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柴犬 小説
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2021.04.11

アマチュア小説ライターが綴る、犬と暮らした日々のこと【第2部】|vol.8

豆しば暮らし|その名はドッグラン

今日もいつものメンバーで、早朝のお散歩。
早朝と夕方のお散歩で、メロンは、小さいながらもしっかりとした体つきになってきたようです。

#柴犬 / #豆しば暮らし

笠井 ゆき/ライター、葬儀司会者

この記事は、アマチュア小説家が「犬と暮らした日々のこと」をもとに綴る創作物語【第2部】の連載第8話です。

タラコちゃんのお母さんは情報通

「そういえば、みんな知ってる?」

タラコちゃんのお母さんが言いました。

「なになに? もしかして新情報?」

みんな、興味津々です。

「あ、タラコちゃんのお母さんってね、情報通なのよ。どこからか情報を集めてきて、私達に教えてくれるんだよねー」

新参者のママのために、ナッツくんのお母さんが説明してくれました。

「さて、今回はどんな情報を入手したのかな?」

「実はね、A町にとても広いドッグランができるらしいの。来月には完成するみたい」

「A町だったら、車で1時間半くらいか…。結構近いよね!」

ママ達が暮らすだだっ広い北国では、移動手段の中心は車です。1時間半くらいなら、さほど遠いとは感じません。

「毎度、有益な情報をありがとうございます!」

お母さん達は盛り上がっていますが、ママは今ひとつピンときませんでした。

ドッグランって…?

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「あのう、水を差すようで申し訳ありませんが…、ドッグランって何ですか?」

おずおずと、ママはたずねます。

「メロンちゃんのお母さん、犬を飼うのは初めてなんだもんね」

ミカンちゃんのお母さんがフォロー。
そこへ、ナッツくんのお母さんが続けました。

「ドッグランってね、ノーリードでドッグをランさせてもオッケーなところ!」

ルー大柴かとツッコミたい衝動と必死に戦いながら、ママはさらにたずねました。

「つまり、犬を自由に走り回らせることができるところってこと? そんな夢みたいな場所があるんですか?」

「あるある! この近くにもあるんだけど、ちょっと狭くてね。犬同士でケンカになっちゃうことが多いの」

「だから、思いっきり広いドッグランがあるといいねぇって、よく話してたんだ」

なるほどー!
これはいいことを聞いたと、ママはタラコちゃんのお母さんに感謝しました。

来月が待ち遠しい!

その夜、ママは早速パパに、ドッグランの話をしました。

「そんな素敵な場所があるの?!」

もちろんパパも、ドッグランという単語そのものが初耳です。

「行ってみたいねー!」

「そう言うと思った! でもね、完成は来月らしいんだ」

「そっか…。待ち遠しいなぁ。完成したら、絶対に行こうね!」

それから二人は、メロンがどんな走りをするのか想像してみました。

「お散歩するようになって、体つきがしっかりしてきたと思うの。だから、意外に速く走れるんじゃないかな」

「そうかぁ? 体そのものは小さいから、速いと言ってもねぇ…」

「グレーハウンドだっけ? ドッグレースに出る子。時速70キロメートルで走るらしいよ。メロンならそのくらいいけそうだってば!」

相変わらず親バカだな…。
パパは、内心そう思いながら、ママの話に相槌を打っていました。しかし、あながちそういう訳でもなく…。

  • 更新日:

    2021.04.11

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ライター・専門家プロフィール
  • 笠井 ゆき
  • ライター、葬儀司会者
  • 年中無休の犬好き、犬バカです。只今、自宅警備員まめお(パピヨン)と同棲中!犬を愛する喜びを、皆さまと分かち合ってゆけたら幸せです。どうぞよろしくお願いいたします。