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2021.03.30

【東京都杉並区】は避難所にペットと避難できる?サポート体制やルールまとめ

ここ数年、地震や台風などによる自然災害が頻発しています。もし避難所への避難が必要になったとき、ペットを連れてどのように避難したら良いかわからない飼い主さんは少なくないのではないでしょうか。
ここでは、杉並区では避難所にペットと避難できるのか、避難所でのペットのサポート体制、避難する際のルール、用意しておきたい防災グッズについてご紹介します。

文:江野 友紀/認定動物看護士

杉並区では避難所にペットと避難できる?

避難所 ペット 杉並区

杉並区では、災害時にペットと一緒に避難する「同行避難」が可能です。

杉並区でペットと同行できる震災時の避難所は65カ所

杉並区には、震度5強以上の地震が発生した際に65ヵ所の震災救援所(避難所)が設置され、全ての施設にペットを連れて避難できます。

また、水害時には19ヵ所の避難所設置され、土砂災害時に設置される避難所が4ヵ所設置されます。水害時はまず杉並会館と荻窪地域区民センターの2ヵ所が優先的に開設され、状況によって他の避難所が開設されます。

ペットと避難できる避難所の一部をご紹介します。

ペット同行できる主な避難所郵便番号住所
天沼小学校 167-0032 杉並区天沼2丁目46番3号
井荻小学校 167-0041 杉並区善福寺1丁目10番19号
永福小学校 168-0064 杉並区永福2丁目16番33号
大宮小学校 166-0013 杉並区堀ノ内1丁目12番16号
荻窪小学校 168-0081 杉並区宮前2丁目13番18号
久我山小学校 168-0082 杉並区久我山5丁目18番7号
沓掛小学校 167-0033 杉並区清水3丁目1番9号
三谷小学校 167-0023 杉並区上井草3丁目14番12号
四宮小学校 167-0023 杉並区上井草2丁目12番26号
松庵小学校 167-0054 杉並区松庵2丁目23番24号

大規模延焼火災が発生したら「広域避難場所」へ

震災時に大規模延焼火災が発生した場合には、火の手から身を守るための「広域避難場所」に避難します。主に大きな公園や広場などが指定されており、中野区役所一帯や和田堀公園一帯など、19ヵ所が指定されています。

杉並区の避難所におけるペットのサポート体制は?

避難所 ペット 杉並区

杉並区の避難所におけるペットのサポート体制をご紹介します。

ペットの避難ガイドラインはある?

杉並区では、飼い主さん向けのパンフレット「ペットのための災害対策心得」を作成しています。

詳しくはこちら

一緒に避難できる動物に制限はある?

杉並区では犬や猫、鳥、小動物、水槽の動物などと一緒に避難できます。動物種によって避難方法に違いがあるので、あらかじめガイドラインを確認しておきましょう。特定動物を飼っている場合には、東京都動物愛護相談センター業務係に問い合わせましょう。

避難所でペットはどのように管理される?

ペットと同じ避難所に避難できますが、その施設で人と動物は別々の場所で生活することになります。飼い主さんが用意したケージ内で、他のペットのケージと並べられたり、重ねられた環境で過ごすことになります。

避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?

災害でケガをした動物のために、杉並区では震災救援所の5ヵ所に、災害でケガをした動物のための「負傷動物救護所」が設置されます。入院や手術を必要としない簡単な治療を受けることができます。内用薬や外用薬の処方は原則行われません。

震災救援所郵便番号住所
井草中学校 167-0023 杉並区上井草3丁目20番11号
杉森中学校 166-0001 杉並区阿佐谷北5丁目45番24号
東田中学校 166-0015 杉並区成田東3丁目19番17号
高井戸第二小学校 168-0082 杉並区久我山4丁目49番1号
杉並和泉学園 168-0063 杉並区和泉2丁目17番14号

負傷動物救護所が設置される震災救援所

災害備蓄品としてフードの用意はある?

避難所にはペットフードやペットシーツなど、ペットに必要な物は用意されません。飼い主さん自身で最低5日分のフードや水、その他必要なものを準備する必要があります。

杉並区で避難所にペットと避難する際のルールは?

避難所 ペット 杉並区

杉並区で避難所にペットと避難する際のルールの一部をご紹介します。

ルール【1】動物種ごとに合った方法で避難する

犬はコントロールできる長さのリードを装着します。小型犬はキャリーバッグに入れると良いでしょう。猫はパニックになって逃げ隠れてしまうことがあるので、洗濯ネットやキャリーバッグに入れて逃げてしまわないよう注意しましょう。
鳥や小動物の場合、逃げ出してしまうと探すことは困難です。素早く保護し、移動中にケージが開いたり隙間から逃げないよう注意しましょう。

ルール【2】世話・管理は飼い主さんが行う

ペットを世話してくれる人がいるわけではないので、食事や排泄物の処理も含め、世話は全て飼い主さん自身が行います。ペットに必要な物資が届くには時間がかかることもあるので、同行避難に備えて必要な物資を備蓄しておきましょう。

ルール【3】他の避難者に配慮する

避難所では動物が好きな人ばかりではなく、中には動物アレルギーをもつ人もいます。ペットはキャリーケースやケージに入れたり、リードにつないで他の避難者の迷惑にならないように配慮しましょう。

ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選

避難所 ペット 杉並区

いざというときに役立つ防災グッズを5つご紹介します。

キャリーバッグは丈夫で重ねやすいものを用意

布製のキャリーバッグは軽くて持ち運びに便利ではありますが、避難所では重ねられることもあるので、丈夫で重ねやすいものを用意しましょう。
サイズはスペースを取りすぎないよう大きすぎないものが良いですが、長時間過ごすことを考えると狭すぎても窮屈になってしまいます。適切なサイズのものを選びましょう。

迷子札があると安心

災害時にペットが迷子になったり、離れ離れになってしまったときのために、ペットの首輪には迷子札を装着しておきましょう。

持ち運びやすい食器は重宝する

避難時には、折り畳み式のボウルが便利です。コンパクトなので場所を取らず、水飲みとしても、フードやおやつ入れとしても活躍します。

リードや首輪は予備を用意しておこう

避難時にはペットにとってリードが命綱になります。不具合に備えて予備を用意しておきましょう。伸縮機能のない、しっかりとしたリードがおすすめです。

ペットシーツがあると便利

犬や猫を飼育する家庭ではペットシーツを常備していることが多いですが、災害時に備えて多めに備蓄しておくと良いでしょう。排泄物や嘔吐物の処理の他、大きめのものでればマットの代わりに、ケガをしたときには包帯としても使えます。

杉並区の避難所情報を頭に入れて愛犬と一緒に備えよう

避難所 ペット 杉並区

自然災害の発生を完全に予測したり、未然に防ぐことはできません。いざというときのために、避難所情報を頭に入れておきましょう。また、杉並区では定期的に区立小中学校を会場とする「総合防災訓練」においてペットの同行避難訓練を実施しています。防災意識を高めるためにも、積極的に参加してみまてくださいね。

  • 更新日:

    2021.03.30

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ライター・専門家プロフィール
  • 江野 友紀
  • 認定動物看護士
  • 地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。 ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。 普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。 ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。