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太陽を浴びるゴールデンレトリーバー
食べもの

2021.04.20

君たちは私の太陽〜海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々〜

レシピ大公開!愛犬と一緒に楽しめるジンジャーコーディアル

犬と暮らしていなければ、勉強をする気になるどころかおそらく興味すら持たなかったフィトセラピー(植物療法)。ハーブティーなどに全く興味のなかった私が、アンディのために勉強し始めたドッグフィトセラピーでは、ハーブ・バッチフラワーレメディの効果効能を知ることができました。

その中でも特にハーブの講座は私にとって新鮮でした。料理の惹き立て役として使用されることが多いハーブですが、美味しく楽しむこともできます。今回の記事では、ジンジャーシロップとは一味も二味も違うハーブの効能が嬉しいジンジャーコーディアルのレシピをご紹介します。

西村 百合子/ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士

ハーブの美味しさと効果を堪能!

ハーブたち

パセリ、セージ、ローズマリー&タイム、サイモン&ガーファンクルと、イギリスの民謡の歌詞にもあるようにヨーロッパではハーブが身近な食材です。薬草、香草として臭い消しやスパイスとして料理に使われることが多いハーブですが、パウダー状にしてふりかけにしたりハーブそのものを味わうこともできます。

また、精油をブレンドして肉球クリームや虫除けスプレーなど、ハーブの活用法は多彩。ハーブを使うのはちょっと難しそう、そう感じる方のために今回は身近にあるハーブで作るジンジャーコーディアルのレシピをご紹介します。

コーディアルとシロップの違いとは

古くからヨーロッパでは、風邪予防や体調を整えるのにハーブを使用したコーディアルを愛飲しています。コーディアルとは「心のこもった」という意味がある英語で、ハーブやフルーツなどを砂糖やハチミツなどに漬けて作る濃縮ドリンクのことです。健康に役立つ食材を使用することが特徴です。イギリスでは古くから親しまれ、昔はハーブをアルコール漬けにし医薬品とされていたこともある飲み物です。

コーディアルの中でも最もポピュラーなものが、エルダーフラワーコーディアルです。日本では、あまり馴染みのない花ですが、イギリスをはじめとするヨーロッパでは、野に咲く花の代表格。また、利尿作用、発汗作用に優れたエルダーフラワーは風邪の初期症状やアレルギー症状などに効果が得られるハーブとしてイギリスでは古くからドリンクとしてまたうがい薬として使用されています。

シロップとは

コーディアルと間違えやすいのがシロップです。シロップは砂糖を煮詰めて作ったもので、これにフルーツをつけるとシロップ漬けになります。シロップ漬けはスイーツとしての意味合いが強く、ドリンクとしてよりもシロップに漬けたフルーツそのものを食するすることが特徴です。

注目を集めるジンジャーコーディアル

ジンジャーコーディアルシロップとドリンク

さまざまなハーブやフルーツで作られているコーディアルですが、中でも最近人気となりつつあるのがジンジャーコーディアルです。生姜を砂糖で煮詰めたジンジャーシロップとは違い、生姜と一緒にハーブを煮て作るジンジャーコーディアルは、少量なら犬も一緒に楽しめる飲み物。体を温める作用がある生姜とさまざまなハーブを使用して作られるため、おいしいだけではなく健康にも役立つドリンクとして人気があります。

ジンジャーコーディアルで使用する多彩なハーブ

ジンジャーコーディアルでは、クローブ、シナモン、カルダモン、ベイリーフ、エルダーフラワー、ローズヒップなどのハーブを使用します。この記事でご紹介するジンジャーコーディアルでは、クローブ、シナモン、カルダモン、ローリエ、ローズヒップを使用します。まずは、これらのハーブの効能をご紹介します。

1.ジンジャー(生姜)

生姜は生と加熱したものとでは効果が異なります。ジンジャーコーディアルでは、加熱して使用するため、加熱した際の効能についてご紹介します。加熱した生姜の栄養素はショウガオール。生のショウガに多く含まれているジンゲロールを加熱することでショウガオールに変化します。ショウガオールは、血流を促進し体を温める作用があることで知られています。また、血流を良くすることから鎮痛作用や代謝促進のサポートに役立つとされています。

2.クローブ

カレーに使用されるスパイスとして知られるクローブは丁子(ちょうじ)とも呼ばれ漢方では生薬に使われている植物です。独特のスパイシーな香りがするクローブは、肉の臭い消しや中華の香りづけとして人気があります。クローブは、体温め効果に加え殺菌・鎮静作用があることが特徴で防腐剤としても使用されています。

3.カルダモン

スパイスの女王と呼ばれカレー粉の原料となっているカルダモン。古くはインドで薬用として使われていたカルダモンは、消化促進、抗炎症作用、血流促進などの効果が期待できます。

4.シナモン

スイーツをはじめさまざまな場面で使用される親しみのあるスパイスがシナモンです。スーパースパイスとも呼ばれるシナモンは、体を温める作用以外に抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用など数多くの効能が報告されています。

5.ローリエ

月桂樹の葉で、煮込み料理に使われることが多いハーブです。香りが強いことから食欲増進、防虫作用などがありますが、このほかにも消化促進や炎症緩和に役立つとされています。

6.ローズヒップ

ビタミンC豊富なことで知られるローズヒップは野ばらの果実で、日本ではドッグローズと呼ばれることもあります。レモンの10倍以上のビタミンCやカルシウム、ミネラルが豊富で、消化促進、抗酸化作用、利尿作用などが期待できます。

愛犬と一緒に楽しめるジンジャーコーディアルの作り方

ジンジャーコーディアルの材料

生姜とハーブ類を煮出して作るジンジャーコーディアルは、コーディアルの中でも比較的手軽にできることが特徴です。

材料

  • 生姜 150g
  • 水 約150cc
  • きび砂糖 大さじ1
  • はちみつ(メープルシロップ)100g
  • ローリエ 1枚
  • クローブ 2個
  • シナモンスティック 1本
  • カルダモン 2個
  • ローズヒップ 小さじ1
  • レモン 1/2個
  • *はちみつの量やハーブ類は好みで調整してください。

作り方

  1. 生姜を薄くスライスしさっと水洗いする。
  2. 洗った生姜を鍋に入れ、大さじ1のきび砂糖とレモン果汁(1/4個分)をふりかけよくなじませる。
  3. ハーブ類と水を入れる(ハーブ類は出汁パックなどに入れると取り出しやすい)。
  4. はじめ強火で煮立ったら弱火にし30分程度アクを取りながら煮込む。
  5. 火を止め、残りのレモン果汁を入れ、粗熱が取れるまで置いておく。
  6. ザルなどでこしながら、煮沸した容器に移す。

オリジナルのジンジャーエールを愛犬と楽しんでみて

ジンジャーエールを飲むゴールデンレトリーバー

ジンジャーコーディアルは、暑い日は炭酸で割ってジンジャーエールに、寒日にはお湯で割ってホットジンジャーなど、好みの飲み方で楽しんでください。また、犬に与えるときはごく少量を多めの水に垂らす程度にして、飲んだあとは様子を見ましょう。ハーブ類が多いと感じたら、ローズヒップやシナモンだけでもOKです。好きなハーブ類をプラスすればオリジナルのジンジャーコーディアルが作れます。ぜひ、自分だけのレシピを見つけ美味しく楽しんでみてくださいね。

  • 更新日:

    2021.04.20

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ライター・専門家プロフィール
  • 西村 百合子
  • ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。