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まるでカレー?のご飯を前にした犬
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2021.06.30

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ【第2部】|vol.4

パートナーに優しいレシピ|愛犬に夏野菜とフードのカレー風レシピ

今日のレシピのご紹介は、カレーに見えるけどカレーじゃない、ドッグフードをルーに、豚ヒレ肉をご飯に見立てて作った「見た目だけカレー」です。旬を迎える夏野菜たちの栄養をたっぷり摂って、おいしい夏を過ごしましょう!
最後に犬が食べられる本当のカレーもご紹介します。ぜひご覧くださいね。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/ドッグライター

カレーのフリをしたドッグフード入りごはん

カレーのフリをした犬用ご飯の材料

まず今回「カレーのフリをしたドッグフード入りごはん」に使った材料をご紹介します。普段カレーには入れないものもたくさん使ってみました。野菜はすべて、夏が旬のものです。

【材料】

  • ドッグフード
  • 豚ヒレ肉 10g
  • 枝豆 1粒
  • ミニトマト 1/4個
  • オクラ 小口切り2切れ
  • キュウリ 輪切り2cmくらい

夏野菜で不足しがちな栄養を補おう

ドッグフードを食べていれば、犬が1日に必要な栄養素を補うことができます。しかし夏場は、犬でも水分やカリウム・ビタミンCが不足しがちになります。春から浴びている紫外線で皮膚を傷めることもあります。

そんな夏のダメージを軽減してくれるのが旬の夏野菜たち。これからの季節の強い味方です。

夏野菜と豚ヒレ肉の栄養素を簡単に

今回使った野菜と豚ヒレ肉の栄養素を簡単にご説明します。

豚ヒレ肉

きめ細かい肉質で、冷めても柔らかく食べやすいのが特長です。
そして脂質の低さは豚肉の中でもトップクラス!100g当たりの脂質がロースでは約20gのところ、ヒレ肉は約2gしかありません。

ビタミンB群やパントテン酸を多く含むため、食べたもののエネルギー効率を上げることで元気が出て、皮膚や粘膜を健康に保つ働きもあります。

枝豆

一粒はとても小さな枝豆ですが、種子なので栄養価は抜群!ビタミンとミネラルも豊富でバランス良く含まれています。
エネルギーとして使いやすいタンパク質と、夏に不足しやすいカリウムを摂るには最適な野菜です。

ただし摂りすぎると、食物繊維や脂質でお腹がゆるくなることがあります。私は体重5kgのうちのコには1日1〜2粒を限度にしています。

トマト

真っ赤な色の元となるリコピンが代表的なトマトですが、増えすぎると正常な細胞まで酸化させてしまう活性酸素を減らす働きをしてくれるのがリコピンです。
また、ビタミンCやEも含むため、リコピンとともに抗酸化作用が強く、強い陽射しにさらされた細胞を元気にしてくれます。

オクラ

オクラは白い種の部分を含めて、犬が食べられる野菜です。
オクラのネバネバには整腸作用があるほか、血糖値や血圧を安定させる効果も期待できます。

βカロテンやカリウムも豊富で、胃腸に優しく疲労回復にも一役買ってくれる野菜です。

キュウリ

キュウリは90%以上が水分で、良質な蒸留水をたくわえています。そのため夏場の水分補給に最も適していますが、同時に利尿作用もあり、古い水分を排出してくれる野菜です。
また、筋肉や靭帯などの結合組織を正常に保つシリカや、抗酸化作用のあるビタミンAやCも含まれています。

体を冷やす効果もあるので発熱の時にも有効です。ただし食べすぎるとお腹を壊してしまうので、量は少なめにしてくださいね。

野菜を投入しながらフードをふやかす

ご飯をねだる犬

続いて作り方のご紹介です。ドッグフードは野菜の水分でふやかすのがポイントです。自然のめぐみである野菜の水分を、しっかりフードにしみこませてあげてください。

【作り方】

  1. 豚ヒレ肉を焼いて細かくカットする
  2. ドッグフードはある程度砕いてから小さなすり鉢で粉状にする
  3. 2に枝豆を入れ一緒にすり潰す
  4. さらに刻んだトマトとオクラも入れてすり潰す
  5. おろし金ですりおろしたキュウリを4に入れる
  6. フードに水分が行き渡ったらすべてを器に盛って完成

レシピのポイント
ミキサーを使って野菜だけペースト状にしてからフードと合わせても作れます。

ドッグフードと野菜のカレー風【実食風景】

実は、うちのコはふやかしフードをほとんど食べさせたことがありません。野菜独特のにおいがついた水分でふやかしたら、においに敏感な犬は抵抗があるかな?と、少しドキドキしながら出してみました。

でも結果は、おいしそうに食べてくれました!

犬にとってカレーは条件付きで食べられる料理

カレーづくしのご飯

今回はカレーのように見えるだけのまったく違うレシピをご紹介しましたが、犬も材料を限定することでカレーを食べることができます。
飼い主さんがカレーを食べる日に愛犬もカレーの香りのするものが食べられたら、喜んでくれるかもしれませんね。

野菜と肉とターメリックでカレースープ

犬は少量のターメリック(ウコン)を食べることができます。ターメリックは抗炎症作用が期待できる食品です。

ニンジン、ジャガイモ、肉を小さくしてゆでてゆで汁ごと器に盛り、そこにターメリックのパウダーを少しふりかければ、カレースープのできあがりです。

犬用カレーを手軽に楽しめるおやつ

日持ちする市販の犬用レトルトカレーも販売されています。量も手頃で、我が家では2回で食べきっています。
肉がゴロンとしていて食べ応えがあり、スープタイプなので水分補給にもピッタリです。

旬の野菜を適度に取り入れたおやつを

日差しを浴びて元気そうな犬

夏野菜は、暑さや紫外線で弱った体や皮膚のダメージを軽減してくれる力があります。犬だけでなく人間にとっても有益な野菜たちです。

ただし、犬も人間も食べすぎると体を冷やしてお腹を壊してしまうことがあります。必ず毎日食べる必要はないので、食べるタイミングや量に気をつけて、上手に取り入れるようにしたいですね。

  • 更新日:

    2021.06.30

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。