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緑色の芝生の上で木の枝を咥えて楽しそうに走る茶色と白の犬
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2021.07.20

犬が木の棒で遊ぶのはなぜ危険?道端で拾ったり食べたときの対処法

犬は木の棒(枝)が大好きですが、道端に落ちているものを拾ってそのまま遊ばせるのは、実はとても危険です。
今回は、木の棒で遊ばせるのが危険な理由や、愛犬が木の棒を拾ったり誤って食べたりしたときの対処法を解説します。

文:新井 絵美子/動物ライター

犬が木の棒に興味を示す理由

緑色の草むらに座って木の枝を噛む白いゴールデンレトリバー犬

落ちている木の棒に興味を示す犬は多いですが、そもそもなぜ犬は木の棒に夢中になるのでしょうか。

収集癖の本能が備わっているから

落ちている木の棒を拾うのは、犬の本能が関係しています。犬には収集癖が本能的に備わっており、気に入ったものがあると「誰かに見つけられたくない」「独り占めしたい」という心理が働きます。そのため、好みの木の棒を見つけると、拾って持ち帰ったりするのです。

木の感触や匂いが好き

木を噛んだときの感触や匂いが気に入り、拾って遊び始めることも少なくありません。木の棒はほどよい硬さなので、噛む行為が好きな犬にとっては、よいおもちゃです。また、土や草、虫などの生き物の匂いがするのも刺激的なのかもしれません。

犬を木の棒で遊ばせてはいけない理由

犬 木の棒

「犬が喜ぶのであれば、木の棒で遊ばせてもよいのでは?」と思うかもしれませんが、外に落ちている木の棒で遊ばせるのは危険です。一体どのようなリスクがあるのか、解説していきます。

口内や喉を傷つける恐れがある

落ちている木の棒の表面はなめらかではなく、ゴツゴツと尖っていたり出っ張りがあります。その鋭利な部分が、口の中を傷つける、喉に突き刺さるといった危険性があります。

また、飼い主が投げた木の棒を取りに行く遊びをしているとき、口に咥えた木の棒が何かにぶつかり、その拍子に喉に刺さってしまう事故が実際に起こっています。

誤飲の恐れがある

噛み砕いた木の破片を誤飲する危険性があるのも、木の棒で遊ばせてはいけない理由の1つです。うっかり破片を飲み込んでしまうと、食道に詰まったり腸閉塞を起こしたりする恐れがあります。

感染症にかかる恐れがある

口内の傷口から破傷風菌が侵入すると、体の硬直や痙攣、呼吸困難などを引き起こします。土の中などには破傷風菌が常在しているため、落ちている木の棒にそれらの菌が付着していれば、感染症にかかる危険性があります。

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犬が木の棒を拾ったときの対処法

屋外で飼い主の指示でお手をしようとする黒と白の犬

道路や公園などで、愛犬が木の棒を拾ってしまったときは、以下のように対処してやめさせるようにしましょう。

おやつと交換させる

木の棒を咥えている愛犬の前におやつを差し出して、おやつのほうに気を引きましょう。そして、木の棒を離したらおやつをあげます。これを毎回繰り返すと、咥えている木の棒を離すといいことがあると認識し、拾ったとしてもすぐに口から離してくれるはずです。

犬が木の棒を食べたときの対処法

動物病院で診察を受ける白いラブラドールレトリバー犬

万が一、愛犬が木の棒の一部を飲み込んでしまったときは、無理に吐かせようとするのは絶対にNGです。焦らずに対応できるよう、対処法を頭に入れておきましょう。

速やかに動物病院を受診する

口の中に木の破片が入っている場合、口内を傷つけずに取れそうであれば取り除いてあげてください。その後、速やかに動物病院を受診しましょう。

犬が飲み込んだ破片が小さければ犬自身が吐き戻したり、うんちと一緒に排出されたりもします。しかし、大きな破片が腸に詰まると、激しい腹痛や食欲不振、元気消失などの症状を引き起こすことになります。様子を見ても大丈夫だろうと自己判断をせず、早急に動物病院に連れて行きましょう。

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犬用の木の棒のおもちゃで遊ばせよう

紅葉の中、道端でおすわりする可愛い大きいグレーの犬

犬は本能的に噛むことが好きな動物なので、落ちている木の棒を見つけると遊び始めてしまうことがあります。そんな姿は微笑ましくもありますが、道端の木の棒で遊ばせるのは危険です。木を噛むことを好むコは、犬用に作られた木の棒のおもちゃで遊ばせるようにしましょう。

  • 更新日:

    2021.07.20

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ライター・専門家プロフィール
  • 新井 絵美子
  • 動物ライター
  • 2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。 過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。