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飼い主に抱っこされた茶色と白の犬の顔
住まい / 生活
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2021.08.04

避難所にペットも同行可能?東京都中野区のペット同行避難について

災害が起きたとき、愛犬とスムーズに同行避難ができるように対策はしていますか?日本は台風による洪水や地震などの自然災害が多く、避難を余儀なくされることは決して他人ごとではありません。災害時に愛犬を守るために、自宅近くの避難所はペットも同行可能か、ペット用の備蓄品は何が必要なのかなどを把握し、普段から備えておくことが非常に重要です。
この記事では、東京都中野区のペットの同行避難について詳しくご紹介します。

文:新井 絵美子/動物ライター

中野区の避難所にペットと避難できる?

ケージの中に入れられたパグ犬

万が一の災害に備え、自宅近くの避難所がペットの同行避難が可能なのかを知っておく必要があります。中野区でペットも同行できる避難所について頭に入れておきましょう。

中野区でペットと同行できる避難所は45カ所

中野区では、各地域の小学校・中学校・高校が災害時の避難所となっており、計45カ所あります。そして、全ての避難所がペットも同行可能です。避難所に指定されている各地域の避難所の一部を以下に示します。

  • みなみの小学校:南台4-4-1
  • 宝仙学園:中央2-21-3
  • 第二中学校:本町5-25-1
  • 桃花小学校:中央5-43-1
  • 大妻中野中学校・高等学校:上高田2-3-7
  • 中野中学校:中野4-12-3
  • 江古田小学校:江古田2-13-28
  • 中野工業高等学校:野方3-5-5
  • 啓明小学校:大和町1-18-1
  • 西中野小学校:白鷺3-9-2

中野区の避難所におけるペットのサポート体制は?

獣医師の診察を受けて聴診器を体にあてられる黒と白のフレンチブルドッグ犬

ここでは、中野区の避難所におけるペットの受け入れ体制などについて解説します。

ペットの避難ガイドラインはある?

ペットの同行避難のガイドラインは、中野区公式サイトから確認できます。また、ペットの同行避難訓練なども行っています。

詳しくはこちら

一緒に避難できる動物に制限はある?

同行避難できる動物は、犬、猫、鳥などの小動物に限られています。

避難所でペットはどのように管理される?

避難したペットは、基本的に屋外で管理することになり、ケージやキャリーバッグに入れて避難・管理するようにと規定されています。

なお、タープなどは設置されるのか、悪天候のときは屋内に移動可能なのかなど、詳細なルールは明記されておらず、避難所ごとに異なる場合があります。気になる方は、事前に中野区役所の防災対策係に問い合わせて確認しておきましょう。

避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?

中野区は、東京都獣医師会中野支部との間で協定を締結しており、避難所でペットがケガや病気をした場合には獣医師会が診療をする予定です。

災害備蓄品としてフードの用意はある?

ペットフード、およびペット用の水の災害備蓄品は用意されていないので、自分で用意しておく必要があります。

災害発生後、ペットフードの支援物資がすぐに届くとは限りません。また、ペットフードが配給されたとしても、食べなれないフードだと体調を崩す可能性も考えられます。そのため、最低でも5日~1週間分のフード・水は用意しておきましょう。

中野区で避難所にペットと避難する際のルールは?

首輪に鑑札のついた犬

ペットの同行避難に関して、中野区は以下のようなルールを設けています。

ルール【1】身元がわかるようにしておく

避難所でパニックを起こし、キャリーバックから飛び出して迷子にしまうケースも少なくありません。保護されたときに身元がわかれば飼い主の元に戻って来られるので、鑑札や迷子札、マイクロチップを装着しておきましょう。

ルール【2】ペットの備蓄品を持参する

ペットフードや水だけでなく、ペット用の備蓄品は一切用意されていないので、以下のものを用意しておきましょう。

  • ペットフード・水
  • フードボウル・ウォーターボウル
  • 予備の首輪
  • リード(伸縮しないタイプ)
  • トイレシーツ
  • ガムテープ(ケージの補修、ケガの応急処置などに使用)
  • 常備薬 など

ルール【3】最低限のしつけをしておく

避難所で他の人の迷惑にならないよう、普段からしつけを行い愛犬をコントロールできるようにしておく必要があります。「マテ」や「オイデ」の指示に従えるようにしておく、むやみに吠えさせない、決められた場所で排泄ができるようにしておくなどのしつけをしておきましょう。

また、しつけをしておくことで、人だけでなく犬自身のストレスも軽減してあげられ、安全に過ごしやすくなります。

ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選

飼い主の黒いリュックの中に入れられた茶色い犬

ここでは、緊急時のために準備しておきたい、犬用の防災グッズをご紹介します。

拡張して、くつろげる空間が作れるキャリーバッグ

足場が悪い状況下でペットと同行避難する際、手持ちタイプのキャリーバッグだと片手が塞がってしまうので危ないです。そのため、両手が空くリュックタイプがおすすめです。

ペキュートのリュック型キャリーバッグは、胸元とお腹部分の2箇所のベルトでしっかりと固定でき、かつ底面に滑り止めマットも付いており、安定性に優れています。また、拡張できるので、くつろげる空間を作ってあげられます。

臭いをシャットアウトしてくれるマナー袋

袋に鼻を近づけても臭わないほどの、驚異的な防臭素材で作られたマナー袋です。臭いだけでなく菌も通さないので、使用済みのペットシーツや排泄物を衛生的に処理できます。SS~Lまでの4サイズが展開されています。

コンパクトに折りたためる食器

シリコン素材で作られている食器です。軽量で真っ平らに折りたたんで持ち運べます。また、避難時はペット用と人間用の備蓄品を持っていかなければなりませんが、カラビナが付いているため、キャリーバッグに引っ掛ければ、荷物がかさばらずに済みます。

愛犬の情報をまとめておける健康手帳

愛犬の写真やマイクロチップ登録番号などをはじめとしたプロフィール、ワクチン接種情報や既往歴、服用している薬の種類など、愛犬の基本情報をまとめて記しておける健康手帳です。

万が一、ケガや病気をして避難所で愛犬が診療を受けることになったとき、健康手帳があれば獣医師とスムーズにやりとりしやすくなるので、用意しておくことをおすすめします。

愛犬の足を守るドッグシューズ

靴底がラバー素材で、鋭利なものによって肉球が傷つくのを防げます。伸縮性のある素材なので足にフィットするうえ、ストラップでしっかりと固定できるので、脱げてしまう心配が少ないでしょう。

小型犬や中型犬の場合はキャリーバッグに入れて運べますが、被災して車の通行ができない状況になったとき、大型犬の場合は足元が悪い状況の中、避難所まで歩かせなければならないことが予想されます。そのため、靴を用意しておき、普段から靴に慣れさせておくと安心です。

中野区の避難所情報を頭に入れてペットと一緒に備えよう

ペット用の持ち運びバッグから顔を出す黒いミニチュアダックスフンド犬

普段から人間用とペット用の両方の防災対策をして、災害時における混乱を最小限に抑えられるように努めることが大切です。自治体が発行しているハザードマップやペットの同行避難についてのガイドラインを再確認し、愛犬と安全に避難できるようにシミュレーションしておきましょう。

  • 更新日:

    2021.08.04

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ライター・専門家プロフィール
  • 新井 絵美子
  • 動物ライター
  • 2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。 過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。