子犬のディロンを迎え、何となくストレスが溜まっているように見えていたアンディ。どこかに連れて行ってストレスを発散させてあげたいけれど、ディロンはまだ子犬だし。。そう思い悩んでいたある日、友人から教えられたのが犬と一緒に入れる水族館でした。これは、絶対アンディが喜ぶ!そう確信して、早速行ってみることにしたのです。
岬の突端にある水族館には、室内に展示されている水槽にはサメや相模湾に生息する魚たち、外にはペンギン島やアシカ島、イルカのプール、カワウソの水槽などがあり、さらにショータイムが観覧できる劇場もあります。そして、どの施設も犬と一緒に見学可能、さらにドッグランも併設されているのです。まさに、犬連れには至れり尽くせりの水族館なのです。
エントランスを抜けると、まずは室内展示の水槽がある「魚の国」が出迎えてくれます。最新の設備を備えた大水槽などはありませんが、目の前の大きな水槽では、数種類のサメ達が泳ぐ姿が堪能できます。入場してすぐなのに、もうアンディは水槽に釘付け。水槽越しにサメを追いかけて右へ左へとまさに右往左往。一人盛り上がりを見せるアンディに対し、一緒にいたディロンは、アンディ越しに水槽を覗きつつ、大きなサメが怖いのかなるべく水槽を見ないように視線を伏せ、そしてサメに気がつかれないように気配を消している様子。子犬のディロンにとっては刺激が強すぎたかもしれません。
次に向かったのは、ペンギンが住むペンギン島です。たくさんのペンギンがプールで泳いだり、島に上がっていたり。ペンギンのユニークな泳ぎ方が、犬たちの興味をそそったのでしょう。泳ぐペンギンを追いかけ、プールの周りを走り回るアンディとディロン。ディロンに至っては、プールに飛び込もうとまでします。飼育係のお姉さんからも笑われてしまうほどの興奮ぶりに、飼い主も驚きです。
「犬が好きなイルカがいる」と噂されているこの京急油壺マリンパーク。イルカがいるプールは、園内の一番奥にあります。実は、犬が覗ける窓があることに気がつかず、しばらくの間イルカプールを上から眺めていたワタシたち。そこで見えたのは、イルカがごく普通に泳ぐ姿だけでした。
ジャンボくんはどこにいるんだろう、出てこないね。などと言いつつ、階段を下りていくと水槽の中が見える円形の窓があることに気がつきました。プールの中を覗いてみよう、そんな程度の気持ちで窓に近づいて、アンディが窓を覗くと、驚くことに一頭のイルカが音もなく潜ってきたのです!
ジャンボと名付けられたそのイルカは、犬が来た気配がわかるそう。円形の窓の近くに犬が来ると、必ず潜って挨拶しに来るそうです。動物大好きなアンディは、窓に花を擦り付けてジャンボくんの匂いを嗅ごうと必死。ジャンボくんも、窓に鼻をつけてアンディにご挨拶してくれます。しばらくの間、この2頭は鼻をつけあって何やら会話をしている感じ。アンディの満足そうな顔は今でも忘れられません。
犬が、海の中の生き物に出会うチャンスは滅多にありません。日常的に出会う人間や犬とは全く異なる生態をもつ生き物に出会うことは、犬の五感を刺激するとてもいい機会。ドッグランで走ることも大切ですが、たまに犬の本能を刺激してあげることは、脳の活性化にもつながります。この水族館体験は、アンディとディロンにとって大きな刺激となったに違いないと信じています。
この記事を執筆中に、残念なニュースが飛び込んできました。それが、京急油壺マリンパークの閉園です。アンディと一緒に行った頃よりも、さらにドッグフレンドリーとなっていた京急油壺マリンパークですが、老朽化に伴い2021年9月30日で閉園することが決まったそうです。このニュースが配信されて以来、週末はかなり混雑しているようですが、もし機会があったら是非訪れてみてはいかがですか?
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