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2021.04.24

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.75

パートナーに優しいレシピ|犬を飼う!暮らして分かる意外な事実

どんな生き物でも同じですが、新しい命を迎える時には、覚悟が必要ですよね。迎えた子が幸せになれること、そして迎えた家族も幸せになれること。それが一番大切だと考えています。
これから犬と暮らそうと考えている方へ、今回は飼う前はなかなか想像しにくいことをまとめてご紹介したいと思います。ぜひ予習してみてくださいね。

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

散歩は犬にとって飼い主との楽しい時間

飼い主を見上げて散歩をする犬

散歩は大好きな飼い主さんと外の世界を探検し、色んな犬の勉強ができて、犬にとってはとても楽しい時間です。 犬と暮らす前なら、周りで散歩している人たちを見てちょっと憧れてしまう光景でもありますよね。しかし犬を飼いはじめてから散歩で気を付けたいことがあるなぁと感じています。

散歩の「面倒くさい」を見せないこと

毎日、朝晩の散歩をすることは、実は飼い主にとってはちょっぴり大変です。仕事をしていない人でも「面倒くさいなぁ」と感じてしまうことがあるのが実情。でも犬にとっては待ちに待った散歩の時間なんですよね。面倒だなぁと感じても、イヤイヤ行かないようにする必要があります。
私はそんなとき、こんな対策を取っています。

散歩が面倒に思った時の対策案

  • 「お散歩行こう!」と無理矢理テンションを上げる
  • 主人に代わってもらう(無理をしない)

散歩を代わってもらう場合も、うちのコに気づかれないように明るく「代わって」と伝えるか、顔を合わせていないときは置き手紙やLINEで伝えるようにしています。犬は意外と敏感なので、目の前で散歩を押し付け合うような素振りは見せると、しょんぼりしてしまうことがあります。どうか気をつけてあげてください。

危険な場面を想定した対策を取ること

以前、近所で小学校低学年と幼稚園児の姉妹が小型犬1匹を連れて散歩に出かけました。 その時、犬が突然、車道に向かって走り出しました。姉妹は2人とも犬に引っ張られる形で車道に乗り出し、最後は犬の首輪が外れて犬だけが車道に出てしまいました。

幸いすぐにすべての車が停まってくれたため全員無事でしたが、子供たちは逃げた犬を追いかけて一緒に車道へ出てしまっていました。あわや一大事になるところだった この出来事には3つのポイントがあります。

気をつけたい子どもだけの散歩

  1. 小型犬でも大人を引っ張るほど力があること
  2. 「犬を離してはダメ」という言いつけを子供が守ろうと追いかけてしまったこと
  3. 首輪が抜けやすい状態であったこと

この姉妹のお母さんは、後日、犬の首輪をハーネスに交換し、子供だけで散歩に行くことがないよう、年上のお兄さんを同行させることにしました。また少しつらいことですが、今回のような危険が迫った時には、犬を追ってはいけないと姉妹に言い聞かせたそうです。

小型犬でも低学年や小柄な子供には手に負えないことがあります。子供と犬が歩いている姿はかわいいものですが、犬との散歩は犬を制御できる力のある大人が同行する必要があります。

愛犬に必ず教えたいコマンドは「待て」

マテに従う犬

人間と犬が穏やかに暮らすために、犬のしつけはとても重要になり、その子によって習得のスピード等も異なるため、犬のしつけは根気強く行う必要が考えています。。

そんな重要なしつけの中でも絶対に教えたいのが「待て」です。我が家でも「待て」を習得していたことで助かった場面が多々ありました。

「待て」は、愛犬の動きを止めるコマンド。これを覚えることで、誰かに危害を加えたり、先ほどの姉妹の例のように犬や飼い主さんに危険がおよんだりするのを防ぐことができます。

成犬になっても「待て」は覚えられる

しつけは子犬の頃にできるのがベストですが、保護犬などで大人になってから迎えても覚えてくれます。我が家も1歳半でうちのコを迎えてから「待て」やトイレのトレーニングをしました。うちのコの場合は「待て」と言うとなぜかそっぽを向きます(笑)

我が家で実践した「待て」の教え方

  • フードを見せて「待て」と声をかける
  • 愛犬が食べそうになったら手を閉じて「待て」ともう一度声をかける
  • 愛犬の動きが止まったら手を開き「待て」とまた声をかける
  • 待てができたら「よし」と声をかけて食べさせる
  • 上手にできたら大げさなくらい褒める

我が家の「待て」の教え方のポイントは、うまくできたら「大げさなくらい」褒めることです。 満面の笑みを浮かべ「なんてすごい子なんでしょう!すごいね、すごいね、天才だね!」なんて感じで、ちょっと周りが引くくらい褒めちぎってみてください。

飼い主さんの喜び方を見た愛犬は「パパ(ママ)がよころんでくれた!」と、とても嬉しくなり、同じコマンドを繰り返してくれるようになります。

できなくても怒らない・あきらめない

「待て」を含め、しつけは初めからうまくいくわけではないと思います。我が家の場合もそうでした。 うまく行かない時は、3回くらいで切り上げるのがいいですね!ただこのときにも我が家の経験から注意したいポイントがあります。

うまくできなかった時の注意点

  • 待てができない時にあきらめて手の中のフードを食べさせてはいけない
  • できなかったことを怒らない
  • イライラした顔を見せない

私は動きが素早い方ではないので、初めの頃はすぐうちのコにフードを取られてしまっていました。 でも「そんなこともあるよね」とくじけずに続けているうちに徐々にできるようになったものです。
イライラしたり怒ったりすると、犬は飼い主さんとの「待て」ごっこが嫌いになってしまうかもしれませんので、 ぜひ楽しく覚えられる環境作りをしてあげてください。

必要な時にすぐお金が準備できること

耳にリボンを付けた犬

犬と暮らすと、平均して月に2〜3万ほどかかることがあります。
我が家はご飯・おやつ・洋服・トリミング・ワクチン・血液検査・ペット保険などで年間30万円ほどかかっています。
このほかに不意の怪我や病気で病院にかかることがあるので、備えはしっかりしてあげる必要があると考えています。

いざという時の蓄えと保険の加入

犬の通院でよく聞く症状は「誤食」・原因不明の突然の「足の引きずり」・「目に傷がついた」・「アレルギーなどの皮膚炎」・「嘔吐」や「下痢」です。我が家の場合も、万が一に備えてペット保険に加入しておいて助かったことがあります。

ペット保険は種類がたくさんありますが、病院の窓口での支払いを初めから契約した割合で差し引いて支払えるものと、いったん全額を支払って後日保険請求を行うものがあります。かかりつけの動物病院が決まったら、その病院で扱える保険を確認して、窓口精算か、後日精算かを把握しておくと戸惑わずに済むと思います。

また、保険会社や契約プランによっては、年に一度腸内環境の検査をしてくれるところもあります。我が家もこのサービスを利用して、毎年便検査をしていますが、ネットで詳しい検査結果を教えてくれるので、腸内環境改善の計画にとても役立っています。

病気になる前の対策と早期発見

見過ごされがちなのですが、実は病気になってから治療費を払うより、毎年検査をして早期発見、早期治療の方が、お金はかからずに済むと感じています。そのため、我が家でも最低でも年に1回は血液検査をしています。
病気になる前に対策する「予防医学」という考え方がありますが、早いうちに病気の火種をなくしていくことが、飼い主さんにとっても愛犬にとっても優しいと言えそうですね。病院によっては、人間ドックならぬドッグドックをしてくれるところもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。

「嬉しい!」は食べ物からも味わえる

温野菜の入った皿と見上げる犬

成犬になるまではドッグフードのみで育てる方が犬の健やかな成長のために良いと言われていますが、1歳を過ぎたらおやつ等で愛犬の「嬉しい!」を引き出してあげるのも手です。飼い主さんが家族のご飯を作る時に使う鶏のササミや胸肉、豚肉をほんの少し取り分けてレンジで加熱してあげるだけでも愛犬は大喜びしてくれますよ。

ただし、手作りトッピング・ご飯を作る作らないに限らず、日常生活の中で誤飲やアレルギー等による愛犬の急変等の事態が起きる可能性もあるため、犬を飼ったら一通り犬が食べてはいけない食べ物を把握しておいたり、部屋をキレイに整頓する必要があると感じました。

慣れてきたら馬肉・鹿肉・猪肉に挑戦

スーパーでは簡単に手に入りにくいかもしれませんが、独特のにおいや高栄養の馬肉、鹿肉、猪肉は、食欲が落ちた時に食べるきっかけを作ってくれるお助け食材です。特に鹿や猪は野生動物なので、自然の植物だけで育っています。添加物の入った飼料を食べていないので、より犬の体に優しい肉質ですね。

野菜はほんの少しを細かくして様子を見る

野菜や果物などは与えて良いものと悪いものを理解した上で利用する必要があります。野菜・果物の与え方は、加熱して小さく刻むか、生をすりおろして消化しやすくし、お腹かゆるくならないかなどを確認しながら、我が家では小皿にほんの少し小さく切った温野菜をあげています。犬は植物性の食べ物を人間のように上手に消化できないので、愛犬にとっての適量を探してあげのがいいですね。

迎えた時のワクワク感を最期の時まで

ワクワクしている様子の犬

犬は一度大好きになった飼い主さんを、生涯変わらず想い続けてくれる動物です。だから飼い主さんも、愛犬を看取るその時まで、迎えた頃のワクワクして嬉しくて大好き!って気持ちをずっと持ち続けてほしいなぁ!と思います。

散歩、健康、しつけなど、思うようにならないことはたくさんあって、時に心配したり時にイライラしてしまうこともあります。 でもそんな時は愛犬にも訴えたいことがあるのだと理解し、その気持ちに耳を傾けてあげて欲しいと思います。違う動物種でもわかり合えるのが、犬と暮らす最高の楽しさではないかと思います。

  • 更新日:

    2021.04.24

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。