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2021.04.28

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.77

パートナーに優しいレシピ|犬の節目は2・6・10・13歳で来る

人間が年を重ねるうちに体や心に変化が起きるように、犬も節目となる年齢があるようです。子犬が成犬になり、そこから生じるさまざまな変化は、2歳、6歳、10歳、13歳あたりにおとずれることが多くあります。
今回は、この年齢に差し掛かったら意識しておきたい、犬の節目のお話です。

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

心が大人になっていく2歳前後の犬の変化

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子犬の頃はどんな犬も人も大好きだから、グイグイ迫って「しつこくしちゃダメ!」と注意することも多くありますよね。
しかしある日突然、いつものようにほかの犬に近づけたら、いきなり吠えかかってビックリしたことがありませんか?
犬の1歳半〜2歳は人間の10代後半から20代前半に換算できます。人間同様に、この時期は犬も子供から大人への変わり目なのかもしれません。

好き嫌いがはっきりしてくる傾向がある

早い子だと1歳半あたりから、散歩のコースに好みが出てきたり、気に入らない子に吠えかかったりすることがあります。
うちのコも2歳くらいまではどんな犬でも大丈夫だったのに、ある時を境に好き嫌いが出始めました。
犬だけでなくある種類の音が出るバイクや作業着姿の人、腰の曲がった高齢の方なども今では吠えかかる対象になっています。
心の成長が始まり自我が芽生えてくると、他の犬と遊ばなくなったり、こうして吠えるようになったりするようです。

2歳までにたくさんの犬友達を作ろう

犬同士の場合は、好き嫌いが始まる前にたくさんの顔見知りを作っておくのがおすすめです。
その頃までに友達になった子は、生涯仲良しでいられることが多いようです。
そんな子たちが集まる中で新しい子犬が仲間に加わると、その子も仲良しになれる可能性があるので、友達の輪を広げてあげることができますよ。

少し不調を感じ始める6歳前後の犬の変化

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犬の6歳は人間の40代前半に相当します。
まだ体力、気力ともに充実しているつもりでも、少しずつ健康診断などで気になるところが出始める年代です。
私も40代ですが、めまいが起こるようになり、昨年検査をしたところです。
犬も突然の大きな不調に驚くことがある時期なので、気をつけてあげてくださいね。

突然の大きな病気に慌てる飼い主さんも

5〜6歳で、肥満細胞腫や尿路結石、突発的な腰の不調など、ある日突然病院に駆け込まなくてはいけなくなってしまう犬の話を聞くことがあります。
犬種もさまざまなので、年齢的に初めの大きな病気になりやすい年齢なのかもしれません。
ただ、まだ体力があるので、大きな病気をしてもほとんどが元どおりに近い回復をしています。そこがシニアとの大きな違いです。

年に一度の定期検診を必ず受診して

病気を早期発見するためにも、最低でも年に一度の血液検査や健康診断を受けて、愛犬の体をチェックしてあげましょう。
犬は人間の4倍以上の早さで年を重ねるため、年に一度の検査でも人間にすると4年に一度しか健康診断を受けていないのと同じような状態になります。
この年齢に差し掛かったら、血液検査のほかに犬ドックなどをしてもいいかもしれません。
私の通う動物病院では、15,000円で血液検査、レントゲンなど人間同様の健康診断が受けられるコースがあります。こうしたサービスを提供してくれる病院を探して利用するのもおすすめです。

白いものが?!見た目が変わる10歳の変化

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犬の10歳は人間で言うと50〜60代になります。
獣医さんは「犬は10歳が1つの節目だよ。まずはここまできたら、犬ががんばってくれたってことだよ」と話していました。
人間の還暦のようなものなのかもしれませんね。

体は元気なのに白い毛が増えてくる

10歳を過ぎた頃から、全身赤柴だった子の毛に白いものが混ざるようになってきたとか、顔が白くなったという話をよく聞きます。
また、ブルブルッと体を震わせる時のキレが、若い頃とは違うと感じる飼い主さんもいるようです。
毎日一緒に過ごしている飼い主さんからすると、小さな変化に年齢を感じる頃なのかもしれません。

視力や脳の変化にも気をつけてあげて

ほんの少しずつ視力が弱くなり、散歩の途中で不意に立ち止まって迷っているような仕草を見かけるようになるのも10歳あたりからです。
それまでは自分でコースを決めて淡々と歩いていたのに、急にどちらへ向かうかがわからなくなってしまうこともあるようです。
飼い主さんが「こっちが家だよ」と優しく声をかけてあげると、犬も反応して道を選ぶのだとか。
「この子も年を取ったんだなぁ」と感じることが増える時期です。

命の節目を感じる13歳前後の犬の変化

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犬の13歳は、人間の70〜80代になります。
何人かの高齢犬の飼い主さんたちは「犬は13歳を越えられるかどうかが問題だよ」と話しています。
命の覚悟をしなければならない場面に遭遇してしまうのも、この辺りの年齢が多くなるようです。

「おかしい」と思う行動が増えてくる

高齢犬では、こんな行動を起こす犬がいました。

  • 耳が遠くなり、呼びかけても反応しない
  • 目が見えず物にぶつかる
  • 夜中に突然フラフラと歩きだす
  • ご飯を食べない・または過食になって吐く

体の機能が衰えるだけでなく「様子がおかしい」と心配になる行動も見られるようになる時期なのかもしれません。

衰えと穏やかにつきあっていける余裕を

この年齢になると、回復しても若い頃のように完全に元どおりになるのは少し難しいようです。
でも思いどおりに動けなくなるのは、犬自身が一番つらいことなんですよね。
できないことは仕方ない、できることをサポートしてあげようという、優しい気持ちで接してあげたいですね。

犬の一生は人間の一生を凝縮したもの

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人間の年齢に当てはめながら見ていくと、犬の生涯に起こる出来事は人間の人生を早送りして見ているように感じます。

丁寧に育てているつもりでも、どうしても変化は起こります。
さまざまな変化を経験している愛犬と暮らす飼い主さんは「何がいけなかったんだろう」と悩むより、それを受け入れながら笑顔で愛犬と過ごしている方が幸せそうに見えます。
変わることを理解しながら、愛犬との生活を充実したものにしていきたいですね。

  • 更新日:

    2021.04.28

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。