与え方に注意すれば、豆苗は愛犬に食べさせても大丈夫な野菜のひとつです。豆苗はエンドウの若菜なので、緑黄色野菜としての豊富な栄養素だけでなく、豆の栄養も一度にとれる栄養バランスの良さが特徴となっています。まずは、犬の健康にも嬉しい豆苗の主な栄養素を紹介していきます。
タンパク質は、筋肉や血液、皮膚や被毛など健康的な体を作るのに欠かせません。植物性のタンパク質は脂質が少なくダイエットにおすすめですが、犬に必要な必須アミノ酸を補うことができないため、他に動物性たんぱく質を一緒に摂取する必要があります。
ビタミンKは、カルシウムの代謝や出血の際に血液凝固を促す働きを持ちます。ビタミンKが欠乏すると骨が脆くなったり、出血時に血が止まりにくくなる可能性があります。
豆苗には含有量が多い野菜の一つであるほうれん草を上回る量のβカロテンが含まれています。βカロテンは体内でビタミンAへと変換されて、プロビタミンAとして視力の維持や皮膚・粘膜の健康維持を助ける働きをします。
βカロテンは、油脂と食べることで吸収率がアップすることから、油を使って豆苗を調理するのがおすすめです。
犬が食べても問題ない豆苗ですが、与える際は調理法や与え方などにいくつかの注意点があります。
豆苗は生で与えても大丈夫な食材ではありますが、うまく消化できない場合もあるため、消化しやすいように加熱調理を行うのがおすすめです。
また、豆苗の細長い形状は食べにくいので、細かくカットしてあげるとより消化しやすくなります。うんちの状態などをチェックし、消化しにくいようなら熱を通して柔らかくし、小さくカットして与えましょう。
どんな食材にも言えることですが、初めて与える食材はアレルギーの可能性も踏まえて、少量から与えるようにしましょう。
豆苗によるアレルギーによって、下痢や嘔吐、かゆみなどを引き起こす可能性も考えられるためです。もし、豆苗を食べたことで、上記のようなアレルギー症状が見られたら、与えるのをやめて獣医師に相談しましょう。
ここでは、愛犬のための愛情たっぷりな豆苗を使用したおすすめレシピを紹介していきます。愛犬の好みなどに合わせながら、ぜひ手作りごはんの参考にしてみてください。
まずは「豆苗入り鶏肉とジャガイモのガレット」です。オリーブオイルは少量だけ焼くときにひくようにします。
材料
作り方
続いて「豆苗とササミのスープ春雨」。水分補給させたいときにも役立つレシピのひとつです。
材料
作り方
「豆苗と大根の雑炊」は、普段のご飯にトッピングしてあげると喜ばれます。
材料
作り方
豆苗には、犬に必要な栄養素がバランスよく含まれており、手作りごはんにも取り入れたい野菜ですね。豆苗の与える量や与え方に注意しながら、栄養満点の手作りごはんを、まずはトッピングから作ってみてはいかがでしょうか?