magazine

フセをする犬
食べもの
鉛筆アイコン

2021.05.22

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.91

パートナーに優しいレシピ|犬の膿皮症にいい食べ物と暮らし方

うちのコは、家に迎え入れた時に既に膿皮症になっていました。
膿皮症は、犬がかかることの多い皮膚病の1つだと言われています。うちのコは獣医さんの指導の下で、薬を飲んだり薬浴をしたりして治療しました。
今日は、うちのコの膿皮症の経緯をたどりながら、膿皮症の症状や改善方法、取り入れやすい食べ物や暮らし方の注意についてご紹介します。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/ドッグライター

膿皮症はフケや湿疹で気づくことが多い

膿皮症の治療を始めた頃の犬

この写真は膿皮症の治療を始めた頃のうちのコです。前足の内側が赤くなってアザのようになり、被毛も薄いのがわかるかと思います。

膿皮症になると以下のような症状があらわれます。これは主に顔の周りやヒダの中、足先など、少し目につきにくいところで起こりやすいようです。

膿皮症による皮膚の症状

  • フケが大量に出る
  • 体を痒がる
  • 皮膚が赤くなる(黒ずむことも)
  • 皮膚に炎症がある
  • 部分的に脱毛する

うちのコの場合は首元にニキビのような大きなデキモノを見つけたのがきっかけでした。私は肥満細胞腫ではないかと思って病院に駆け込んだのですが、そこで診断されたのが膿皮症でした。

外耳炎や歯肉炎を併発していることもある

膿皮症の場合、外耳炎や歯肉炎の症状も併発していることがあります。うちのコも膿皮症とともに外耳炎、歯肉炎を同時に指摘されました。
迎えてすぐに、口臭がひどいことと、興奮してはしゃぐといきなり耳をバリバリと掻くことがあったので気になっていたのですが、どちらも病気が原因だったようです。

ひどい痒みで問題行動が起こることもある

膿皮症で皮膚に痒みが生じると、イライラして怒りっぽくなったり、痒くて眠れなくなる犬もいるようです。しきりに体を掻く、攻撃的になる、なかなか寝付けないなど様子がおかしい時は早めに病院で痒みを取り除いてあげたいですね。

膿皮症の原因は免疫力低下や清潔でない環境

笑顔の犬

膿皮症は、主に次のような原因でなりやすいと言われています。

膿皮症の主な原因

  • 免疫力の低下
  • 清潔さのない生活環境
  • 過剰なシャンプー
  • 2ヶ月以上シャンプーをしていない
  • シャンプー剤が合わない
  • 顔周りにヒダが多い犬種(ブルドック・パグ・ペキニーズなど)
  • ブラッシング不足
  • 食べ物が合わない
  • アレルギー体質

体や生活環境の清潔さが不足している

膿皮症は細菌感染で起こることが多いため、汚れがたまりやすい、脂性である、または洗い過ぎて皮脂が落ちてしまい、炎症が起こりやすい状態になると発症する可能性が増すようです。

体質や他の病気に関連してかかることも

食べ物やシャンプーが合わないなどのアレルギー体質が原因で膿皮症にかかることもあります。また、ホルモン異常が原因の病気から発症することもあると言われているため、病院での診断がより重要となります。

膿皮症の犬が行いたい日常生活の過ごし方

草原で佇む犬

膿皮症と診断されたら、まずは治療に専念し、獣医さんの指導の下で日常生活を送ることが必要となります。 うちのコの場合、膿皮症の治療として2つのことをやりました。

我が家で行った膿皮症の治療

  • 薬の服用
  • 毎日の薬浴

約2週間ほど薬を服用し、薬浴を1ヶ月ほど続けたところで獣医さんから「もう大丈夫」と言っていただけました。 しかし生活環境や体の状態によって再発することがあるため、日常的に気をつけていることがあります。

生活環境と愛犬を清潔に保つことが大切

膿皮症を再発させないために、生活環境と愛犬をきれいに保つことが必要になります。

小まめな掃除と洗濯

私はノミやダニ、抜け落ちた毛などが残らないよう、小まめに粘着シートで取り除いたり、敷物を洗濯したりしています。また、散歩で洋服を着せるので、草木などからノミやダニなどの虫が飛びついてしまう可能性もあり、こちらも定期的に洗濯しています。

愛犬の体もきれいに保つ

うちのコの時は、完治した後も1週間に1回シャンプーするように言われたので、今も継続しています。散歩の後は汚れを落とし、ブラッシングでゴミを取り除くようにもしています。 ただし、あまりきれいにしすぎると逆効果になることもあるので、適度な清潔さを心がけることが良さそうです。

開封して日が経ったものは与えない

食べ物については獣医さんから特に指示がなかったので、わが家では制限はしていません。しかし開封して常温保存で長期間残っているおやつやドッグフードは酸化したりコナダニという小さなダニが増殖したりしているので、犬の体には良くないこともあるそうです。そのため、開封したものは1ヶ月を目安に食べきるか、冷蔵庫で保存するようにしています。

オメガ3脂肪酸を補給して免疫力アップを

オメガ3脂肪酸

膿皮症を再発させないためには、皮膚の抵抗力をアップさせてあげるのも効果的です。そこでオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸に注目してみました。

オメガ3脂肪酸は意識して摂りたい成分

オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があり、オメガ6脂肪酸は皮膚を守ってくれる作用があります。この中でオメガ6脂肪酸は比較的食べ物に多く含まれていることから、意識しなくても摂取できるのですが、オメガ3脂肪酸は少し摂りにくい成分のようです。

サプリメントやアマニ油・魚を利用する

オメガ3脂肪酸は、サプリメントで補うのが簡単ですが、他にアマニ油や魚からも摂取できます。
低カロリーで喜んで食べてくれるタイなどに、無理無臭なのに意外に犬が好むアマニ油を1滴垂らしてあげたりすると、おいしくオメガ3脂肪酸を摂取できます。
今日はタイのお刺身(1切れ)を焼いたものと、お刺身に付いていたツマ(ダイコン、ニンジン、大葉)を細かく刻んで炒めたものにアマニ油をかけてみました。

膿皮症は清潔さと強い体がポイント

飼い主を見上げる犬

膿皮症は第一に病院での治療を行い、それと並行して生活環境や犬の体を清潔に保つことが大切です。 予防や再発を防ぐために、私は清潔さを保ちつつ、免疫力を高めるための規則正しい生活や、適度な運動、そして必要に応じて皮膚をサポートするオメガ3脂肪酸などを意識して与えるようにしています。

特に夏場は草むらに虫が多くいたり、アレルギー反応を起こしやすい草が生えていたりします。ブラッシングや定期的なシャンプーで、汚れを残さないようにしなくちゃいけないな、と思っています。

  • 更新日:

    2021.05.22

いいなと思ったらシェア
ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。