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青い服を着た飼い主の体に頭を寄せる白茶の犬
住まい / 生活
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2021.08.19

【東京都大田区】の避難所はペット同行可?愛犬を守るルールとマナー

地震や洪水などの自然災害が毎年のように起こっている昨今。ニュースで流れる災害報道は、つい自分とは関係ないと思ってしまいがちですが、決して他人事ではありません。
もし身近で災害が起きてしまった場合に備えて、ペットと一緒に避難できる避難所を確認しておきましょう。ここでは、大田区で愛犬と同行避難可能な避難所情報と避難する際のルールなどをまとめてご紹介します。

文:Qt/家庭犬トレーナー

大田区では避難所にペットと一緒に避難できる?

飼い主に抱きしめられて肩に頭を乗せる茶色と白の犬の顔

大田区では、ペットと一緒に避難する『同行避難』が推奨されています。同行避難とは、避難所内でずっとペットと一緒にいられるという意味ではなく、災害発生時にペットを連れて安全な場所まで避難する行為を指します。大田区で愛犬と同行避難が可能な避難所は下記のとおりです。

大田区でペットと同行できる避難所は91カ所

大田区では、区立のすべての小中学校が避難所として指定されており、その他に、障がいのある方たちのための福祉避難所や、避難所を補完する補完避難所なども設定されています。

そのうちペットの同行避難が可能な避難所は、区立の小中学校87カ所と区の施設4カ所の合計91カ所になります。

愛犬と同行避難ができる主な避難所

ペットと同行避難可能な避難所の中で、医療救護所にも指定されている施設を一部ご紹介します。

  • 馬込小学校 〒143-0025 大田区南馬込一丁目34番1号
  • 入新井第二小学校 〒143-0024 大田区中央二丁目15番1号
  • 矢口西小学校 〒146-0092 大田区下丸子一丁目7番1号
  • 矢口東小学校 〒146-0094 大田区東矢口三丁目9番20号
  • 蒲田小学校 〒144-0052 大田区蒲田一丁目30番1号
  • 大森第四中学校 〒146-0082 大田区池上一丁目15番1号
  • 東調布中学校 〒145-0076 大田区田園調布南29番15号
  • 糀谷中学校 〒144-0034 大田区西糀谷三丁目6番23号
  • 出雲中学校 〒144-0044 大田区本羽田三丁目4番15号
  • 六郷中学校 〒144-0055 大田区仲六郷三丁目11番11号

大田区の避難所におけるペットのサポート体制は?

床に顎をつけて寝そべるこげ茶の大型犬

愛犬との同行避難が可能な大田区ですが、その際のサポート体制はどのようになっているのでしょうか?

ペットの避難ガイドラインはある?

大田区には、『ペットの災害対策ガイドライン』が定められており、飼い主としての対応や避難所へのペット受け入れの整備、またペットの同行避難に向けての区の取り組みなどについて詳しく記されています。

詳しくはこちら

一緒に避難できる動物に制限はある?

犬や猫などの小動物が同行避難可能な動物として挙げられています。飼育動物でも、人に危害を加える恐れのある大型動物や危険動物(ニホンザル、ワニ、トラなど)は避難所への受け入れはしてもらえません。

避難所でペットはどのように管理される?

人が生活するスペースとは離れた場所にペット飼育用のスペースを設け、そこで管理されることになります。犬はケージがあればケージ内で管理され、首輪とリードしかない場合は柱などにつないで管理されます。

大田区では、避難所にいる飼い主さん全員で『飼い主の会』を編成し、みんなで協力しあってペットの飼育や情報の共有などをするようガイドライン化されています。

避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?

災害時には、獣医師会大田支部に所属する動物病院が負傷動物救護所となってケガなどをした動物の治療にあたります。

また、各避難所へ巡回して飼育相談なども行ってくれますが、その際に治療はしてもらえないため、愛犬がケガをしてしまった場合には、負傷動物救護所へ連れて行く必要があります。

災害備蓄品としてペットフードの用意はある?

ペットフードをはじめとするペットのための備蓄品は用意されていません。災害時の備えとして普段から最低でも1週間分のフードの用意をしておきましょう。

大田区でペット一緒に避難する際のルールは?

雑草の生い茂る緑色の草むらの中で飼い主の男性の指示を聞くこげ茶の犬

大田区のペットの災害対策ガイドラインには、避難所におけるペット飼育の15のルールが決められています。その一部をご紹介します。

人の生活を第一に考える

多くの方が生活する避難所では、動物が苦手な方やアレルギーのある方などもいらっしゃいます。避難所内では人の生活スペースと動物の飼育スペースとが分けられますが、鳴き声やニオイなどはどうしても防ぎきれません。

ペットのために避難所の一角を使わせていただいているんだという謙虚な気持ちを忘れずに、周りの方への配慮をしましょう。

『飼い主の会』で協力し合う

ペットの飼育場所の設置や連れて来られたペットの名簿登録などはすべて、先述した『飼い主の会』で行います。周辺の清掃や救援物資の仕分けや配給なども全員で協力して行うことで、一人ひとりの負担の軽減にもつながります。

一時的な預け先を探す

長く避難所生活が続くと、愛犬たちにも大きな負担がかかってしまいます。ストレスで体調をくずしてしまう前に、遠方にいる友人や親戚などに愛犬の一時預かりをお願いするのも1つの方法です。

ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選

オレンジ色の非常袋を身につけた黒いジャーマンシェパード犬

非常時への備えとして愛犬用の非常持出袋も用意しておきましょう。その中に入れておくと便利なグッズをご紹介します。

見つかった場所がメールで届く画期的な迷子札

愛犬とはぐれてしまった時に便利なのがこちらの迷子札。QRコードがついていて、保護してくれた方がコードを読み込むと事前に登録された飼い主さんの連絡先がわかるようになっています。

さらに、QRコードが読み込まれるとすぐに飼い主さんにメール通知がされ、リンクを開くとQRコードを読み込まれた場所の地図が見られるという画期的な迷子札です。

たためるフードボウル

犬用アウトドアグッズのパイオニア、RUFFWEARのフードボウルは、布製でありながら防水加工もしっかりとされているので、フードだけでなくお水を入れても大丈夫。また折りたたみ可能なのでコンパクトに持ち運べます。

非常持出袋に入れておいてもジャマにならないので、いざという時のために備えておきましょう。

愛犬のベッドにもなる非常持ち出しセット

マカロンのような見た目のクッション、実はこれバッグになっていて中に防災グッズを入れておけるようになっています。愛犬用に必要な防災グッズを入れておけば、愛犬のベッドにも非常持ち出し袋にもなる優れもの。見た目もかわいいのでお部屋に置いておいても違和感がありません。

どこでも使えるポータブルシャワー

災害時には水が自由に使えないことも。こちらのポータブルシャワーには40Lの水をためておくことができ、木や柱などに吊るして使用できます。

避難の途中で汚れてしまった愛犬の汚れを流したり、ちょっとした洗い物の際にも便利。また、容器が黒いので天気のいい日には太陽光のチカラで温水シャワーとしても使えます。

係留場所に困ったらコレ

大型犬などの場合、災害時すぐにケージが用意できないこともあります。そんな時、こちらのアンカーを使えば支柱のない場所でも係留が可能になります。1つ9kgの重りになっていて、4枚まで重ねて使うことができるので力の強いコでも安心です。

大田区の避難所情報を頭に入れて愛犬と一緒に備えよう

紅葉を背景に満面の笑みを浮かべる黒い柴犬

大田区ではペットの同行避難時のガイドラインもしっかりと用意されていて、防災に積極的な区と言えるでしょう。ですが、実際に災害が起こった時に多くの方が被災する中で、愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。いつでも避難できる備えをして、いつ訪れるかわからない『いざ』に備えておきましょう。

参考文献
  • 更新日:

    2021.08.19

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ライター・専門家プロフィール
  • Qt
  • 家庭犬トレーナー
  • 動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。 シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。