昨年は開催見送りとなったパグフェス。感染症対策を十分に行なった中で、2021年6月に悲願の2年ぶり2度目の開催を果たしました。
主催者の小林健介さんは、8月9日の「パグの日」制定者でもある大の愛パグ家。そんな小林さんが愛パグ・だいきちくんと運営するInstagram(@daikichi.funk.junior)を起点に、第二回目の開催となったパグフェスの当日の様子を写真とともにご紹介します。
6月、山中湖ドックリゾートwoofに約90頭のパグとそのオーナーたちが集い、さまざまな種目を競い合う大会としてパグフェスが開催されました。
パグの好物に合わせたテーマカラーである、芋(黄色)チーム、肉(赤色)チーム、メロン(緑色)チームの3チームに分かれ、それぞれ1頭のキャプテンを筆頭にアツい戦いを繰り広げました。
パグフェス2021開催種目
一直線のコースを飼い主をめがけて一目散に走り切る、シンプルな徒競走。
円形に並んだ状態でスタートし、中央にいる覆面レスラー「パグ・マスカラス」にいち早く到達したパグが勝利!
パグたちの大好物を前に、「マテ」の時間を競うヨダレダラダラコンテンツ。
各チーム2頭ずつ選出され、それぞれの飼い主が覆面レスラーに扮し愛犬を抱っこした状態でスクワット。飼い主のことを気遣いながら、どれだけ長く大人しくしていられるかを競う。
約30頭のチームメンバーを率いて、見事「芋チーム」を優勝に導いたキャプテンパグ・笑吉(にこきち)くん(@25kichi)のオーナー太田さんに、ドックドッグ編集部がZoomでヒーローインタビューを実施しました。
パグフェス2021で芋チームのキャプテンを務めた「笑吉(にこきち)」です!
にこきちくん、よろしくお願いします!
飼い主・太田さんへのインタビューの様子は、パグ・にこきちくんに代弁いただくかたちでお届けしていきますね。
まずは、大会を通じての感想を聞いてみましょう。
今年2回目の出場で、2回ともキャプテンを務めました。
開催できなかった去年の分も含めて、2年分の想いが凝縮されていたという感じがしています!とはいえ今年も人数を絞っての開催で参加できなかった方もいたので、その方々の想いも背負って参加者みんなが楽しみにしていました。1か月前から飼い主たちが協力して、各チームのオリジナルグッズを手作りして大会に臨んだんですよ!
開催前から飼い主さん同士で協力し合い、団結力を高めて挑まれたということがよく分かります!
開催前から参加者さんが自発的にInstagramでやり取りをして、チームごとにオリジナルグッズを作る流れが自然と生まれたそうです。
にこきちくん率いる芋チームでは、どんなグッズを手作りされたのでしょうか。
パグと言えば「ほっかむり」です。芋チームでは「さつまいも」モチーフのほっかむりを手作りして、当日はユニフォームとして着用し各種目に臨みました!
芋チーム、肉チーム、メロンチームと、三者三様の感性が表現されたユニフォームだったようですね。
しかし、チームごとにオリジナルグッズを制作して臨む熱量は、主催者の小林さんとしても驚きだったのでは?小林さんの愛パグ・だいきちくんに代弁してもらいましょう!
パグフェスの企画段階から「イベント当日だけではなく、事前も事後もずっと遊べる」というコンセプトを掲げていました。そこで1か月前にはチームを発表し、テーマソングを用意してInstagramの投稿でBGMとして使ってもらえるように、仕掛けづくりしてきたんです。
準備段階から参加者さんが楽しみながら準備を進めるパグフェスでは、まず立候補形式でキャプテンを公募し、集まらなければ推薦形式でキャプテンを選出。にこきちくんの場合は、推薦でした。前大会で率いたチームは、全6チームで3位入賞も叶わなかったのことですが、当時からの愛されキャプテンとして白羽の矢が立ったようです。
どのような思いでキャプテンを引き受けられたのでしょう?
チームメンバーの名前や顔を覚えて、積極的にチームメンバーに話しかけるように心がけていました。特に、こういったイベント自体が初めてという方が緊張されないようにするのは、キャプテンの大事な役割だと思っています。
もともとの性格は、どちらかというと穏やかでマイペース。でもやるときはやるぜ!という気持ちで、みんなが参加できて楽しいチームになるようにがんばりました!
今回は、3チームともにキャプテンは男の子。ぐいぐいチームを引っ張るリーダーというよりは、マイペースで「今っぽい」パグたちだったという印象でしたね~。
パグ界ではよく「女の子のほうが気が強い」と言われたりもします。笑
それは、柴犬界でも同じかもしれません。わが家の歴代愛柴では、女の子のほうが勝気な性格で、男の子は甘えん坊です。サンプル数がいささか限られてはいますが、あくまでも体験談として実感があります。
パグフェス2021はコンテンツが盛りだくさんで、噂によると時間が足りなかったとまで聞きますが、その中でも全参加者が感動した印象的なシーンがあったということです。
「パグスクワット」で、肉チームのキャプテン・はなまるくんが飼い主さんとスクワットをしている時に起こったハプニングです。
この種目では、飼い主に抱えられたパグが被る覆面マスクが脱げ落ちたら負け、というルールがありました。飼い主パパさんたちは、日ごろからトレーニングをしていて体力に自信がある人ばっかりだったのですが、はなまるくんのパパがいよいよ辛い様子に見えたタイミングで、なんと、はなまるくんが「パパもういいよ」と言わんばかりにスッと覆面マスクを脱いだのです!
パグは優しくて飼い主想いとよく言われますが、まさに想いやりあるパグの一面が見られたのですね!それにしても、よく飼い主さんのことを見ています。
ほっこりするエピソードをお聞きして、思わず番外編の質問をしてみました。
パグオーナーの方だからこそ分かる、パグとの暮らしで「パグらしさ」を感じる瞬間はどんな時なのでしょうか?
「遊んで!遊んで!」とじゃれてくる感じは無いんです。でも人間のことが大好き。あとは、食べものを持っている人のところにすぐ行きます。笑
「飼い主さんのことが好き」という気持ちは、その子によって表現の仕方が様々ですが、小林さんはいかがでしょう?
だいきちの場合は、飼い主たちが喜んでいる気持ちを感じ取って何でも静かに受け入れてくれます。
お二人のお話を聞いていると、一貫してパグたちが高い共感性を持っているのではないかと感ぜざるを得ません。このインタビュー記事を読んで、画面ごしに頷いているパグオーナーさんもいらっしゃるかもしれませんね。
こうやって90頭ほどのパグが集まると、もちろん犬同士の相性はありますし、穏やかな子も激しい子も様々です。ただ、集まると終始平和な雰囲気で、吠え合ったりすることはめったにありません。
犬種として、穏やかであまり吠えないといった特性があるのかな?と思ったりもします。
そんなパグたちが集まるパグフェスですが、最後にイベントとしての魅力を伺いました。
例えば「PUG★BASHIRI」という徒競走では、足の速い子だけがスポットライトを浴びるわけではなく、シニアだとのんびりでもOKという雰囲気が場全体に流れています。飼い主含め、参加者みんなが楽しく過ごせる空気感がパグフェスの魅力だと思います。
主催者の小林さんの想いが反映されて、参加者の方々も一人ひとりがみんなで楽しもうとされているのがよく伝わってきました。
あとは、案外パグ用グッズで「これ可愛い!」ってものがあまり世の中にないのですが、パグフェスでは参加賞としてオリジナルデザインのおみやげグッズが毎年もらえるのも嬉しいです。
グッズは毎年小林さんがオリジナルで制作し、参加者さんへのおみやげとして配られるそうですね。
思い出として嬉しいのはもちろん、思わず自慢したくなるようなデザイン性の高いオリジナルグッズはテンションが上がります!
実は当日、参加者全員に愛犬専用の名刺も配られるんです。チームごとに統一されたデザインで3種類、しかも、ひとりひとりの顔写真付き!
イベント中に「全員分の名刺を集めると特典があるよ」とアナウンスしておいたんです。参加者がチームの枠を越えて交流をしてもらえるように、と考えた末に思いつきました。
知人同士で参加すると交流の輪が広がらないこともあるので、初対面の方同士が話しかけ合うハードルを低くしたくて。
たしかに名刺交換をする前向きな理由があると、声を掛け合いやすいですね!
他の犬イベントでは、犬用の名刺を持っている人と持っていない人が混在して「すみません、わたし名刺持っていなくて・・・。」ということも多々あります。でも、当日配ってくれるので気まずいシーンに遭遇しなくていいし、後日アルバムみたいに見返して振り返るのも楽しいんです。
私たちは2年ぶり2度目の参加だったので、開催前に前回の分を引っ張りだして予習するのにも重宝しました!笑
終わってから、参加者さん同士で改めて繋がるキッカケにもなりそうですね!
当日は時間がなくて話し足りなかった参加者さんと、後日Instagramでやり取りをしたり、パググッズやファッションの新しいアイデアを情報交換したりと、名刺がキッカケで貴重な繋がりができるのが嬉しいです!
まさに、事後まで楽しい!が体現された仕組みですね。一度は会ったことがあって共通点もある知り合いが増えるというのは心強いです。
あっという間に過ぎ去った1時間のオンラインインタビューでは、主催者そして参加者が一体となって「楽しむこと」をモットーに交流を深められているパグ犬種コミュニティのポジティブなエネルギーを感じました。
最後に、ずっと気になっていた「PAGFES」のスペルについて小林さんの思想が伺えたのでご紹介して終わりにしたいと思います。
実は、パグの正しい英字スペルは「PUG」です。「PAGFES」の「PAG」には「(P)パグは(A)愛すべき(G)ギフト」というメッセージが込められているんですよ。
ま、もともとは初回のロゴ制作時に、スペルミスしたことが事の発端ではありますが。笑
失敗をもポジティブなメッセージに変えてしまう、小林さんのあっぱれなユーモアセンスに最後の最後まで楽しませていただきました!
きっと今年もパグコミュニティーでは、飼い主想いの優しいパグたちと、楽しむ精神に溢れたオーナーさんたちが8月9日の「パグの日」をお祝いされていたはず!
パグフェスにまだ参加したことがない!というオーナーさん、安心してください。現時点では、来年も6月に開催予定ということですので、詳しくはだいきちくんのInstagram(@daikichi.funk.junior)などで、情報をチェックしてみてくださいね!