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2021.04.03

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.66

パートナーに優しいレシピ|犬に手作りご飯やおやつをあげる意味

近ごろは、飼い主さんの意識が犬の「手作りご飯」や「手作りおやつ」に向いてきているように思います。
「手作りご飯やおやつに興味はあるけど難しそう」「良いドッグフードがたくさんあるのに必要なのかな?」という方へ、今日は手作りご飯やおやつをあげる意味や考え方、そして簡単に取り入れられる手作り食についてご紹介します。

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

手作り食を与えるメリットとデメリット

犬 手作り食 レシピ

愛犬のご飯を手作りすることの良いところと苦労するところを挙げてみます。

手作り食のメリット

  • 保存料を使わずに作ることができる
  • 新鮮な食材を使うことができる
  • 体調に合わせた材料を選ぶことができる
  • 水分をたくさん摂ることができる
  • 喜ぶ犬が多い
  • 非常時に食べられる食材が増える

手作り食のデメリット

  • 毎回メニューを考えるのが大変
  • 犬が食べられるものの確認や調理に注意が必要
  • 調理に時間がかかる
  • ドッグフードよりコストがかかる
  • 新鮮な食材を常にストックしなくてはならない

もう少し詳細に

愛犬の献立を考えるのは、人間の家族のために食事を作ることとと同じような感覚かもしれませんね。
手作り食のメリットとデメリットをもう少し詳しく見てみましょう。

愛犬の体に合った食事を提供できる

手作り食の最大のメリットは、愛犬の体質や体調に合わせて食材を選んであげられるところではないでしょうか。食感も愛犬好みにできるし、ドライフードより圧倒的に水分量が増えるので、あまり水を飲まない子にも適しています。

犬は食べ慣れないものに抵抗感を持つことがありますが、さまざまな食を通して食べられる物が増えることで、ドッグフードが万が一なくなった場合でも冷蔵庫にある野菜や肉で非常食を作ることもできます。

時間に余裕がないと手作り食は難しい

手作り食の難しい点は、要約すると3つあります。

  • 時間がかかる
  • 食材の調達が必要
  • コストがかかる

人間も野菜や肉などを共有すればコストの面では少し緩和されますが、それでも肉などの調達が必要になることもあります。

また、袋からボールに移すだけのドライフードとは違い、手作り食はカット、加熱などの簡単な調理を伴います。

栄養バランスを考えながらメニューを考え、それに合わせた食材を調達し、調理するという作業が、手作り食には不可欠になります。

手作りご飯やおやつを与えることの意味

犬 手作り食 レシピ

栄養で質の良いドッグフードがあれば、それを食べることが愛犬にとって一番体に良いし、飼い主さんも悩むことなく生活ができるでしょう。手作りするというのは、少なからず手間がかかり、時間に余裕がないと毎日続けるのは難しいことです。

そして、ドッグフードだけで健康管理をしたいと考える方もいらっしゃると思います。でも犬に手作り食をあげることは、私は良いことではないかと考えています。
その理由をお話しします。

犬の食べる楽しみを広げることができる

犬の楽しみは、食べること、散歩すること、遊ぶこと、大好きな飼い主さんと一緒にいることではないでしょうか。人間に比べて、犬の楽しみはとてもシンプルです。

だからその楽しみのバリエーションを少し増やすために、色々な食材を使ったおいしい手作り食を犬はとても喜びます。

体に良いものを使って作ってあげることで健康効果も得られるのであれば、手作り食はより価値のあるものになりますね。

愛犬と一緒を飼い主さんも楽しめる

犬が飼い主さんの食べ物を欲しがる時、飼い主さんも「同じ物を一緒に食べられたらいいのにな」と思うことはありませんか?

そんな時、愛犬が食べられる食材だけを取り分けて加熱してあげるだけでも、犬は大喜びで食べてくれます。そんな様子を見ると飼い主さんも嬉しいですよね。

全く同じでなくて良いのです。ほんの少し食べ物を共有するだけで、愛犬も飼い主さんも一緒に食べることを楽しむことができます。

休日だけの特別メニューとして手作り食を

犬 手作り食 レシピ

今回ご提案したいのは「時々手作り食」です。

愛犬のご飯をすべて手作りにするのは、栄養面の勉強や食材のバランスを考える必要があり、専門家のサポートがなければ難しいこともあります。
そこで、こんな手作り食はいかがでしょうか。

  • 休日だけ手作り食にする
  • ドッグフードのおかずとして手作り食を出す

ここでの注意点は以下のようになります。

  • 犬が食べて良い食材を把握すること
  • 犬が食べられない食材が混ざらないようにすること
  • 基本的に加熱して与えること

これらの点を気をつけながら、手作りをしてみましょう。

飼い主さんのご飯の食材を少し取り分ける

画像のスープは、私が自分のご飯を作った時に使った鶏肉、ブロッコリー、豆腐などを細かく刻んで加熱し、ゆで汁ごと器に盛ったものです。これに犬用の発酵野菜を少し入れてみました。

スープの横には、いつも食べているドッグフードを置いています。スープを食べきってから、ドッグフードを食べて、うちのコもお昼ご飯を楽しんでくれました。

食材をストックしておくのもおすすめ

飼い主さんも、たまにはカップラーメンや冷凍食品で済ませたいこともありますよね。

そんな時のために、普段調理した時の食材を取り分けてラップなどに包み、冷凍保存しておくのもおすすめです。

たとえば温野菜にしたニンジンやブロッコリーなどをひとかけらだけ、脂身のない肉を一切れだけ、というように小分けにして冷凍しておけば、すぐにレンジで加熱して愛犬の手作りおやつにすることができます。

お刺身を買った時に、一切れ取り分けて加熱してあげるのも喜びますよ。

難しく考えず、おすそ分けの気分で作ってあげるだけで簡単に手作り食ができあがります。

楽しみを広げるための手作り食からスタート

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手作り食を取り入れることで、愛犬が食べられる食材のバリエーションが増え、たとえドッグフードがない場面でも戸惑うことが減ります。

また、色々なものをおいしいと感じながら食べることで、愛犬の楽しみを広げてあげることもできます。

基本的にドッグフードを食べ、時々飼い主さんが手作りしてあげるというスタイルは、飼い主さんご自身の知識も広がり、負担の少ない取り入れ方ではないかと思います。
機会があったら、ためしてみてくださいね。

  • 更新日:

    2021.04.03

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。