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青いマットの上に横になってドッグマッサージを受ける白いラブラドールレトリバー犬
お手入れ
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2021.08.17

ドッグマッサージのやり方を学ぶ方法は?資格の取り方を解説!

人間と同じように犬にもストレスによる不調や筋肉疲労などが原因で、さまざまな体調不良を感じることがあります。そんな時、「ドッグマッサージ」で全身をくまなく触ることで、病気の早期発見につながることもあります。
今回は、現在動物病院やサロンなどで取り入れられている人気の2種類のドッグマッサージの特徴と資格取得方法について詳しくご紹介します。

文:西村 百合子/ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士

ドッグマッサージのメリット3つ

茶色やベージュを基調としたお洒落なサロンで横になってドッグマッサージを受ける茶色いトイプードル犬

ドッグッサージは、単に犬の体をほぐすだけではありません。犬にとっても飼い主にとっても、嬉しいメリットがあります。

ドッグマッサージのメリット1.信頼関係が深まる

ドッグマッサージを飼い主が行うことで得られるメリットは、何と言ってもスキンシップ。飼い主と愛犬とのスキンシップによって、愛情ホルモンとも呼ばれているオキシトシンの分泌が増えることが研究によって報告されています。

お互い見つめ合うことでオキシトシンの生成が促されるため、愛犬を見つめながらマッサージをしてあげると効果的です。

ドッグマッサージのメリット2.不調の早期発見につながる

ドッグマッサージは、犬の全身をチェックする絶好の機会です。マッサージをしながら、被毛や皮膚の状態をチェックできることはもちろん、触ると嫌がる部位がないかの確認もできます。また、筋肉の状態や脂肪のつき具合も同時にチェックすることで、愛犬の健康状態を知ることもできます。

ドッグマッサージのメリット3.リラックス効果が得られる

大好きな飼い主に触られることで、犬は安心感を得ることができます。長時間の留守番や運動不足によって不安やストレスを抱えている場合は、時間をかけてマッサージしてあげることで、全身の緊張がほぐれリラックスしてくれます。

また、マッサージしている飼い主自身も、犬を触ることで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されリラックスできます。

ドッグマッサージの種類2つ

屋外で飼い主に背中と首の下を触られてドッグマッサージされる白黒の犬

近年、注目を集めているドッグマッサージには、さまざまな協会や団体がそれぞれの手法を提唱しています。その中でも、代表的なドッグマッサージは2タイプ。この2タイプのドッグマッサージの手法についてご紹介します。

1.スウェーデン式メディカルケアドッグマッサージ

一般的にスウェーデン式やスウェーデン式マッサージと呼ばれているドッグマッサージで、ドッグケアインターナショナルマッサージスクールが提唱・普及を行っています。最近では、動物病院でも施術されることが増えてきています。

動物病院の院長指導のもと開発されたドッグマッサージ

このスウェーデン式メディカルケア ドッグマッサージは、スウェーデンの動物療法で用いられているアニマルマッサージを基に、オーストラリアの技術を取り入れて開発された日本独自のドッグマッサージです。

解剖学や犬特有の病気を重視し、犬の筋肉と骨格を理解した上で行われるため、犬の健康維持にも効果が期待できるマッサージとして注目されています。

2.東洋医学と西洋医学を融合したドッグマッサージ

東洋医学の考えでもある経絡の中を循環する気・血・水の流れを改善する経絡・ツボマッサージと西洋医学の考えであるリンパ管の中を循環するリンパ液の流れを改善するリンパマッサージを融合したオリジナルのドッグマッサージがペットマッサージです。

西洋の獣医学と東洋医学の両面から治療を行う動物病院の院長がJPMA一般社団法人日本ペットマッサージ協会を立ち上げ、普及活動を行っています。

動物病院の院長によって考案されたドッグマッサージ

「究極のスキンシップ」をモットーとするペットマッサージは、西洋医学の不得意とする分野を東洋医学のマッサージを活用することでフォローし、ペットの病気の早期回復や健康維持に役立つことを目的として考案されたもの。

犬の基礎解剖学、東洋医学の基礎理論、基礎リンパ理論をもとに、肩こり、元気アップ、ダイエット、ストレス解消、免疫向上、耳、皮膚、目の各トラブルなど症状別にマッサージを行います。

ドッグマッサージの資格とは

ジムの中でピンク色のタンクトップを着た飼い主の女性の前の緑色のマットの上に座る白黒の犬

ご紹介した以外にも多数のドッグマッサージがあります。人間のマッサージの場合は、国家資格が必要となる「あん摩マッサージ指圧師」と足つぼマッサージやリラクゼーションマッサージなど国家資格が必要のないマッサージがありますが、ドッグマッサージの場合は全て民間資格となります。

これは、各協会や団体が講座修了者に発行する認定資格で誰でも取得できる資格です。

ドッグマッサージの資格を取得するメリットとは

ドッグマッサージは医療行為ではないため民間資格となりますが、講座を受講することで犬の骨格や基礎解剖学など犬の身体について詳しく知ることができます。また、自分の愛犬にマッサージができるようになることはもちろん、ドッグマッサージの専門家として、仕事につくことも可能です。

スウェーデン式メディカルケアドッグマッサージの資格とは

ドッグケアインターナショナルマッサージスクールが主宰するスウェーデン式メディカルケアドッグマッサージのセラピスト養成コースを受講することで、ドッグマッサージセラピストとして認定されます。

講座では、スウェーデン発祥の解剖学に基づいた筋肉・骨格に作用するメディカルケアマッサージ、ストレッチを基礎から学びます。講座は全12回、3ヶ月の講習期間となります。

ドッグマッサージセラピストとして認定されると、インストラクターコースの受講が可能となります。このコースでは、希望者はスウェーデンまたはオーストラリアでの研修も可能です。

詳しくはこちら

ペットマッサージ・セラピストの資格とは

JPMA一般社団法人日本ペットマッサージ協会認定の資格がペットマッサージ・セラピストです。ペットマッサージ認定資格取得コースでは、公式アカデミック<基礎>コースとアドバンスコースがあり、基礎コースでは解剖学、東洋医学、リンパ理論の基礎からツボマッサージとリンパマッサージを融合したオリジナルのマッサージを症状別に学べます。

さらに、基礎コース終了者はJPMA一般社団法人日本ペットマッサージ協会認定のペットマッサージ・セラピストの資格取得を目指す人向けの公式アドバンス<応用>コースの受講が可能となります。

応用コースでは、症状部や病気予防に合わせたマッサージ法などのテクニックを中心に、ペット全般の健康管理法までを学ぶことができます。2日間の短期集中コースを終了すると認定試験が実施され、合格するとペットマッサージ・セラピストの認定を受けられます。

詳しくはこちら

ドッグマッサージで愛犬との絆を深めよう

緑色のマットに寝そべってピンク色のタンクトップを着た飼い主の女性にドッグマッサージを受ける黒い犬

犬にも飼い主にも嬉しい効果が期待できるドッグマッサージですが、犬の骨格や筋肉のつき具合、体調などを考慮して行う必要があります。特に、病気を抱えている犬に施術をする際には、細心の注意が必要となるため、資格取得講座で基礎を学んでおくことがおすすめです。

また、各講座では体験講座やウェブセミナーなどを開催しているので、どんな講座なのか知りたい!と思った方は、まずは体験してみてはいかがですか。

  • 更新日:

    2021.08.17

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ライター・専門家プロフィール
  • 西村 百合子
  • ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。