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大きな広場で落ち着くビジョンフリーゼ
お手入れ
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2021.05.04

お利口だと思っていた愛犬が爪切りで凶暴化?!爪切り克服への道

皆さんは愛犬のトリミング風景をしっかり見学したことがありますか?私はこの2年間ちらっと見ることはあれど、しっかりと見学したことはありませんでした。今回は、そのことを大きく後悔することとなった爪切り事件と爪切り克服への道のりをご紹介します。

文:関 ゆりな/ドッグライター

初めてのサロン、初めての見学

サロンでグルーミングされるビジョンフリーゼ

最近はママミング(ママである飼い主がトリミングすること)に完全移行していたのですが、どうしても爪切りと肛門線絞りは自宅ではできず…。単品メニューのみでサロンにお願いすることにしています。 子犬の頃からずっと同じトリミングサロンにお願いしていましたが、同級生のお姉さんが近所にお店をオープンしたとのことで、今回初めてのサロンにお邪魔することになったのです。

初めてのトリミング見学

ふわふわな毛のビジョンフリーゼ

ココメロが子犬の頃に一度だけ「早く迎えにきちゃった!」(という体で)と少しだけトリミングの様子を見学したことがあったのですが、ココメロが私を見つめて集中できない状態になり、トリマーさんに迷惑をかけてしまったのですね。それ以来サロンの前を車でサーと通るときに一瞬だけ!とかしか見たことがなかったんです。

今回お願いしたサロンはこれまで通っていたサロンとは違ってお一人でされているので、他のお客さんやわんこもおらず、完全貸し切り状態でした。

爪切りと肛門線絞り、あと耳掃除だけなので10分程度で終わるかなと思ったのですが、私が見ていたらココメロの気が散るだろうと退散しようとしたところ、トリマーさんが「ぜひ見ていってください!」と声をかけてくれたのです。

耳掃除・肛門線絞りクリア!

トリマーさんの一言のおかげでちょっとドキドキしながら、初めて見学をすることにしました。トリミングではなくグルーミングではありますが…。
耳掃除も大人しく、肛門線も絞られた時に悲鳴をあげるくらいで大人しくしていました。我が家でやるときはイヤイヤするのにかなり静かにされていてやっぱりコヤツは外面だけはいいのだなぁとこのときは、呑気に考えていたのです。爪切りが始まるまでは…。

あなたは本当にうちの子ですか?

かごに入るビジョンフリーゼ

耳掃除、肛門線と無事に終わり、最後の爪切りが始まったところ、ココメロの態度が急変!ジタバタ暴れながら、聞いたことのないような低さで唸る唸る。それまではお利口だぁーと呑気に動画を撮っていたのにその手も止まり、思考も止まり…あそこにいるのは本当に我が子?と飼い主はかなりのショックを受けたのでした。

後ろ足の爪は、首にリードをつけているから辛うじて終わったものの、前足を掴もうとすると「俺に触るなっ!」と唸って手に噛みつこうとする始末…リードで繋がれたなかったら多分ガブっといってたんだではなかろうか・・・。

あまりのショックに思考が止まっていた飼い主に、トリマーさんが「こっちの部屋に来ますか?」と声をかけて下さったので、トリミング室にお邪魔してココメロの顔をなでなでしつつホールド。唸りはするものの暴れることなくなんとか終わることができたのでした。

2年も爪切り嫌いを放置してしまった後悔

耳掃除から爪切りが終わるまで、10分そこらしかかからなかったですが、二人とも息が上がりっぱなし。持参していたおやつを爪切り中に食べさせようとしましたが、大好きなおやつが喉を通らないくらいココメロにとっては嫌なことだったのでしょう。

サロンからの帰り道は申し訳ない気持ちと後悔でいっぱいでした。知らなかったとはいえ、こんな状態を2年も放置していたんですから。

今までどうやって爪切りされてきたの?

笑顔のビジョンフリーゼ

毎回こんなに暴れて暴れて抵抗していたらトリミングは、ココメロにとって相当なストレスだったろうし、担当していたトリマーさんの苦労も凄まじかったことは容易に想像できます。

10kgの暴れる犬を小柄な女性がひとりで抑えられるとは思えないし、もしかしたら複数人で抑えられてた?口輪されてた?とか今までどうやって爪切りされて来たのだろうかと想像しただけでちょっと泣けてきちゃいましたね。

爪切りが嫌になった理由はなにか

元々トリマーさんからは「足先がイヤイヤしますね」とか「今日はちょっと機嫌が悪かった」とか聞いてはいたのですが、やんわりした表現だったので、あんなに凶暴になるなんて思ってもいなかったんです。

子犬の頃にこっそり覗いたときは、爪切りをお利口にされていたので、ずっとそのイメージがあって、イヤイヤすると言っても足を引っ込めちゃう程度だろうと勝手に解釈していたんですね。
元々普通に爪切りできてた子があれだけ暴れるとなるとトリミング中に何かあったのかな…怪我して帰ってきたことはなかったのですが、嫌な想像がムクムクと大きくなっていくばかり。

トリミングの様子を気軽に知れるシステムはないものか

シャンプー中のビジョンフリーゼ

最近はトリミングサロンでの悲しい事件の話も聞きますし、飼い主がネットを通してこっそり見学できるシステムとかがあったら安心して預けられるんだけどなぁ。トリマーさん的には、監視されているようでやりにくいのでしょうけど…。

なんでもリモートリモートの社会になってきているし、トリミングサロンにも取り入れることはできないですかね。話しかける機能はいらないから…こっそりと!様子を伺わせて欲しい!

爪切り嫌いを克服する練習をスタート

見つめるビジョンフリーゼ

この悲惨な状態をこのまま放置するわけにはいかないと、次の日からお家で爪切りを克服するための練習をスタートさせました。 最初はイヤイヤして大変だったブラッシングもママミングも克服してきたんだから、きっと大丈夫だよね。

まずは足を持つ練習から

ココメロは、爪を切る行為以前の問題として、足を持たれるのをすごく嫌がることが分かりました。
普段は肉球触ってもそんなに嫌がらないのですが、やはり立った状態で足を持たれるのは嫌な感じがするのかな。足を持つとすぐに引っ込めようとしてしまい、無理に持とうとすると甘噛みしてくるので、まずは足を持つ練習からスタートです。

ちゅーる様様!

ちゅーるをあげながらビジョンフリーゼの手足を握る

ココメロの大好物ちゅーるを少しずつ与えながら、足を後ろに折り曲げた状態で持つ練習をなるべく毎日行いました。

すると徐々に足を引っ込めようとすることがなくなり、足を折り曲げた状態をキープできるように!この頃から実際には切らずに爪切りを爪先に当てる動作に移行していきましたが、爪先にチョンとするだけでビクッとしてしまいます。爪切りの恐怖はかなり根深いようです。

焦らずにいきましょう

爪切りという行為がココメロにとって、怖いものと認識されているので、しばらくは痛い思い怖い思いはしないんだと繰り返し教えていく必要があるようです。
焦ると逆効果になりそうなので、練習をスタートさせてから1ヶ月くらい経ちますが、まだ爪を切ることはしていません。

スローペースではあるものの、着実に状態は改善していると思います(思いたい)。もうすぐまたサロンに爪切りに伺うので、そのときに少しは落ち着いてできるといいのだけれど。
今回爪切りに訪れたサロンを別の日に散歩で通りがかったら、自分から入っていうことしていたので、サロン自体を病院のように嫌いにならなかっただけ幸いですね。

これは長い道のりになりそうです

サロンに立ち寄ろうとするビジョンフリーゼ

いつから爪切りで凶暴化するようになってしまったのか分かりませんが、2年もあの状態で行われてきたものが、1ヶ月そこらで克服するとは思っていません。
暴れずに爪切りできるようになるには数ヶ月、もしかしたら半年以上かかるかもしれませんが、焦らずにコツコツと練習を重ねて行こうと思います。おうちで爪切りができるようになったら、また書きますね!

  • 更新日:

    2021.05.04

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ライター・専門家プロフィール
  • 関 ゆりな
  • ドッグライター
  • ビションフリーゼのココメロとのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。 長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。