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2021.03.15

東京都中央区はペットと同行避難できる?もしもに備えて愛犬を守る知識を

いつ起こるかわからない災害に備え、ペットを飼っている方は避難時の対応をしっかり把握しておく必要があります。 しかし、避難所ではペットを受け入れてくれるのか、どんな持ち物が必要なのかなど、多くの疑問をお持ちかとも思います。
本記事では、ペット連れの避難事情について、東京都・中央区の避難所の情報と災害時の対応について詳しくまとめました。 事前に情報を把握しておき、いざという時でも冷静な行動をとれるようにしましょう。

後藤 俊/ライター

東京都・中央区では避難所にペットと避難できる?

ハードタイプの避難用ケージに入る小型犬

早速「東京都・中央区」に問い合わせを行ったところ、避難所にペットを受け入れるかどうかについては現在検討を進めている最中であり、はっきりと特定の避難所は指定できないとのことです。

しかし、今後はペットの受け入れができる施設を増やしていく方向性ではあると回答していただきました。(2021年2月にヒアリングを実施)

現状においては、災害時に親戚の方の家や実家が無事な場合、そちらに避難していただく「在宅避難」が推奨されています。もしも、一時的に避難する家が無い場合は、避難所へペットを連れてきても大丈夫とのことでした。

中央区の主な避難所

中央区では、学校や区が運営している施設などを合わせ、計23カ所が避難所として指定されています。建物の改築等で一時的に防災拠点が変更となっており、下記の表では25カ所となっています。

中央区避難所一覧(2021年2月現在)

  1. 城東小学校(2019年9月以降、建物改築工事のため「京橋区民館」が防災拠点になっています):八重洲二丁目2番2号
  2. 京橋区民館:京橋二丁目6番7号
  3. 京橋プラザ:銀座一丁目25番3号
  4. 泰明小学校:銀座五丁目1番13号
  5. 銀座中学校:銀座八丁目19番15号
  6. 中央小学校:湊一丁目4番1号
  7. 明石小学校:明石町1番15号
  8. 京橋築地小学校:築地二丁目13番1号
  9. 京華スクエア(1,2階):八丁堀三丁目17番9号
  10. 明正小学校:新川二丁目13番4号
  11. 常盤小学校:日本橋本石町四丁目4番26号
  12. 十思スクエア日本橋小伝馬町5番1号
  13. 日本橋小学校:日本橋人形町一丁目1番17号
  14. 有馬小学校:日本橋蛎殻町二丁目10番23号
  15. 久松小学校:日本橋久松町7番2号
  16. 日本橋中学校:東日本橋一丁目10番1号
  17. 阪本小学校(2019年9月以降、建物改築工事のため「阪本小学校仮校舎」が防災拠点になっています):日本橋兜町15番18号
  18. 阪本小学校仮校舎:日本橋兜町15番3号(坂本町公園内)
  19. 佃島小学校:佃二丁目3番1号
  20. 佃中学校:佃二丁目3番2号
  21. 月島第一小学校:月島四丁目15番1号
  22. 月島第二小学校:勝どき一丁目12番2号
  23. 月島第三小学校:晴海一丁目4番1号
  24. 晴海中学校:晴海一丁目5番3号
  25. 豊海小学校:豊海町3番1号
参考文献

中央区の避難所におけるペットのサポート体制は?

雪の上でハードタイプの避難用ケージに入る震える小型犬

中央区でペットを連れて避難する際に、多くの方が持つ疑問に回答していきます。災害時に冷静な避難ができるように、事前に確認しておきましょう。

ペットの避難ガイドラインはある?

中央区のホームページでは「ペットのための災害対策」というガイドラインが配布されています。

ガイドラインには普段からできる家の中における災害対策や、ペットと避難する際の注意点が記載されているため、一度目を通しておくと安心です。

一緒に避難できる動物に制限はある?

中央区の防災拠点(避難所)では、原則として大型犬の同行避難は受け入れをしていません。基本的には猫や小型犬といった、ケージに入るサイズのペットの受け入れが想定されています。在宅避難や親戚等に預けることを想定した準備をする必要があります。

また、他の人に危害を加える可能性がある動物や、特殊な飼育環境を必要とする動物の場合は、受け入れを断られることもあるでしょう。

避難所でペットはどのように管理される?

避難所では、ペットと人間の生活エリアが区別されます。ペットは屋外にケージやキャリーを並べての管理となります。犬を飼っている飼い主さん同士で、一時預かりの相談などができると、災害時に心強い味方になってくれるでしょう。

避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?

避難所では診察を受けることができません。ペットのケガや病気には飼い主が対応しなければいけないため、避難所の近くに動物病院があるのかを事前にチェックしておきましょう。

災害備蓄品としてフードの用意はある?

避難所にはペット用品の備蓄はされていません。原則として、ペットの生活に必要な備蓄は飼い主が準備することになっています。5~7日分を目安に、備蓄を進めておきましょう。

参考文献

中央区で避難所にペットと避難する際のルールは?

ケージから外に出ている犬

避難所で多くの人にペットの存在を受け入れてもらうためにも、避難所内におけるマナーやルールがあります。トラブルを防ぐためにも、各項目に目を通してみてください。

ルール【1】ペット用品は飼い主が用意する

避難所で生活する上で必要となるペット用品は、必ず飼い主が用意しなければいけません。必要だとされる持ち物は以下の通りです。

避難所生活に最低限必要なペット用品

  • 首輪
  • リード
  • 迷子札
  • ケージ
  • 水と餌
  • トイレ用品

中でも、ケージやリードが無い場合は、受け入れを断られる場合もあります。これらの持ち物を必ず準備した上で、避難所へ向かいましょう。

ルール【2】しつけを済ませておく

ペットの鳴き声や飛びかかりによって他の人へ迷惑をかけないように、基本的なしつけは済ませておきましょう。

また、ペットはケージやキャリーバッグ内での生活となるため、嫌がらずに入れるようにしておくことも大切です。

ルール【3】ペットの健康管理をする

災害時は満足な治療が受けられない場合があるため、ペットが体調不良にならないように健康管理を行うようにしましょう。また、事前に各予防接種を済ませておくことも大切です。

ペットに持病がある場合は、災害時にどんな対応をすべきか、かかりつけの獣医師に聞いておきましょう。

ルール【4】ペットの衛生面の管理をする

ペットの体臭やフンは、他の避難者とのトラブルの原因になります。したがって、ペットの衛生管理はしっかり行うようにしましょう。

不衛生な環境は病気を引き起こすことにも繋がります。周りのためだけでなく、ペットのためにも清潔な環境を保ってあげてください。

飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選

避難所 ペット 中央区

災害時に役立つペット用のグッズを5つ紹介していきます。避難所に向かう際の防災バッグに何を入れたらいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.洗い流さないシャンプーでペットの体臭改善

ペットの身体を清潔に保つ上で必要なのがシャンプーです。シャンプーの中でも、水不足になる可能性を考え、洗い流さなくていいタイプのものを用意しておくといいでしょう。ペットの身体が不衛生になると、体臭や皮膚トラブルを発生させる恐れがあります。体臭は他の避難者とのトラブルにも繋がるので、しっかり予防できるようにしておきましょう。

2.光る首輪でペットの存在を周りに知らせる

夜道を避難する場合に備え、光る首輪を用意しておくと安心です。災害時は停電によって、道が暗くなる可能性が考えられます。 光る首輪を使用することで、暗い道の中でも他の避難者や車に対してペットの存在を知らせることができます。また、ペットの足元が照らされ、歩きやすくもなるでしょう。

3.吸水タオルがどこでも役立つ

吸水タオルを用意しておくことで、濡れたペットの身体を拭くのに役立ちます。雨などによってペットの身体を濡れたままにしておくと、風邪を引いてしまうことがあります。災害時の天気は予想できないため、いざというときのために備えておきましょう。 ペットの身体を拭く以外にも、こぼした飲み物の清掃にも使用できるので、人間の生活にも役立つグッズです。

4.収納に便利な折りたたみ式ボウル

災害時に使用するペット用のボウルは、折りたたみ式のものが便利です。防災カバンにすっぽり入るだけでなく、複数個持ち歩いてもかさばりません。ボウルはペット用としてだけでなく、人間用のお皿としても使用できます。状況に合わせて用途を変えられる便利なグッズですので、ぜひ備えておきましょう。

5.犬用の靴で足元の危険から守る

災害時は瓦礫やガラスの破片によって、足元が荒れる可能性が考えられます。ペットが足をケガしないように、ペット用の靴を用意しておくと安心でしょう。ペットにケガをさせてしまっても、避難所では満足な治療が受けられないことが多いため、そもそもケガをさせないことが大切です。どんな状況にも対応できるように、しっかり備えておきましょう。

避難所情報を頭に入れて愛犬と一緒に備えよう

避難所で飼い主に抱きかかえられる2頭の犬

東京都中央区では、避難所のペットの受け入れに関しては検討中であるため、今後の情報を待つ必要があります。 しかし、環境省では災害時にペットと一緒に避難することが推奨されているため、避難所に向かう場合には愛犬を連れて行きましょうまた、中央区では避難時のガイドラインが配布されています。事前に目を通し、災害時でも冷静な行動がとれるように備えてみてください。

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  • 更新日:

    2021.03.15

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ライター・専門家プロフィール
  • 後藤 俊
  • ライター
  • コリーとコーギーのいる家庭で育ち、愛犬たちがいる暮らしが当たり前に。一緒に過ごす時間を増やすためにも、犬に関する知識を学び始めました。愛犬との絆を深めるために必要な、正しい情報の発信を目指します。