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避難用ケージから顔を出す犬
住まい / 生活
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2021.06.29

横浜市の避難所のペット受け入れ状況は?愛犬と落ち着いて行動するために

昨今の日本では、地震や台風などの自然災害が多く、いつ自身の住んでいる地域が被災するかは誰にも分かりません。そのため、ペットの飼い主は、ペット用の災害対策も講じておく必要があります。万が一の災害に備え、この記事では神奈川県横浜市のペットの同行避難について、避難所数や用意しておくべきもの、避難所でのルールなどを詳しくお伝えします。

文:新井 絵美子/動物ライター

横浜市の避難所は「ペットと一緒に避難」できる?

横浜市の風景

横浜市にお住いの飼い主さんは、愛犬を守りながらスムーズに避難できるよう、避難所の情報を事前に調べておくことが大切です。

横浜市でペットと同行できる避難所

横浜市の指定避難所は459カ所あり、そのすべての施設でペットと同行避難所することができます。災害が起きたときに落ち着いて行動できるよう、自宅から最も近い避難所を調べておきましょう。

参考サイト

横浜市の避難所におけるペットのサポート体制は?

ボランティアの方が1頭の犬を抱えている

横浜市では、避難所におけるペットの対応を以下のように取り決めています。

ペットの避難ガイドラインはある?

ペットとの同行避難に関するガイドラインが設けられています。普段から備えておくことや避難所でのペットの対応の仕方、病気やケガをしたペットの救援体制など、災害時のペット対策が詳しく記載されているので、目を通しておきましょう。

参考文献

一緒に避難できる動物に制限はある?

避難所に飼い主と同行できるのは、犬、猫、小動物(小鳥、ウサギ、ハムスターなど)のみと定められています。

避難所でペットはどのように管理される?

避難所は、人用の避難場所とペットの一時飼育場所に分けられており、人用の避難場所にペットを連れて行くことはできません。

避難所に到着したら、まず「地域防災拠点ペット登録票」を記入・提出します。ペットは、原則としてキャリーケースやケージに入れて飼育区域で管理します。

避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?

大規模災害が発生した場合、必要に応じて動物救急センターが設置され、横浜市獣医師会などが病気やケガをしたペットの診療を行います。

災害備蓄品としてフードの用意はある?

ペットフードの備蓄はしていません。ペットフードの支援物資が避難所に届くまでには、ある程度の日数がかかることもあります。そのため、最低でも5日分、可能であれば1週間分は用意しておきましょう。

横浜市で避難所にペットと避難する際の「ルール」は?

リードを付けている最中の犬

横浜市におけるペットの同行避難のルールを知っておきましょう。

ルール【1】鑑札や名札を装着しておく

万が一、愛犬と離ればなれになってしまってもすぐに身元が判明できるように、鑑札や迷子札、マイクロチップなどを愛犬に装着しておく必要があります。

なお、鑑札や迷子札付きの首輪をしていたとしても、災害時の混乱のなかでは、首輪が外れてしまう可能性なども考えられます。そのため、迷子札だけでなく、マイクロチップも併用しておいたほうが安心です。

ルール【2】ペット用の災害用品を持参する

横浜市で愛犬と避難所に避難する際は、以下のペット用の災害用品を持参するようにしましょう。

  • ペットフード・水
  • 食器
  • ペットシーツ
  • マナー袋
  • 予備の首輪
  • 伸縮しないタイプのリード
  • 愛犬の健康手帳
  • 服用している薬 など

ルール【3】一時飼育場所を衛生的に保つ

飼い主同士が協力して、一時飼育場所を衛生的に保つようにと定められています。排泄物やペットシーツの処理はもちろんのこと、必要に応じてケージもきれいに拭いて、汚れや臭いにより不衛生な環境にならないように配慮しましょう。

用意しておきたい防災グッズ5選

ケージに入っている犬

最後に、愛犬の災害時の対策として用意しておきたい防災グッズを5つご紹介します。

1.給水ボトルが取り付けられる折りたたみ式のケージ

コンパクトに折りたたんで持ち運べるケージです。給水ボトルが取り付けられるほか、内側にPVC加工が施されていて、汚れを簡単に落とせるので、避難所で使用するのにも向いています。

狭いキャリーバッグの中にずっと閉じ込めておくのはストレスになってしまうので、ケージがあればくつろげるスペースを確保してあげられます。

2.活性炭がイヤな臭いを吸着!消臭力が高いペットシーツ

消臭効果がある活性炭がシーツに入っており、イヤな臭いを抑えてくれます。また、おしっこの逆戻りがしにくくなっているのも嬉しいポイントです。避難所ではペットの臭いが原因でトラブルが発生するケースもあるので、消臭力が高いペットシーツを選ぶようにしましょう。

3.水を使わないで洗えるドライシャンプー

避難所で愛犬の体を清潔に保つために役立つのが、水を使わないドライシャンプーです。泡を被毛にまんべんなく揉み込んだ後にタオルで拭き取ることで汚れを取り除けます。

避難所では、水が貴重になることが想定されるため、水で洗い流す通常のシャンプーはできないものと考えます。加えて、避難生活や断水期間が長引く可能性もあることから、ドライシャンプーは用意しておきたいところです。

4.コンパクトに折りたためる食器

避難所には、愛犬のフードや水を入れるための食器を持参しなければなりませんが、なるべく荷物がかさばらないよう、コンパクトに折りたためる食器がおすすめです。弾力がある樹脂素材のポップウェアの食器は、深さの調節具合で深皿としても平皿としても使用できます。

5.必要なグッズが一式揃っているペット用防災セット

愛犬の防災グッズをまだ何も用意していない方には、必要なグッズがひと通り揃っているペット用防災セットがおすすめです。折りたたみ式ウォータータンクや非常用保存水、マナーポーチ、ペット用包帯などをはじめとした25個の防災グッズがセットになっています。25点セットのほかに10点セット、20点セットもあります。

住んでいる地域の避難所情報を頭に入れて愛犬と一緒に備えよう

車の中でケージに入っている犬

横浜市でペットの同伴避難ができる避難所は限られているので、どこの避難所に行けばよいのかを事前にチェックしておきましょう。緊急時は混乱してしまいますが、焦らずに行動できるようにするには、平常時に備えをしておくことが重要だと言われています。横浜市、および環境省の災害時におけるペット対策のガイドラインを確認し、愛犬を守れるように対策をしておきましょう。

  • 公開日:

    2021.06.21

  • 更新日:

    2021.06.29

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ライター・専門家プロフィール
  • 新井 絵美子
  • 動物ライター
  • 2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。 過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。