧にできるようしつけなければ」と気負うのではなく、しつけに失敗しても「また今度頑張ろう」と気持ちを入れ替え、大らかな気持ちでしつけることも大切です。
犬の育て方について悩んでいても、誰にも話さず一人で抱え込んでしまう飼い主さんは育犬ノイローゼになりやすい傾向があります。お散歩やドッグランで出会う犬友に相談したり、インターネットで同じ悩みを抱える飼い主さんを探してみても良いでしょう。
お世話が大変なときは「自分で面倒を見なければ」と抱え込まず、家族で役割分担を決めるなどして負担を減らしましょう。
育犬ノイローゼは完璧を求める人や心配性な人がかかりやすい傾向がありますが、「自分は大丈夫」と思っている人でもノイローゼに陥る可能性は十分あり得ます。犬との生活に悩んだら、一人で抱え込まずに友人や家族に相談してみましょう。
しつけは完璧を求めず、自分では手に負えないと感じたらしつけ教室に通うのもおすすめです。息抜きをしながら、愛犬と幸せな生活を送ってくださいね。