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屋外の地面の上、白いシーツの上、砂浜の上で枝を咥えている、3つのゴールデンレトリバー犬のコラージュ写真
連載 / ブログ
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2021.08.25

君たちは私の太陽〜海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々〜

ゴールデンレトリバーのディロン、9歳のターニングポイントを迎える

突然ですが、皆さんは何歳から老犬だと考えていますか?7歳にもなると特に大型犬は「もう老犬なので」や「うちの子はもうおばあちゃんなので」と口にしている飼い主さんによく出会います。
ゴールデンレトリバーと暮らして20年を超えますが、7歳でウチの子たちが老犬だと感じたことは一度もありません。ところが、9歳になると「え?あれ?」と思う身体的変化が現れてくるのです。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

文:西村 百合子/ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士

5歳で「置きもの」だったセナ

海で泳ぐ2匹のゴールデンレトリバー犬

生まれつきおとなしく、人の話をよく聞くコだったセナ。「やんちゃ」とか「いたずら」と言った言葉とは無縁で、5歳になる頃には、既に何かを悟ったかのように思慮深く、友人たちからは「セナと書いて哲学者と読む」とまで言われていた「できたコ」でした。

一人っ子で育ったセナは、のんびり昼寝をして静かな時を過ごすそんなタイプでした。その昼寝をしている姿は、まるでゴールデンレトリバーの「置きもの」。あまりの落ち着きぶりに、飼い主としては心配になったほどです。

そんなセナに変化が訪れたのは

顔こそ白くないものの、その落ち着きぶりはすでに「老犬」の様。そんなセナが5歳の時迎えたのが、アンディでした。とにかく元気いっぱい、エネルギー溢れる子犬だったアンディは、セナを年相応のゴールデンに引き戻してくれました。

毎日仕掛けられるワンプロの相手をし、アンディパワーを享受したセナは「置きもの」の汚名を返上。ワンプロこそ卒業しましたが、9歳になっても走るゴールデンとして蘇ったのです。

パワー全開のアンディ

海辺の波打ち際を歩く水着を着たゴールデンレトリバー犬

とにかくエネルギッシュだったアンディは、世間では「老犬」と呼ばれる9歳で、やっとヒッパリーノを卒業。やっと、落ち着いて横について歩けるようになった9歳の時に、ディロンを迎えました。日課は、毎朝のワンプロ。そのパワーは5歳の頃のセナを凌ぐものでした。

アンディパワーを受け継いだディロン

砂浜でビーチパラソルの下におすわりする2匹のゴールデンレトリバー犬

1歳前からアンディパワーの洗礼を受けたディロン。やはり、一般的なゴールデンに比べるとパワフルに、そして誰よりも海が好きなコに育ちました。真冬でも海に入りたがるディロン。これは、他の2頭にはなかったことです。そして、9歳を迎えた今でもそんな海好きは変わりません。

9歳を迎えて変ったこと

そんな元気いっぱいの我が家の犬たちですが、大型犬にとってターニングポイントと言われる9歳を迎えると、身体的な変化が見え隠れし始めました。精神的には、誰にも負けない若さをキープしつつも、やはり身体的な変化には抗えません。

薬が欠かせなくなったセナとアンディ

大型犬のターニングポイントは、9歳、11歳、13歳と言われます。セナとアンディも例外ではなく、心臓病を発症。セナは7歳からそしてアンディは9歳から、毎日の薬が欠かせなくなりました。どんなに元気いっぱいで過ごしていても、やはり健康診断では不安要素が出てくると実感しました。

そして急に体調を崩したディロン

我が家の犬たちは、毎年誕生日月にドッグドックを受診します。9月生まれのディロンは、9歳の誕生日を迎えた昨年の9月にドッグドックを受診。血液検査ではかかりつけ医が驚くほど好結果を得たディロンでしたが、脾臓に少しだけ不安要素が。「年齢なりのことですよ」かかりつけ医にそう言われ、ショックを受けたことは言うまでもありません。

ケアは必要だけど必要以上に年寄り扱いしないことが大切

緑色の芝生の上に座るゴールデンレトリバー犬

大型犬の9歳は人間の60歳越え、世間ではそんな換算をします。本当にそうでしょうか?人間でも昨日まで元気に働いていた方が、リタイアした途端に体調不良を起こした話は多くあります。「もう歳なんだから、お散歩も短く、ご飯もシニア用で」そんな考えが、元気だった犬を老犬へと導いてしまっているのではないでしょうか?

1日でも長く一緒にいたいから

脾臓に不安要素があったディロンですが、薬膳を食事に取り入れ、免疫を上げる食材を使うことで、すっかり良くなりました。人も犬も「生きる力」を信じて、最大限パワーを引き出してあげることが「老けさせない」「いつまでも若々しく」入られることにつながるのではないでしょうか。

飼い主が「年寄り扱い」することが、犬が老け込んでしまう最も大きな要因かもしれません。まだまだ9歳、されど9歳。体調ケアしながらも若さをキープできるよう配慮してあげることが大切だと改めて思う毎日です。

  • 更新日:

    2021.08.25

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ライター・専門家プロフィール
  • 西村 百合子
  • ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。