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ハウスに入る黒い犬
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2021.06.20

犬のハウスの上手な教え方|ハウスを嫌がる理由と嫌がる時の対処法

犬がハウスの中で落ち着いて過ごせるように練習したいけど、犬が嫌がってなかなかハウスに入ってくれない!と困っている方は多いのではないでしょうか?実はいくつかのコツを頭に入れてゆっくりとハウストレーニングをしてあげることで犬が嫌がらずにハウスに入るように慣らしてあげることができます。
この記事では、犬がハウスを嫌がる理由と、嫌がらないようにするための上手な教え方・しつけ方法をご紹介していきます。

文:ルエス 杏鈴/犬訓練士

犬がハウスを嫌がるのはなぜ?

ハウスの中に入って眠そうな犬

犬は本能的に暗くて狭い場所を好みますが、なかにはハウスに入るのを嫌がってしまう犬もいます。犬がハウスに入るのを頑なに拒否するのを見ると、とてもかわいそうで挫けそうな気持ちになってしまいますよね。まずは、犬がハウスを嫌がる理由について詳しく見ていきましょう。

ハウスの居心地が悪い

ハウスが犬にとって居心地の悪い場所だと、犬はハウスに入るのを嫌がるようになってしまいます。以下のような場合に犬は居心地が悪いと感じてしまうので、ハウスが犬にとって心地よい場所になっているかを改めて確認するようにしましょう。

犬が居心地が悪いと感じるハウス

  • ハウスの中が汚れている
  • ハウスの中が寒い、または暑い
  • ハウスが狭すぎる
  • ハウスを置いている場所が騒がしい(テレビの横など)

ハウスを怖がっている

犬をハウス(持ち運びケージ)に入れて動物病院へ連れて行ったり、お仕置きの場所としてハウスを使用したりしているのであれば、犬はハウスが怖い場所だと思っている可能性があります。ハウストレーニングをする際には犬がハウスに対して好印象を持つことが非常に大切なので、犬が怖がることと関連付けないように注意しましょう。

ハウスに入ると楽しいことが終わる

「遊んでいたのに、ハウスに入れられて楽しくなくなった。」「散歩へ行っていたのに、帰ってきてハウスに入れられて楽しくなくなった。」犬がこのように「ハウス=楽しいことが終わる」と関連づけてしまうと、ハウスに入るのを嫌がってしまう場合があります。

そのため、犬と遊んだり散歩に行ったりしたすぐ後にハウスに入れるのではなく、少し落ち着いてから入れるのがおすすめです。また、犬がハウスに入った時にはおやつで褒めてあげるなどして、ハウスも楽しい場所だと認識してもらえるようにしましょう。

犬のハウストレーニングのやり方は?

ハウスに入って落ち着いた様子の2頭の犬

ハウストレーニングをする際の一番のポイントは、焦らずゆっくり慣らしてあげるということです。ここでは、犬のハウストレーニングの教え方についてご解説していきます。

ステップ1.ハウスを心地よい場所にしよう

犬のハウストレーニングを始める前に、犬のために心地よいハウスを準備してあげるようにしましょう。犬が直立しても頭が天井につかない、自由に回転できるサイズのハウスを選び、犬が大好きなベッドやクッションを入れてあげましょう。

ステップ2.ハウスに入る練習をしよう

犬がハウスに入るようにおやつで誘導しましょう。はじめのうちは犬が嫌がってしまうことがあるので、1歩だけでもハウスに踏み込んだら褒めてあげます。そこから徐々にレベルアップし、最終的には犬が全身でハウスに入れるように練習しましょう。

ステップ3.ハウスの中で待つ練習

犬がハウスに入れるようになったら、次はハウスの中で待つ時間を少しずつ伸ばしていきます。犬がハウスに入ったら、連続的におやつを与えて犬がハウスから出ないようにしましょう。犬がハウスの中で過ごすのに抵抗を感じなくなったら、「マテ」と声をかけておやつがなくても待つ練習をします。また、上手に「マテ」ができた場合は犬がハウスに入っているままの状態で、おやつを与えてたくさん褒めてあげるようにしましょう。

ステップ4.ハウスのドアを閉めよう

いよいよハウスのドアを閉める練習をします。まずは、1秒だけさっとドアを閉めて、犬をたくさん褒めるようにしてあげます。ハウスのドアを閉めても犬がリラックスできている状態であれば、ドアを閉める時間を3秒、10秒、30秒、1分、5分と徐々に長くしていきます。犬がそわそわしたり嫌がったりしているのであれば、ドアを閉める時間を急に長めすぎたサインなので、時間を少し短縮し練習するようにしましょう。

犬がハウスを嫌がる時の対処法は?

ハウスに入る犬の白黒写真

適切なサイズのハウスを選び、犬にとって心地よい環境を整えているにもかかわらず、犬がハウスを嫌がってしまう場合の多くは「ハウス=いい場所」という関連づけが十分にできていないことが原因として考えられます。ここでは、犬がハウスへ対して持つ印象をアップし、最終的には嫌がらなくするための対処法やポイントを解説していきます。

ハウスの中でごはんをあげよう

多くの犬はごはんの時間が大好きです!犬をハウスに慣らさせようとしているうちはごはんをハウスの中に入れることで、自然とハウスへの抵抗がほぐれ、ハウス=ごはんがもらえるいい場所だと犬に認識させてあげることができます。

犬の気を紛らわせてあげよう

犬をハウスに入れると、「外にでたい!」「寂しい」「遊びたい!」などの気持ちを感じて必死でハウスから出ようとする場合があります。犬のそんな気持ちを紛らわせてあげるために、知育玩具やおやつをハウスに入れてあげましょう!犬におやつを噛んだり知育玩具で遊んだりさせてあげるのは、気を紛らわせるだけではなく、ハウスが楽しい場所だと覚えてもらうのに最適な方法です。

ハウスを使って犬と遊ぼう

ハウスを使って遊ぶことで、犬のハウスへ対する好感度をさらにアップさせましょう!ボール遊びをするついでパッとハウスの中にボールを投げ込んで遊んだり、ハウス内に何個か美味しいおやつを隠して犬に探させたりすることで、ハウスがワクワクする楽しい場所だと教えることができます。

犬にハウスがいい場所だと教えよう!

車の中でケージに入って大人しい犬

ここでは、犬がハウスに入るように慣らす方法や、犬がハウスに入るのを嫌がる場合の対処法について解説しました。犬のハウストレーニングを上手にする秘訣は「ハウス=いい場所」だという認識を確実に犬の思考に刷り込むということです。警戒心が強い犬は慣れるまでに時間がかかってしまいますが、絶対に怒らず、ゆっくりと根気よくトレーニングを続け、犬がハウスの中でリラックスして過ごせるようにしましょう。

参考文献
  • 更新日:

    2021.06.20

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ライター・専門家プロフィール
  • ルエス 杏鈴
  • 犬訓練士
  • 大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。 愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。 写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。