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緑色の草むらに顔周りの毛がモジャモジャの犬がいる
お手入れ
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2021.08.11

犬の顔周りをカットしたい!注意点や汚れやすい場所のカットについて

定期的にトリミングサロンに通っていて、身体の毛はまだ伸びていないけれど、目の前にかぶさる毛だけ短くしたい、汚れやすい口元だけカットしたい、と思ったことはありませんか?顔周りの毛は自宅でもカットできますが、ケガをさせないよう十分に注意する必要があります。
ここでは、顔周りの汚れやすい部分のカット方法や注意点、顔周りのカットに便利なグッズについてご紹介します。

文:江野 友紀/認定動物看護士

犬の顔周りのカット|注意点

目の上の毛をカットされるヨークシャテリア犬

犬の顔周りをカットするとき、つい切ることにばかり集中しがちですが、大切なことは「ケガをさせない」ということです。顔周りのカットのときに嫌がった犬が動いてしまい、ケガをさせてしまうケースは少なくありません。まずはケガをさせないための注意点をご紹介します。

顔の位置はしっかり固定しよう

顔を動かさないよう、あごの下の毛をつまんだり、鼻先を持って一時的に固定しましょう。固定されることを嫌がり抵抗する子であっても、多くの場合「離さないよ」と毅然とした態度で接しているうちに大人しくなってくれます。

犬はトリミング中、不意にペロッと舌を出すことも考えられます。口周りを切るときは、口を開けられないようマズルをしっかり抑えておきましょう。

犬に刃先を向けない

顔の位置を固定していても、とっさに動いてしまうことがあります。ハサミの先端を常に顔から外側に向けておき、刃先が見えた状態にしておくことで、動いても事故につながりにくくなります。刃先が丸くなったハサミを使うのもおすすめです。

汚れで固まった毛は無理に引っ張らない

毛をカットする際にはコームで毛の流れを整えますが、目やにが固まっていたり、口周りの毛が汚れで固まっているときに無理にコームを通そうとすると皮膚が赤くなったり、犬が痛い思いをしてしまいます。

目やにはコットンやスポンジにぬるま湯を含ませ、少しずつふやかしましょう。ふやけた汚れを取るにはノミ取りコームが便利です。目頭から鼻先に向かってすくと、汚れをきれいに取ることができます。このとき、ピン先が目に当たらないよう注意しましょう。

犬の顔周りのカット|汚れやすい部位をカットしよう

頭の毛をカットされる茶色いヨークシャテリア犬

汚れやすい顔周りを衛生的に保つことは、見た目の問題だけでなく健康を維持する上でも大切です。ここでは一般的な方法をご紹介しますが、犬種などによって違いがあるので、あくまで参考として考えてください。

目やにや涙で汚れやすい「目の周り」、口に入りやすい「口もと」、耳垢で汚れがちな「耳周り」のカットについてご紹介します。

目の周りのカット

目の前の毛は寝た状態になっていることが多いので、まずはコームで目頭の毛を立たせます。その状態でハサミの背中を目頭につけ、ハサミを動かして切りましょう。目の上の被毛が重くかぶさっているようであれば、目の上の被毛をコームで前に出し、出てきた部分を切りましょう。

口もとのカット

よだれや食べ物で汚れやすい口元は、毛が伸びると口の中に入ってしまいます。コームを使って毛を口から出し、ハサミで切りましょう。このとき、前述したように舌を傷つけないよう十分注意しましょう。

耳周りのカット

耳毛や、耳の前の毛が伸びると、耳の通気性が悪くなります。耳毛の処理は指や鉗子(かんし)という器具で毛を抜き取る方法と、ハサミで短く切る方法がありますが、どちらも慣れていないと難しい作業になるので、プロに任せることをおすすめします。

耳の前の毛はコームで立たせ、耳の穴に被さる毛をカットしましょう。

犬の顔周りのカットやケアに便利なグッズ

犬 顔 周り カット

自宅で犬の顔周りをカットするときに便利なグッズを3つご紹介します。

小さく小回りが利き、毛が飛ばないハサミ

「ワン子のハサミ 天使の羽 S」は、全長138cm、刃渡り48mm、重さ24gと小さく、繊細な部分をカットしやすいハサミです。毛が飛ばない設計になっており、自宅でも手軽に使用できます。

レギュラータイプのはさみ、すきばさみの2本セット

「入門セットトリミングシザー」は、レギュラータイプのはさみとすきばさみ、スタイリッシュな黒のポーチがセットになったお得なセットです。はさみの先端は丸く作られているので、ケガをしにくい設計です。すきばさみは毛を少しずつカットできるので、失敗しにくく便利です。

使い勝手の良いミニコーム

目元や口元のお手入れには、ミニサイズのコームがおすすめです。小さいサイズでも粗目と細目の両方を備えているので、細部のお手入れに最適です。

犬の顔周りのカットはケガに十分注意しよう

顔周りの毛をカットされる白いポメラニアン犬

愛犬のお手入れをできる限り自身で行いたい、と考えることは、とても良いことです。ただ、顔周りのカットは犬がケガをしやすいので、自宅で行う場合は十分注意しましょう。犬が動いてしまって難しい、危ないと感じたら無理をせずトリミングサロンにお願いしましょう。

  • 更新日:

    2021.08.11

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ライター・専門家プロフィール
  • 江野 友紀
  • 認定動物看護士
  • 地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。 ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。 普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。 ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。