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食べもの
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2021.05.21

【獣医師監修】犬はスナップエンドウを食べられる?食べさせる際の注意点と栄養素

4月から5月にかけて旬を迎え、美味しくなるスナップエンドウ。自然の甘みとみずみずしい歯ごたえが特徴的なスナップエンドウを、愛犬と楽しみたい方もいらっしゃるのでは?スナップエンドウは与え方にさえ注意すれば、愛犬と一緒に楽しめる食材のひとつです。そこで今回は、犬にスナップエンドウを食べさせる際の注意点やスナップエンドウの栄養素を紹介していきます。

監修:葛野 莉奈/獣医師、かどのペットクリニック 院長(文:ノムラ モエコ)

犬はスナップエンドウを食べても大丈夫!

犬が食卓を覗き込んでいる

持病のない健康な犬で与え方に注意すれば、スナップエンドウは犬に食べさせても大丈夫な食材です。スナップエンドウは栄養バランスに優れた野菜のひとつで、犬にとってもいい効果を与えてくれる食材です。自然な甘みがあるため、ドッグフードにトッピングしたり、手作りご飯に使ったりと、食の幅が広がりますね。まずはスナップエンドウに含まれる特筆すべき栄養素と成分を紹介します。

ビタミンCやビタミンK

スナップエンドウに含まれているビタミンCは、粘膜や皮膚の健康維持をサポートするとともに、抗酸化作用をもつ働きがあります。ビタミンKは、骨の形成や血液の凝固に関わる栄養素です。

葉酸

犬用のサプリとしても実在する葉酸は、赤血球を作る際に役立つ栄養素です。犬の腸内細菌で作られる葉酸は不十分ではない場合もあり、食事で摂る必要があります。

食物繊維

食物繊維が豊富に含まれているスナップエンドウを摂ることで、排便の習慣について影響を与える可能性もあります。犬は胃腸炎になりやすく、腸内の環境も乱れやすい動物のため、食物繊維を取り入れることで、排便により腸内が整う場合もあります。

犬にスナップエンドウを食べさせる際の注意点

犬にご飯をあげる直前

犬にとって必要な栄養素や成分をもつスナップエンドウですが、食べさせる際には以下のことに注意しましょう。

1.生のスナップエンドウは与えない

もともと犬は野菜を食べる動物ではないため、生野菜をそのまま与えてしまうと消化不良を引き起こします。きちんとスナップエンドウのスジを取り除いたうえで加熱し、細かく切るか、ペースト状にして食べさせましょう。

2.アレルギーに注意

どのような食べ物にもアレルギーの原因となるアレルゲンが存在しています。はじめて犬にスナップエンドウを与えるときは少量にしましょう。食べたあとに皮膚が赤くないか、かゆがっていないかをチェックしてから、スナップエンドウを与えましょう。

3.与えすぎない

たんぱく質や炭水化物の含有量が多いスナップエンドウは、与えすぎると肥満や下痢になる可能性もあります。スナップエンドウは5gあたり2kcalのため、犬の体重を考慮して与える量を調節してください。

愛犬のためのスナップエンドウを使ったおすすめレシピ

ざるに乗ったスナップエンドウ

ここでは、犬が安心して食べられるレシピをピックアップしました。薄味で、ほんのり温かい温度を意識して作ってあげましょう。

1.スナップエンドウの豆おやつ

材料

  • エンドウ豆…適量
  • オリーブオイル…少量

作り方

  1. 熱したフライパンにオリーブオイルを入れる。
  2. さやから出したエンドウ豆を、すこし焦げ目がつくまで炒めれば完成。

2.鶏もも肉と野菜のライス

材料(体重10キロの1食分)

  • 鶏もも肉…100g
  • スナップエンドウ…40g
  • パプリカ…40g
  • 人参…20g
  • ご飯…80g
  • オリーブオイル…大さじ1
  • ルッコラ…適量
  • スモークポーク…適量

作り方

  1. 野菜は1cm角に切り、下茹でする。鶏もも肉は食べやすいサイズにカットする。
  2. 熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、食材をすべて炒める。
  3. 2にご飯を混ぜ込み、冷めてから与える。

愛犬にスナップエンドウをおいしく食べてもらうために

犬がご飯を食べている

犬が必要とする栄養素を豊富に含むスナップエンドウ。過剰摂取は犬の体調を悪くしてしまうため、犬との相性がいいかどうかを見ながら、1日の最適とされるカロリー量の範囲内で食べさせてあげたいですね。 また、持病によってはどんなに栄養のあるものだったとしても摂取をすることで、症状を悪化させてしまうこともあります。 食べても大丈夫か、持病がある場合はかかりつけの先生に確認しましょう。

  • 更新日:

    2021.05.21

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ライター・専門家プロフィール
  • 葛野 莉奈
  • 獣医師、かどのペットクリニック 院長
  • 麻布大学卒。2015年より神奈川県内にてかどのペットクリニックを開業。ながたの皮膚科塾を卒業し、普段の診療でも皮膚科には力を入れております。 私生活では犬8頭と猫2匹と生活しているので、一飼い主として、そして獣医師として飼い主さんと動物たちとの生活がよりよくなることに少しでも貢献できると嬉しいです。