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災害現場を歩く犬
住まい / 生活

2021.04.21

東京都千代田区のペット避難所情報|災害時は避難所にペットを連れて行ける?

災害時、避難所にペットを連れて行けるのかどうか、避難所の様子はどんな感じなのか、事前に想定しておきたいところですね。災害が起きてから焦らないためにも、自分の住んでいるエリアの情報をあらかじめ調べておくと安心です。今回は、東京都千代田区の避難所情報・ペットの受け入れ体制等をご紹介します。

文:かしま あやの/ドッグライター

東京都千代田区は避難所にペットと避難できる?

ケージに収容される犬

東京都千代田区では、全ての避難所でペットと同行避難できます。区内の避難所の数とペットと一緒に避難できる場所をご紹介します。

千代田区でペットと同行できる避難所は15カ所

千代田区では、15ヶ所の避難所があり、すべての避難所でペット同行避難が可能です。ペットの放置は、他人やほかの動物への危険につながる可能性も考えられます。二次災害を防ぐ意味でも、区では避難所内に動物避難所を設け、同行避難できるようにしているので、必要に応じて愛犬と一緒に避難しましょう。
町会ごとに避難所が指定されているので、災害時のために自分の避難所を把握しておきましょう。

千代田区避難所一覧

  1. 麹町小学校:麹町2-8
  2. 九段小学校:三番町16
  3. 番町小学校:六番町8
  4. 麹町中学校:平河町2-5-1
  5. 富士見みらい館:富士見1-10-3
  6. お茶の水小学校:神田猿楽町1-1-1
  7. 神田一橋中学校:一ツ橋2-6-14
  8. 神田さくら館:神田司町2-16
  9. 昌平童夢館:外神田3-4-7
  10. アーツ千代田3331:外神田6-11-14
  11. ちよだパークサイドプラザ:神田和泉町1
  12. 旧今川中学校:鍛冶町2-4-2
  13. 都立一橋高校:東神田1-12-13
  14. 区立スポーツセンター:内神田2-1-8
  15. 岩本町ほほえみプラザ:岩本町2-15-3

東京都千代田区の避難所におけるペットのサポート体制は?

獣医師の診察を受ける犬

千代田区の避難所では、どのようなサポートがあるのかご説明します。

ペットの避難ガイドラインはある?

千代田区の避難場所運営マニュアルでは、ペットの避難についてガイドラインが設けられています。また、「千代田区 人と犬の共生ハンドブック 犬と幸せに暮らす」では、大地震が発生した際の避難方法について記載しています。避難方法や避難時に必要なものなどが記されているので、目を通しておくといいですね。

一緒に避難できる動物に制限はある?

原則として、犬や猫などの小動物は一緒に避難できます。ほかの動物が避難できるかどうかは、事前に確認をとりましょう。

避難所でペットはどのように管理される?

ペットは、避難所内や避難所の隣接地に設置される動物救護所で生活することになります。衛生面を考慮し、人間の生活場所へペットを連れていくことを認めていません。ペットは名札を付け、指定された場所でケージに入れておくか支柱に繋ぎ留めておくことになっています。なお、台風や大雨などの際は、可能な限り屋内で過ごすことになります。

避難所でペットがケガや病気をしたら?

東京都は、災害時の動物救護活動に対する協力体制確保のために「災害時における 動物救護活動に関する協定」を東京都獣医師会と締結しています。その中には、災害でペットが負傷した際の応急手当てに関する内容が含まれています。東京都獣医師会の活動事業のひとつには、被災動物やシェルター収容動物を治療する役割があるため、万が一避難所でペットが負傷してしまった場合にも安心です。

防災訓練ではペットの同行訓練を実施している?

千代田区はペット同行の防災訓練を行ったことはないようです。もし、実施される場合は積極的に参加しましょう。それまでは災害が起きた場合を想定し、家庭でシミュレーションしておくといいですね。

災害備蓄品としてフードの用意はある?

避難時にゲージなどを持ち出せなかった方のために、ケージ(大・中・小)をはじめテントや首輪、ハーネスなどの多少の備蓄はありますが、ペット用フードの備蓄はありません。ペット用非常時持ち出し袋に、最低5~7日間分のフードを準備しておきましょう。

千代田区で避難所にペットと避難する際のルールは?

ケージに入っている犬

避難所では、ペットを飼っている人ばかりではありません。いろいろな人やペットがいる中で、避難生活を快適に過ごすにはルールを守ることが必要です。千代田区の避難所運営マニュアルを参考に、以下の点を留意するようにしましょう。

ルール【1】飼育者の届け出について

管理責任を明確にするため、動物登録台帳を作成し飼育者を把握します。ペットには、名札等を必ず着け、不可能な場合はケージに名札を付けるようにします。

ルール【2】ペットの飼育方法について

避難所での飼育方法は細かくルール化されているので、家でも下記のようにしつけられると、災害時には安心です。

避難所での飼育方法

  • 指定された場所で、ケージに入れておくか支柱に繋ぎとめておく
  • 飼育場所は清潔を保つ
  • 排泄は、屋外の指定場所で行い、しっかり後始末する
  • フードは各自用意し、決まった時間にあげてその都度片づける
  • 名札、登録鑑札、注射済票を装着する
  • 世話の代行などは各自周囲の避難者等に依頼する
  • 飼育困難時は決して捨てたりせず、区職員や関係NPO団体等を通じて東京都設置の「動物愛護相談センター」に相談する

ルール【3】ペットの管理体制について

複数の飼育者がいる場合は、ペットの世話や飼育場所の管理を協力して行い、適切に飼育管理するようにしましょう。

ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選

ペットグッズ例

災害時の備えてあったら便利なグッズを紹介します。

1.歩いて避難する時にも安心な多機能キャリーバッグ

リュック、前抱き、肩掛けの3WAYの使い方ができる「3WAY バックパックキャリー」は、耐荷重10kgのため小型犬から中型犬まで使用できます。2層式クッションと腰・チェストベルトにより、歩いて避難所までペットを連れて行くのにも疲れにくい構造です。通気性もあるので、暑い時期の使用も安心ですよ。

2.180日保存できて常備しやすい水素水

「ゼロミネラル」は330mlと大容量。未開封で180日保存できるので、災害時の備蓄品として用意しておくといい商品です。ミネラルゼロなので、ミネラルの過剰摂取に気を付けたい犬におすすめ。化学処理は行っていないので安心して与えられます。

3.避難所でケージが苦手な犬に使える

「ワンコステーションP」は、持ち運び可能で、打ち付ける必要がないドッグアンカーです。災害時、避難先でケージに入るのが苦手な犬を繋いでおけます。材質がコンクリートとステンレスなので、雨にぬれても錆びなくて丈夫です。災害時以外にもお出かけの際や、外で繋ぎとめておきたい時に使用できます。

4.避難所までの道中に犬の足を守れる

災害時、地面にガラスや瓦礫が飛散していれば、避難する最中に肉球を損傷してしまう可能性もあり危険です。そんな時、犬の足を守ってくれる靴下があると安心です。同伴避難ができる避難所では室内履きとしても使えます。また損傷時に傷の保護もできるので、履きならしたうえで、ひとつ持っておくといいですね。

5.保存期間3年・無添加ウェットフード

純国産で無添加のウェットフード缶は、長期保存ができるので災害用に用意しておきたい商品です。鶏ささみをベースに、野菜やまぐろなど4種類から選べます。ストレスがかかる避難生活では、食事は少しでもいいものを確保してあげたいですね。

千代田区の避難所情報を頭に入れて愛犬と一緒に備えよう

リュックに入っている犬

いつ起こるか分からない災害ですが、避難所の情報を確認して備えておけば、大切なペットを守れます。いざという時に落ち着いて行動するためにも、今のうちに準備しておきましょう。千代田区にお住まいでペットがいる方は、いつでも避難できるように情報を確認してくださいね。

参考文献
  • 更新日:

    2021.04.21

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ライター・専門家プロフィール
  • かしま あやの
  • ドッグライター
  • 動物介在教育推奨の保育園で長男が0歳の頃から犬と接するのを見て、子どもが小さいうちに犬と触れ合えることに魅力を感じています。犬のいる生活の魅力を伝えていきます!