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犬の生態 / 気持ち

2021.03.29

犬が「フン」「ピーピー」と鼻を鳴らす理由とは?音の違い毎に解説

犬は突然「フンッ」と鼻を鳴らしたり、「ピーピー」と変わった音を鳴らすことがあります。実は犬にとっては吠えること以外に、鼻を鳴らすこともコミュニケーションのひとつです。

本記事では、犬が鼻で鳴らしている音の違いによって、何を伝えようとしているのかについて解説していきます。最後まで読むことで、様々な場面で愛犬の要求に応えられるようになるでしょう。

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:後藤 俊/ライター)

犬が「フンッ」「フー」と鼻を鳴らす4つの理由

犬 鼻 鳴らす

犬は「フンッ」や「フー」といったような、息が多く混じった音で鼻を鳴らすことがあります。そこにはどんな理由があるのかについて見ていきましょう。

威嚇している

知らない人間や犬がいる場所では、威嚇の意味で力強く「フンッ」と鼻を鳴らすことがあります。このときに、相手をジッと見ていたり、唸っている場合は吠える前触れでもあるので注意が必要です。

犬が興奮しそうなときは、速やかにその場を立ち去るといったような対策をとりましょう。

嗅覚を整えている

嗅覚がいまいち働いていないときに、整える意味で「フンッ」と鼻を鳴らしているとも考えられます。その場合は、鼻水や異物が鼻の中に詰まっているのかもしれません。

人間が鼻をかむように、犬も「フンッ」と鼻から息を吐くことで、違和感を取り除こうとしているのです。頻繁にするようであれば、鼻の中に異物が詰まっていないかを確認してあげましょう。

機嫌が良くない

飼い主さんが遊んでくれないときや、おやつを中々くれないときにも「フンッ」と鼻を鳴らすことがあります。怒るほどではないですが、少しだけ機嫌が悪い状態です。

また、傍に来て何度も鼻を鳴らすようであれば、「どうしてかまってくれないの」といった不満の現れでもあります。

リラックスしている

犬が「フンッ」よりも少し長めの「フー」という音で鼻を鳴らす場合は、リラックスしている状態であることが多いです。床でくつろいでいるときや、食事の後などによく見られます。

一緒にいるときに「フー」と鼻を鳴らしたら、飼い主さんの傍が落ち着ける場所だと認識している証拠です。

犬が「ピーピー」や鼻を鳴らす理由

犬 鼻 鳴らす

犬が「ピーピー」と高い音で鼻を鳴らしているときは、少し困ったような表情をしていることが多いです。その理由について解説していきます。

不安を感じている

怯えていたり、不安を感じている場合に「ピーピー」と鼻を鳴らすことがあります。神経質な性格であったり、大人しく繊細な犬によく見られる行動です。

頻繁に鳴らすようであれば、慢性的なストレスを抱えているとも考えられます。ストレスは様々な病気の引き金となるため、不安の原因を探り、改善するように務めましょう。

甘えたい・寂しい

飼い主さんに甘えたくて「ピーピー」と鼻を鳴らすこともあります。甘えたいという感情以外に、少し寂しさを感じている場合もあるでしょう。

しかし、「ピーピー」と鼻を鳴らす度にかまってあげてしまうと、わがままな性格に育ってしまうかもしれません。可愛らしいからといって、過剰に甘やかさないようにだけ注意しましょう。

犬が「ブーブー」「ガーガー」と鼻を鳴らす理由

犬 鼻 鳴らす

犬が「ブーブー」や「ガーガー」といったような濁点のついた音で鼻を鳴らしている場合は、意図的に鳴らしている可能性が低いため注意が必要です。どんな問題があるのかを見ていきましょう。

興奮している

犬が興奮し、鼻息が荒くなっているときは、鼻に通る空気の量が多くなり、「ブーブー」や「ガーガー」といった音を発します。この鼻が鳴っている場合は、動きも落ち着かないことが多いです。

音と同時に鼻水も飛んでいるようであれば、かなり興奮しているといえます。興奮の原因を探り、落ち着かせるようにしましょう。

逆くしゃみをしている

鼻が鳴っているときに、くしゃみを吸い込んでいるような状態が見られる場合は、「逆くしゃみ」という症状であると考えられます。

逆くしゃみの詳しい発生原因はわかっていませんが、ほとんどが突発性のものだと考えられています。

症状は短時間で治まるため、犬が呼吸困難で倒れたりすることは稀です。あまりにも連続するようであったり、症状が重そうな場合は、一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

呼吸器系の病気の可能性

濁音の付いた音で鼻を鳴らしている場合は、呼吸器系の病気を発症していることも考えられます。呼吸が荒かったり、苦しそうにしている場合は注意が必要です。

考えられる病気は以下の通りです。

・短頭種気道症候群
・鼻腔狭窄

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犬とのコミュニケーションに活用しよう

犬 鼻 鳴らす

鼻を鳴らしたときの音の違いによって、犬の機嫌や体調の変化を知ることができます。それぞれの意味を覚えておくとで、犬が何を考えているのかを探るきっかけとして役立つでしょう。

また、鼻を鳴らすときに苦しそうにしている場合は、病気の可能性も考えられます。鼻を鳴らしたときの行動をよく観察し、感情表現と病気の違いを見分けられるようにしてください。

今回の記事を愛犬とのコミュニケーション向上に役立てていただければ嬉しいです。

  • 更新日:

    2021.03.29

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。