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ゴールデンレトリーバーが木の棒を咥えて海辺で遊んでいる
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2021.04.19

君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~ 

愛犬の手作りごはん|肝を元気にする春のオススメ食材とは?

薬膳アドバイザーの資格を取得して以来、ディロンのごはんは薬膳の考えをもとにレシピを構成しています。そんな薬膳では「春は肝」の季節と位置付けます。巷では、春はデトックスの季節と言われていますが、本来は「肝」を元気にしよう!という意味があるのです。そこで今回は、なぜ春は「肝」なのかを詳しく解説します。また、合わせて春におすすめの食材もご紹介しますので、愛犬の手作りごはんの参考にしてみてくださいね。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

西村 百合子/ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士

春に「肝」をいたわる意味とは?

春の菜の花畑に佇むゴールデンレトリーバー

薬膳では、2月の立春から5月の立夏までの約3か月間を春と定義しています。1年の始まりの季節でもある春。冬の寒さが終わり、だんだんと暖かくなる春は、動物たちが冬眠から覚め、野山では植物が芽吹き始める季節です。私たちや犬たちの体も、暖かさとともに目覚め、活発に働き出します。

春は解毒の季節

実は、私たち人間や犬たちの体も冬の間は冬眠に近い状態にあります。血液の循環が悪くなり免疫力も低下する季節です。そんな冬の間は、内臓の働きも鈍くなります。そのため、肝臓の働きである解毒も遅れがち。つまり、体の中に毒素を溜め込んでしまっているのです。

そして、春の暖かさとともに、内臓の働きが活発になります。もちろん、肝臓も溜め込んだ毒素を排出しようと活発に働き始めるのです。このことから「春はデトックス」と言われるようになりました。

薬膳での「肝」とは?

海辺で木の棒で遊ぶゴールデンレトリーバー

薬膳では、体の機能を5種類に分けた「五臓」という考え方があります。五臓とは、肝・心・脾・肺・腎の5つで、西洋医学とは異なり、臓器だけではなく体の中での役割や機能を意味しています。今回は、春に注目される「肝」についてご紹介します。

「肝」が活発になるとどうなるの?

薬膳での「肝」は、肝臓だけではなく、自律神経を司ると考えられています。血流を促進させ蓄える肝臓の他に、ストレスやイライラに関係する自律神経の働きにも関係しているとされています。また、目の働きとも関わっていると考えられています。

春になり活発に体が動き始めることで「肝」の働きが過剰となり、ストレスが溜まりやすくなったり、のぼせやすくなるとされているのです。

「肝」の働きに有効な食材とは?

肝の働きに有効な食材たち

薬膳では、肝に働きかける食材として、緑色の食材、苦味があるアクの強い食材、酸味の食材が推奨されています。緑の食材は肝臓をきれいにし、アクのある食材は解毒、そして肝臓を元気にする酸味のある食材を選ぶことがおすすめです。

旬の食材を選ぼう

薬膳の考え方は、旬の食材そして自分が暮らしている地域の食材を選ぶこと。わざわざ遠くの地域から食材を取り寄せるのではなく、身近にある食材を選ぶことが健康に役立つとされています。肝に役立つ食材も、身近にある野菜を選ぶことがおすすめです。

春キャベツやしじみ、みかんなどがおすすめ

春が旬の食材といえば、何と言っても春キャベツ。柔らかくて甘みのあるキャベツは犬も大好きです。せり、菜の花といった野菜も肝の働きに役立つ食材です。また、肝機能を高めてくれるタウリンが豊富なしじみや肝臓の栄養となる動物性たんぱく質と植物性たんぱく質も組み合わせることが大切です。

愛犬ディロンの手作り春ごはん『ピンクのポトフ』

愛犬のための手作りごはん「ピンクのポトフ」

ディロンの春ごはんは、体質を考慮してビーツを使用したピンク色のポトフを作ってみました。奇跡の野菜・飲む輸血とも呼ばれるビーツは、血流を改善し、清潔な気や津液を各臓器に送る機能を助ける働きがあるとされるミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富な栄養価の高い野菜。しじみと昆布のだしをベースに、むくみや胃もたれを改善する菊芋、βカロチン豊富な人参、胃の機能を高めてくれるレンコンを入れました。レンコンは、生と加熱したものとでは栄養価が異なるため、すりおろしもトッピング。また、消化機能を高めてくれる大根おろし、緑の野菜でビタミン豊富なパセリも加えています。

たんぱく質もたっぷり

たんぱく質は、肝臓の栄養となる食材です。犬にとっても大切なたんぱく質ですが、肝臓に働くためには、動物性と植物性両方を摂ることが有効とされています。そのため、今回のディロンご飯には、馬肉、鰹のなまり節に納豆をプラスしています。食養生ごはんのポイントは、何かに偏らずバランスよく栄養素を摂取すること。肉ばかりではなく、魚や大豆製品を犬ご飯に取り入れて、さまざまな栄養を摂取できるように心がけることが大切です。

デトックスの言葉に惑わされないように

海辺を歩くゴールデンレトリーバー

最近ではテレビなどでも「春はデトックス」と耳にするようになりました。デトックスと聞くと、食物繊維が豊富なものをたくさん取らないと!と思いがちですが、食物繊維の多い食材は犬にとって消化の負担になりやすく、摂りすぎは禁物です。春は、デトックスの働きをする肝臓をいたわる食材選びをすることが大切。この記事を参考にして、ぜひともデトックスという言葉に惑わされないようにしてくださいね。

  • 公開日:

    2021.03.09

  • 更新日:

    2021.04.19

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ライター・専門家プロフィール
  • 西村 百合子
  • ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。