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2021.05.25

【おすすめ6選】グレインフリーのドッグフード選びのポイントは?

グレインフリーのドッグフードが犬の健康に良さそうだけど、細かい特徴や用途がよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、グレインフリーの基礎知識と、ドッグフード選びのポイントを紹介していきます。グレインフリーのドッグフードの中からおすすめの商品も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
愛犬と長く過ごすための健康への知識を深めていきましょう。

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:後藤 俊/ライター)

グレインフリーのドッグフードの特徴と用途

ドッグフード グレインフリー

グレインというのは、小麦やトウモロコシといった「穀類」のことを表わします。グレインフリーというのはその名の通り、「穀類を含まない」という意味です。

そんなグレインフリーのドッグフードにはどんな特徴や用途があるのかについて紹介していきます。

グレインフリーとは?特徴と用途を紹介

グレインフリーのドッグフードは穀類を含んでいないと解説しましたが、全ての穀類が除外の対象になっているわけではありません。

グレインフリーで除外の対象になっている穀類は、主に「イネ科」に分類されるものです。

イネ科の穀類の例

  • 小麦
  • ライ麦
  • 大麦
  • トウモロコシ

大豆といった「マメ科」の穀類や、蕎麦のようなその他に属す穀類はグレインフリーの対象外になっている場合があります。

グレインフリーは消化に良い

犬は穀類を消化しづらいという性質を持ちます。そのため、穀類を多く含むドッグードでは、内臓に負担がかかってしまう恐れがあるのです。

穀類を含まないグレインフリーのドッグフードは、犬の胃や腸に優しく、消化しやすいのが特徴です。

食物アレルギー対策になる

犬の中には穀類によってアレルギーを引き起こしてしまう個体がいます。穀類を含んだドッグフードを与えた際に、犬の体に異常が出た場合はグレインフリーのドッグフードを試してみるのがおすすめです。

グルテンフリーとは何が違う?

「グルテン」というのは、麦類に含まれる栄養素の名前です。そのため、「グルテンフリー」と「グレインフリー」は似ているようで、違った意味を持ちます。

グルテンフリーのドッグフ―ドはあくまでグルテンを無くすことを目的としているので、麦類以外の穀類が使用されている場合もあります。

麦類に限定してアレルギーがある場合はグルテンフリー、複数の穀類にアレルギーを持つ場合はグレインフリーを選ぶようにしましょう。

どちらを選ぶかは病院で検査しよう

犬がグルテンと穀類自体のどちらにアレルギーを示しているのかについては、動物病院でアレルギー検査を行わなければわかりません。

ドッグフードによってアレルギー反応が出た場合は、その原因となるアレルゲンを調べ、適切なドッグフードを選ぶようにしましょう。

グレインフリーのドッグフードを選ぶメリット・デメリット

ドッグフード グレインフリー

ここでは、グレインフリーのドッグフ―ドを選ぶことによるメリットとデメリットへの理解を深めていきましょう。購入する目的に合っているものかどうかを見極めてみてください。

【メリット:1】肥満防止

穀類は炭水化物を多く含み、肥満の原因になります。グレインフリーのドッグフードを与えることで炭水化物を抑え、結果的な肥満防止に繋がるでしょう。

【メリット:2】たんぱく質を多く摂れる

グレインフリーのドッグフードは原材料に穀類を使用していない分、肉類の割合を増やしている場合が多いです。そのため、低糖質高たんぱくな食事をさせてあげたい方には最適な選択になるでしょう。

【デメリット】価格が高い

一般的なドッグフードに比べ、グレインフリーのものは価格が高い傾向にあります。健康に気を遣いすぎるあまり、家計に負担をかけないように注意しましょう。

グレインフリーのドッグフード選びのポイント3つ!

ドッグフード グレインフリー

ここでは、グレインフリーのドッグフードを選ぶ際に注目するべきポイントを3つ紹介していきます。全ての条件が合わさった商品は少ないので、どの要素を大切にするか参考にしてみてください。

ポイント【1】原材料で選ぶ

原材料の表示に、どんな魚や肉を使っているのかを細かく記載があるものを選ぶといいでしょう。

使用されている肉の例

  • ラム肉
  • サーモン

せっかく健康に気を遣ってグレインフリーのものを選んでも、原材料に「肉類」とだけ表示されたものでは不安になるかと思います。

さらに原材料にこだわりたい方は、「ヒューマングレード」と呼ばれる、人間用の食品にも使用される原材料が配合されたドッグフードもおすすめです。

ポイント【2】添加物を避ける

着色料や保存料といった添加物を避けると、より健康に気を遣うことができます。添加物はガンのリスクを高めたり、アレルギーの原因になることがあるからです。

しかし、添加物が入っているドッグフードであっても「ペットフード安全法」という法律の下で安全が確保されているので、あくまで可能性のひとつとして認識しておきましょう。

ポイント【3】生産国をチェックする

国内産と海外産にはどんな違いがあるのかを見てみましょう。それぞれの特徴を理解し、ドッグフード選びの参考にしてみてください。

国産の特徴

国内産のドッグフードの特徴としては「安心感」と「新鮮さ」が挙げられます。原材料に不安がある場合でも、ホームページから日本語で確認できたり、直接サポートに連絡することができます。

また、製造されてから手元に届くまでの期間が短いので、新鮮な状態で手に入れることができるでしょう。

海外産の特徴

ヒューマングレードといった犬の健康に気を遣ったドッグフードは、海外産に多く見られる特徴です。

日本と同様に、ペットフードを製造する際には細かい規則を設けている国がほとんどなので、品質への配慮もされています。

注意点として、輸入品の場合は手元に届くまで約1週間~1ヵ月がかかります。期間に余裕を持って購入するようにしましょう。

グレインフリーのドッグフードおすすめ6選!

ドッグフード グレインフリー

最後に、おすすめのドッグフードを6つ紹介します。全てグレインフリーのものに厳選しました。グレインフリー以外の特徴ごとに分けて紹介していくので、ドッグフード選びの参考にしてみてください。

原材料にこだわったヒューマングレード2選

人間用の食品にも使用されるほど、高品質な原材料が配合されている「ヒューマングレード」のペットフードを2つ紹介します。「怪しい原材料は嫌だ」という方におすすめです。

エリザベス女王が認める信頼のドッグフード

獣医師からも推奨され、愛用者の多いカナガン。産地であるイギリスでは、優れた企業に送られる「英国女王賞」を受賞するほど信頼のある企業です。

カナガンのドッグフードは高たんぱくなだけでなく、グレインフリーでは不足しがちな食物繊維も配合されています。粒のサイズが約1cmと小さいので、小型犬でも食べやすいでしょう。

肉と野菜がたっぷり配合!食いつきの改善にも

犬の食いつきを求めて開発されたイギリス産のモグワンドッグフード。新鮮なチキンやサーモンといった肉類が中心の配合になっているため、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。

たんぱく質にばかり栄養が偏らないよう、野菜やフルーツもたっぷりと配合されています。高たんぱく質な食事にプラスして、野菜の栄養も摂らせてあげたいと思っている飼い主さんにピッタリのドッグフードです。

安心と信頼の国内生産品2選

続いて、国内生産されているグレインフリーのドッグフードを2つ紹介します。「結局国産品が安心する」という方におすすめです。

お腹の健康にも配慮!小分けタイプでいつでも新鮮

国産品の中でも人気が高いサクラペットフード。魅力はなんといっても、1食分が小分けにパックされていることです。酸化を防ぎ、いつでも新鮮な状態で与えることができます。

原材料の肉自体も国産品にこだわっており、安心安全な食事をさせてあげることができます。食物繊維や乳酸菌も配合されているので、腸内の健康が気になる犬にも最適です。

健康に気を使うならこれ!涙やけや毛並みの悩みにも

健康への配慮と食いつきに定評があるナチュロル。原材料がヒューマングレードであることから、涙やけや毛並みの悪さに悩む飼い主さんから高い評価も受けています。

ドッグフードでは珍しく、免疫力の維持に役立つビタミンCが配合されているのも魅力のひとつです。質が高い分、値段も比較的高めですが、とにかく健康に気を使うならナチュロルで間違いありません。

高品質で安い!コスパ最高のグレインフリー2選

最後に、コスパに優れたグレインフリーのドッグフードを2つ紹介します。「質にはこだわりたいけど、家計の負担も減らしたい」という方におすすめです。

原材料の70%以上が肉!生物学に基づいたドッグフード

犬本来の自然な食事作りを目指すアカナ。ドッグフードには生ラム肉を始めとした70%以上の肉類が配合されており、生物学に基づいた高たんぱく質な食事をさせてあげることができます。

残りの30%には野菜やフルーツが配合されているので、栄養も満遍なく摂ることができます。それで1kg当たり2000円という高コスパが魅力のカナダ産のドッグフードです。

90年以上愛され続ける老舗のドッグフード

アメリカでペットフードを扱い、90年以上の歴史を持つニュートロ。栄養のある自然素材にこだわり、厳選された原材料で健康に気を遣った食事を与えてあげることができます。

ラム、ターキー、チキンといった味のバリエーションも多く、犬の好みに合わせて購入することができるのも魅力のひとつです。1kg当たり約1300円と高コスパなので、家計の助けにもなるでしょう

グレインフリーで愛犬に健康な生活を

ドッグフード グレインフリー

グレインフリーはアレルギーに気を使いつつ、消化の負担も解消してくれます。犬の健康に気を遣う飼い主さんにとって、心強い味方になってくれるでしょう。

しかし、グレインフリーのドッグフードだけでは完璧な食事にはなりません。栄養バランスに偏りがないようにしっかり管理するようにしてください。

この記事が、健康的な生活を過ごすための手助けになれば嬉しいです。

  • 更新日:

    2021.05.25

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。