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2021.05.12

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.85

パートナーに優しいレシピ|愛犬の関節トラブルを予防しよう

人間と同じで、犬も年齢を重ねたり体重が増えたりすることで、関節に不調を起こすことがあります。
今回は、うちのコが膝蓋骨脱臼と診断された時の様子や、悪化させないために気をつけたこと、関節をサポートしてくれると聞いて試した食べ物をご紹介します。
初期の頃は痛みがないことも多く、気づきにくいようです。変化を見逃さないようにしてあげたいですね。

#パートナーに優しいレシピ

さの さえこ/ドッグライター

関節トラブルが起きた時の行動の変化

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こちらは1年前の写真です。うちのコは右膝に膝蓋骨脱臼があるため、膝に違和感があるとお姉さん座りのように足を横にずらして座ります。
このように、関節に何かしらの違和感があると、動作に少し不自然な様子が見られます。

関節に違和感がある時の犬の動作

散歩の時や家の中で、こんな動きをしたら関節に違和感があるかもしれません。

関節に違和感がある時の犬の動作

  • 片足を投げ出して座る(お姉さん座り)
  • 段差の上り降りをためらう
  • 座る・立つを嫌がる
  • 普段より歩くのが遅い
  • 関節を触られると嫌がる

関節のトラブルは気づくことが難しい

うちのコの膝蓋骨脱臼は、私自身は全く気づけず、獣医さんが見つけてくれました。
膝のお皿から関節がずれてしまうのですが、軽い症状だとすぐ元に戻るため、うちのコも痛みを感じていなかったようです。

診断されて気づいたうちのコの動作

獣医さんに診断されて初めて気づいたのですが、遊んでいる最中に突然座り込んで足を舐めたり、写真のように足を投げ出したりする動作が膝蓋骨脱臼の症状でした。右膝に違和感があると写真のように左足を投げ出すような格好になり、左膝に違和感があるとその逆の格好になるそうです。

このほかに歩き方や走り方がおかしくなることもあるようです。

関節を守るために飼い主ができること

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治療をしなければならないような状態になる前に、生活環境や散歩の仕方を工夫することで予防できます。
何も症状がない時でも、私は注意するようにしています。

関節に負担のかからない生活環境を作る

激しく走り回ることがほとんどない室内でも、段差や床の滑り具合に目を向けたり、太りすぎたりすることによる関節への負担が問題になることがあります。

生活環境で注意したいこと

  • 床材を滑りにくいものにする
  • 段差の上り下りを避ける
  • 太りすぎないように体重管理をする

床材はコルクマットが便利

我が家はオールフローリングのため、うちのコも踏ん張りが効かず、しょっちゅうカシャカシャと爪の音をさせて不自然な走り方をしていました。

そこで、全面に100円ショップのコルクマットを敷き詰めて滑らないようにしました。コルクマットはクッション性もあり、30×30cmのタイル状なので、汚れたらその部分だけを交換できます。床の損傷も防げるし、家具をどかさなくても敷けるので使いやすかったです。

段差の対策

犬はベッドやソファなどを上り下りするのが好きな子も多いですよね。
しかし下りる動作は足腰に負担がかかります。我が家はコルクマットで衝撃を吸収できるようになっていますが、今後シニア期に入るのでスロープやステップを利用したり、よく上り下りする場所にクッションなどを置いたりして衝撃を減らす必要がありそうです。

太りすぎによる関節への負担

太りすぎは関節への負担が大きくなりますよね。特に膝蓋骨脱臼を持っているうちのコのような場合、体の重みで余計に膝に負担がかかり、その負担を補うために腰にも負荷がかかりやすくなるようです。
獣医さんにうちのコの適正体重を教えてもらい、今はその体重を維持するように気をつけています。

体力以上に体を使う運動を調節する

散歩は関節をサポートする筋肉を作るために大切な運動です。しかし、犬は楽しくなると実力以上に弾けてしまいませんか?知らぬ間に体に負担がかかっていることがあります。

私も気力だけで遊び回って何度かその場に倒れこんだうちのコを見てから、様子を見て動きをセーブさせるようにしています。

散歩で注意したいこと

  • 長時間歩きすぎない
  • 犬友達との遊び方も注意

長時間歩きすぎに注意

気分が良いと、2~3時間歩き回る犬がいます。もちろん体に合った運動量であれば問題ないのですが、中には体の割にたくさん歩く犬もいます。

うちのコはチワワとミニチュア・ピンシャー、シーズーが入った雑種犬なのですが、体はシーズーなのに心はチワワとミニチュア・ピンシャーなので、かなり活発に遊び、散歩も1.5~2時間くらいは平気で歩きます。

しかしシーズーの体には少し負担も大きいようなので、疲れたように見えた時はスリングに入れて休ませながら散歩することがあります。

犬友達との遊び方も注意

体の大きさが違う犬同士がプロレスごっこをしたり、遊びに夢中になりすぎたりすると、思わず力が入ってしまうことや、実力以上に動いてしまうことがあります。
特に我が家の場合、ほとんどが自分より大きな犬なので、よく弾き飛ばされています。遊び慣れた犬が相手の時は加減がわかるのですが、普段あまり会う機会がない子が相手の時は適当なところでさりげなく休ませるようにしています。

関節に良い食べ物で体の中も強化する

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膝蓋骨脱臼がわかってから、サプリメントやおやつで関節をサポートするようにしてきました。
その中で、今まで硬くてあげられないと思っていたサメの軟骨とヒレが食べられるようになったので、ご紹介したいと思います。

手で簡単に折れるサメの軟骨を発見!

サメの軟骨をそのまま乾燥させたおやつです。低カロリーで、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、カルシウムが豊富に含まれています。

手で折ったものをうちのコが食べる様子をご覧ください。

お湯でふやかして食べやすいサメヒレ

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サメのヒレを乾燥させたおやつは硬くて手で折ることができなかったので、お湯で10〜15分ほどゆでて柔らかくしました。写真はゆでたサメヒレです。

全体的にコリコリッとした感じで、手で裂いて軟骨部分を簡単に折れるようになりました。サメヒレは先ほどの軟骨よりも水気を多く含み、プルプルコリコリした食感になります。

ヒレも軟骨と同じ栄養成分なので、歯があまり丈夫でない場合は軟骨よりヒレの方が食べやすいかもしれません。

折って細かくしたものを食べる様子をご覧ください。

生活環境改善と体重管理が予防のポイント

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関節ケアの効果がやっと効果が出てきたのか、最近は足をずらして座ることがめっきり減りました。
しっかりと足を踏ん張れる床材の利用、段差を下りる時の配慮、適度な運動による筋肉の強化、激しすぎる運動の調節、そして関節に良いサプリメントやおやつの利用が、膝蓋骨脱臼の悪化に歯止めをかけてくれたのかもしれません。
痛みや違和感がなくなるように、これからも気をつけて生活していきたいと思います。

  • 更新日:

    2021.05.12

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。