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ご満悦な犬
犬の生態 / 気持ち
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2021.03.11

犬がかまってほしいときに見せる仕草とは?愛犬のかまってアピールをスッキリ理解!

犬は、飼い主さんに撫でてもらったり、遊んでもらったりすることが大好きです。そのため、かまってほしくてその気持ちをボディランゲージによって飼い主さんに伝えます。今回は、犬がかまってほしいときに見せる仕草・そのサインが見られたときに愛犬にしてあげたいことをご紹介します。

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:新井 絵美子)

犬がかまってほしいときに見せる仕草

膝の上に乗る2頭のチワワ

犬は、飼い主さんにかまってほしいときに、さまざまな仕草によりその気持ちを伝えようとします。愛犬の気持ちをキャッチするために、かまってほしいときに見せる仕草「かまってアピール」を覚えておきましょう。

1.クンクン鳴く

犬が、鼻にかかったような少し高い声で「クンクン」と鳴くのは、「そばにいてほしい」「こっちを見て!」などの気持ちの表れです。その気持ちが強いときは、飼い主さんにまとわりついてきたりすることもあります。

2.鼻先でツンツンしてくる

鼻先で腕などをツンツンしてくるのも、「撫でてほしい」「遊んでほしい」など、かまってもらいたいサインです。控えめにかまってアピールするその姿は、とても愛らしく感じることでしょう。

3.前足やあごを乗せてくる

飼い主さんがくつろいでいるときに、飼い主さんの腕や足などに愛犬が前足やあごを乗せてくるようなことも少なくありません。これもかまってほしいアピールです。「もっと遊ぼうよ?」「撫でてほしいな」などの気持ちが込められています。

また、かまってほしいがゆえに前足でチョンチョンと飼い主さんにタッチし、遊びに誘ってくるような素振りを見せることもあります。

かまってほしくて犬が噛むときの対処法

構ってほしくて飼い主さんの手を噛む犬

かまってほしくて気を引くために、犬が飼い主さんの手を噛んでくることもあります。これを許していると「噛めばかまってもらえる」と学習してしまうので、やめさせるようにしましょう。

最初は甘噛みであっても、やがて本気噛みへとエスカレートする恐れがあることから、「人の手を噛んではいけない」ことを必ず覚えさせましょう。

ここでは、かまってほしい気持ちによる噛み癖のしつけ方法を解説します。

ステップ1.はっきりと短く「ダメ」と一言だけ伝える

かまってほしくて手を噛んできたときは、犬が理解しやすいように、はっきりと短く「ダメ」と一言だけ伝えます。

噛んできたときに「ちょっと噛まないでよ?」などと言いながら、愛犬を振り払うために腕をバタバタさせるようなことはしないでください。犬は、「噛んだらかまってもらえた」と勘違いしてしまうので、噛む行為を強化させることになってしまいます。

ステップ2.無言でその場から立ち去る

「ダメ」と伝えたら手を引っ込めて、無言でその場から立ち去ります。このとき、愛犬のことも一切見ないようにし、安全に無視していったん離れるようにしましょう。

ステップ3.愛犬が落ち着いたらおもちゃで遊んであげる

愛犬が落ち着いたら、噛んでいいおもちゃで遊んであげましょう。このようにすることで、「噛むとかまってもらえずつまらない」と学習し、徐々に手を噛まないようになっていきます。

愛犬の“かまってアピール”に対して飼い主さんがしてあげたいこと

飼い主さんの膝に顎を載せて構ってほしい犬

ここでは、愛犬のかまってアピールに対して、飼い主さんはどのようなことをしてあげるとよいのかを解説します。

コミュニケーションやスキンシップを取る

愛犬が飼い主さんのそばに来て、かまってほしいのサインをしてきたら、「かわいいね」と話しかけたり、優しく撫でたりしてあげましょう。短い時間であっても犬は、飼い主さんにかまってもらえると満足し、心の安定につながります。

もちろん、過度な甘やかしはよくないですが、「かまってほしいサイン=犬の愛情表現」なので、愛犬の気持ちを汲み取ってあげましょう。

散歩時間を増やす・ルートを変える

愛犬の散歩時間を少し長くしたり、散歩ルートを変えてみたりすることで、いつも以上に飼い主さんと一緒に運動ができ、かつ気分転換になるので、愛犬の満足度が高まるでしょう。

特に、活発で運動欲求が高い犬種や甘えん坊な性格のコは、「飼い主さんと遊びたい(運動したい)」という気持ちが強かったりするので、十分に散歩をしてあげれば、かまって欲も落ち着いてくれることでしょう。

かまってほしいときの犬の仕草は飼い主さんへの信頼や愛情の証!

笑顔で舌を出す犬

犬が、かまってほしいという仕草をするのは、飼い主さんのことが大好きで信頼しているからこそです。そのため、愛犬の気持ちに寄り添い、コミュニケーションを取ってあげましょう。ただし、過度な甘やかしはよくありません。メリハリをつけて遊んであげましょう。

  • 更新日:

    2021.03.11

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。