magazine

住まい / 生活
鉛筆アイコン

2021.06.14

梅雨時は愛犬に元気がない?散歩に行けない時期のストレス解消方法

「梅雨時になると犬の元気がなくなる…」といった悩みを持つ飼い主さんが多くいらっしゃいます。その原因は、散歩に行けないストレスかもしれません。
本記事では、梅雨時に犬がストレスを抱えやすい理由と、室内でできるストレス発散方法について解説していきます。梅雨時に気をつけるべき健康トラブルについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:後藤 俊/ライター)

梅雨時に犬の元気がない理由

犬 梅雨

梅雨時に犬の元気がなくなる理由としては、散歩ができないことによるストレスが考えられます。犬にとっての散歩は、運動によるストレス発散の役割を持ちます。

したがって、梅雨の間でも十分に運動をさせるための工夫が必要です。

運動不足の犬のストレスのサイン

犬が運動不足によってストレスを感じている場合、元気がないこと以外にも、以下のような問題行動が見られることがあります。

  • 無駄吠え
  • 物を噛む
  • 自分の尻尾を追いかける
  • しきりに身体を舐める

これらの行動が見られる場合は、必要な運動量が足りていないと判断できるでしょう。

雨の日でも散歩させるべき?

運動不足を解消させるためだからといって、天候が悪いときに無理やり散歩をさせる必要はありません。しかし、大型犬のような、多くの運動量を必要とする犬種は、雨の中でも散歩に連れて行かなければいけない場合もあります。

雨の中で散歩をさせる際は、小雨のタイミングを見計らい、レインコートを着せて外に出るようにしましょう。

また、犬の体が濡れた場合は、帰宅後にしっかり乾かしてあげるようにしてください。

梅雨時でもできる犬のストレス発散方法

犬 梅雨

梅雨時に散歩以外でできるストレス発散方法について解説していきます。犬の心の健康を守るためにも、ぜひ実践してみてください。

引っ張り合い

紐やタオルを犬に噛ませ、引っ張り合いをするゲームがおすすめです。狩猟本能が刺激され、犬も積極的に遊んでくれます。犬が周りの物に顔をぶつけないように、安全に注意しながら遊んであげましょう。

引っ張り合いをしながら歯を綺麗にできる商品も販売されているので、ぜひ活用してみてください。

宝探しゲーム

おやつを部屋のどこかに隠し、犬に探させる宝探しゲームもストレス解消に役立ちます。部屋中を歩き回ることで、運動にもなるのでおすすめです。

最初は分かりやすい場所に置き、徐々に難易度を上げていきましょう。見つけたときに褒めてあげることで、犬が自発的にゲームに参加してくれるようになります。

ボール遊び

室内でボールを転がして、持ってこさせるという遊びもおすすめです。ボールと飼い主さんのそばを行ったりきたりすることで、軽い運動にもなります。

勢いよく投げると、犬が全力で走ってケガをしてしまう場合があるため、軽く転がすようなイメージで遊んであげるようにしてください。

また、障害物が多い場所や、フローリングで滑りやすい場所では、ケガの危険があるため、安全には注意しましょう。

梅雨時に注意したい犬の健康トラブル4つ

犬 梅雨

梅雨時は心の健康だけでなく、体の健康も崩しやすくなっています。ここでは、梅雨時に気をつけるべき健康トラブルを4つ紹介していきます。

皮膚トラブル

梅雨時は湿度が高くなるため、蒸れにより皮膚で細菌が繁殖しやすくなっています。したがって、かゆみや赤みといった症状が表れることがあるでしょう。

また、すでにアトピー性皮膚炎などを発症している場合は、症状がさらに悪化することも考えられます。

犬が快適に過ごせる湿度は湿度45~65%だとされています。室温だけでなく、湿度管理にも目を向けるようにしてください。

食中毒による下痢・嘔吐

湿度と気温が高い梅雨時は、食べ物がいたみやすくなるため、食中毒に注意しましょう。食中毒になると、下痢や嘔吐を繰り返すようになります。

犬に食事を出してから、30分~1時間経ったものは一度さげるようにしてください。食事の皿や水のボウルも毎日洗い、雑菌が繁殖しないようにしましょう。

また、カビによる食中毒を防ぐためにも、ドライフードの保管場所は湿度の高い場所は避けるようにしてください。

エアコンによる体調不良

梅雨時は、エアコンの使い過ぎによる体調不良が起こる場合があります。犬は人間よりも床に近い場所で生活しているため、エアコンの風の影響を受けやすいです。

人間にとっては丁度いい温度設定でも、犬にとっては寒すぎることがあります。設定温度は27~29℃を目安にし、寒さを感じさせないようにしてあげましょう。

また、エアコンで「ドライ」設定をしている場合は、湿度の下がりすぎによって、犬が喉を痛め、咳を発生させる原因になります。エアコンによる湿度管理にも注意してください。

熱中症

梅雨時の高湿度は、熱中症を招く原因になります。熱中症は外で発症するものだと思っている方もいるかもしれませんが、家の中でも発症することが多いです。

室温25~28℃、湿度45~65%を超える場合は、熱中症の発症リスクが上がっていると判断できます。

熱中症は、発症してから対応するのではなく、そもそも発症させないようにすることが大切です。したがって、室温と湿度の管理を徹底するようにしましょう。

梅雨時でも気持ちよく過ごせるようにしよう

犬 梅雨

梅雨時は散歩の頻度が減り、犬が運動不足によるストレスを抱えやすい時期でもあります。したがって、室内でもストレスが発散できるように、動きのある遊びを日常に取り入れてあげましょう。

また、湿度が高いことによって、皮膚トラブルや食中毒といった健康トラブルが発生する可能性も高まります。いつも以上に湿度管理に気をつけ、梅雨の間も犬が快適に生活できるようにしてあげてください。

  • 更新日:

    2021.06.14

いいなと思ったらシェア
ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。